ブランドって何だろう ルイヴィトンは凄い
ルイ. ヴィトンというと、私は、いつもお客さんが一杯入っている御堂筋に面した心斎橋の店が頭に浮かびます。ルイ.ヴィトンは、ブランド物のバッグで有名な店ですが、エルメスに比べると、価格帯が低く(といっても 10万円くらいはするのかなあ)、デザインも時代に応じて、変化(進化?)していってますね。
ヨーロッパの多くのブランドショップはお金持ちでブランド信仰のある日本にやってきましたが、ルイ.ヴィトンほど成功しているものはないような気がします。
ブランド戦略がすごいのでしょう。 うまいなあって思うことが2つあります。
1つは、日本というのは、西洋に比べて、働くようになってからも親元で生活する若者(特に女性)が多く、 彼らがもらう給料のうち、自由に使えるお金が、そこそこの年収のある中高年の人たちよりも遥かに多いのです。その自由に使えるお金をブランド物に使ってもらうために、イメージ戦略というか広報活動を上手にやってるのでしょう。若い女性が読む雑誌にイメージ広告をだしたり、セレブがルイビュトンを持ってる写真を出したりして、ルイビュトンを持つと、自分の価値が数ランクあがる!と思わせる → ルイヴィトンが欲しいと思う → ルイビュトンを買おう という自然の流れができるようにしてるのでしょう。
そしてルイビュトンの店に行くと、とても品のある作りで、ガードマンがドアを開けてくれ、中に入ると 上品にバッグが置かれている。 あのセレブが持ってたのと同じものだ。→買おう! で、ここでお値段の問題になるのですが、それがだいたい10万~20万円もあれば、まあ欲しいものが手に入るのです。この値段は、バッグという機能を考えると、非常に高いのですが、エルメスのように100万円を超えるなら大変ですが、これくらいの値段だったら、ボーナスで買えます。海外旅行を1回あきらめれば買えますよね。海外旅行は行っても、お土産と写真しか残らないけど、ルイビュトンのバッグは、永遠に残ります。そしてそのバッグを持つことにより、自分が数ランク上がったような優越感を持てます。こっちがいい!となるのでしょう。私は、逆に物より時間にお金をかけたいから、暇があったら旅行に出かけますが、
もう1つルイビュトンが凄いなと思ったのは、以前日経ビジネスに掲載された記事を思い出してなので間違っているのかもしれませんが、ルイビュトンが一般大衆に受けて売上を伸ばすと、高価なものから誰でも買えるものになるのでブランドイメージは、あまり上がりません。下がるかもしれません。そうなると、ブランド物を一杯買ってくれる優良顧客(本当のセレブ)が逃げていきます。
つなぎとめるためにどうするかというと、優良の顧客だけを集めてソサエティというか特別の会を作ります。そして、この会の人だけ特別に、豪華な催しに招待して楽しんでもらいます。たしか、スターウォーズの特別試写会への招待だったと思います。誰でも体験できないような面白いことを、特別の会に参加していたことにより体験できるとなると、うれしいですよね。 とてもうれしい→ そんなうれしさを提供してくれるルイビュトンはすばらしい→もっと買おう! となるのでしょう。
つまり 売上の裾野を広げる戦略と、コアになる顧客をつなぎとめる戦略 これを同時に鮮やかに行っているのだと思います。所得水準等に応じて顧客の優越感というかあなたは特別の人なのですよというイメージをバッグを通じて提供しているのでしょうね。
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