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2005年11月30日 (水)

管理型信託業でできること

 資産流動化型信託業を営もうとおもった場合、管理型信託会社と信託受益権販売業者の登録をした会社を作るというのが主流になるといわれてます。

 管理型信託とは、委託者の意思に基づいて信託財産を管理、処分するだけの信託であり、信託財産につき保存行為又は財産の性質を変えない範囲内の利用行為もしく改良行為のみが行われる信託です(信託業法2③一、二)。

保存行為、財産の性質を変えない範囲内の利用行為、改良行為とは?

信託会社等に関する総合的な監督指針5-2-1(2)より

 <?信託財産の保存行為とは?>

◎知的財産権等に対する侵害を排除するための行為 

 勝手に利用する人に使うな!と弁護士引き連れ主張する行為

◎未登記不動産等について登記等を行う行為

◎消滅時効の中断等財産権の消滅を防止する行為

 お金を貸したけど、ちっとも返してくれない相手に払ってね!と懇願するような行為もあるのかなあ

◎配当、利息の受取等財産権からの予定された収益を収受する行為

 預金の利息が預金口座に入ってくるようなこと

 <?財産の性質を変えない範囲内における利用行為とは?>

◎信託財産の管理又は処分により生じた金銭を普通預貯金により管理する行為

 たとえば土地信託で、家賃収入や土地を売却した場合の売買代金を普通預金に入れること

◎民法602条に規定する短期賃貸借に該当する行為

 短期賃貸借とは、処分能力、権限のない者(たとえば準禁治産者、相続財産の管理人)が賃貸借の当事者になる場合は、賃貸期間が短期間に制限されるということ

◎知的財産に関し他者の利用を制限しない通常実施権を設定する行為

◎知的財産に関し他者の利用を制限する専用実施権を短期間(3年以内)実施する行為

通常実施権、専用実施権は明日書きます。

 ☆財産の性質を変えない範囲での利用行為にならないものは?

◎ 預貯金を貸付債権に変更する行為

お金を貸しちゃだめ

◎上記短期賃貸借に該当しない賃貸借に該当する行為

602条によるとたとえば土地の賃貸借は5年 建物の賃貸借は3年となってるから、この期間を超える賃貸借契約を受託者は第三者と結んで、収益を得るのはだめということか?

◎知的財産権に関し専用実施権を長期間設定する行為

<?財産の性質を変えない範囲内における改良行為とは?>

◎無利息債権を利息付債権に変更する行為

利息0%から利息5%に変更するようなこと

◎財産権から担保権という負担を除去する行為

担保権をなくすことにより財産を自由に使える

 ☆次のような行為はだめ!

◎農地を宅地に変更する行為

◎預金を株式に変更する行為

ようするに違う資産(現金等以外)に化けるような行為はだめということかなあ♪

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