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2006年2月 2日 (木)

信託受益権と金融商品会計

 信託というのは、これから大発展が予想されるものですが、現状でも結構使われてますよね。

 土地信託は先週ちらっと書きましたが、他によくあるのが、売上債権(売掛金や受取手形など)を信託して、信託受益権を持ち、決済日よりも早く資金化できるというもの。

 これらの信託受益権について会社は会計上どう表示しているか?

 これについて金融商品会計というのがありまして、 原則的には下記のように処理するようになってますね。

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金融商品会計に関する実務指針 100

 金融資産の信託受益権(金銭の信託及び有価証券の信託を除く)の保有者は、信託受益権を次のとおり評価する。

 (1)信託受益権が質的に単一の場合には、信託財産構成物を受益者が持分に応じて直接保有するものと同様の評価を行う。ただし、信託受益権の保有者が多数で、信託財産を持分に応じて直接保有するのと同様の評価を行うことが困難な場合は(2)のように信託を実体のある事業体とした評価を行うことができる。

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 つまり投資信託とかじゃなくて、売掛金を信託したり、土地を信託した場合は、元の勘定科目を使うということかな。 信託受益権を買ってきた場合も、信託した財産の内容を吟味して、信託受益権の持分割合を乗じて表示をするということかな。

 でも、信託受益権が有価証券化されると、有価証券化された信託受益権については有価証券勘定とか投資有価証券勘定とかで計上されるのかもしれません。

 ちなみに現行の金融商品会計でも同一の信託財産に対して、内容の異なる信託受益権が何種類かあるような場合や、多数の投資家がいるような場合は、上記のような処理をせず、実体に応じて、貸付金やら有価証券として処理するようですが、

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