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2005年10月 6日 (木)

信託の歴史

 信託は、昔、昔、十字軍がいた時代に起源があるようです。このとき、兵士が留守宅に残した家族のために財産を信頼できる友人に預け、運用してもらい、生活費として家族に渡したそうです。その後、信託はイギリスで家族の資産承継のツールとして発展し、アメリカ大陸に輸出されました。アメリカでもイギリス同様、家族の資産承継のツールとして発展しましたが、それだけでなく金融商品のビークルとしても発展していきました。

 日本では、明治の御世に信託が輸入されました。信託会社としてたくさんの会社が設立されましたが、粗製乱造状態になり、破産する信託会社も多くあらわれ、信託の信用は失墜しました。信用の安定を図るために、政府は信託と銀行をくっつけようとしました。その結果、信託は戦後、銀行でしか営めないようになりました。このような状況で、日本の信託は、英米のように家族承継のツールではなく、投資信託のような金融商品のビークルとて発展されるようになりました。

 なお今回の信託業法の改正により、信託は金融機関以外でも営めるようになり、信託財産も自由になるので、金融商品のビークルにとどまらず、日本においても資産承継のツールや企業再生のツールとしても利用されることになるかもしれません。

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