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2006年4月14日 (金)

新薬特許の信託 日経一面に載ってたこと

 信託大好きおばちゃんのお家は、マンションの9階で新聞は1階の郵便受けに入れられるんです。でいつも取りに行くのは、朝7時から近所のプールで1キロ泳いで、戻ってから。だからいつも最新の情報が遅れるんです。

 で、今日もそのパターンでして、 最近 わたくし、めでたく失業者(笑)になりまして、時間があるので、もう一本書きます。

 ついでにと言ってはなんですか。わたしブログを読んでいただいてもおわかりのように文章を書くのが大好きです。 専門的な文章を書くお仕事で、信託おばちゃんでもいいとお思いの方、ぜひ紹介してくださいね♪ 以上 若干の営業を。。。

 今日の日経の一面に新薬特許 ネットで売買 知財信託活用ってありますね。

ベンチャー企業や大学の持つ特許権を三菱UFJ信託に信託し、その情報を専用サイトで公開、 この特許はいける!と判断した大手製薬会社が、三菱UFJから特許の使用許可を受けて利用、ロイヤリティを支払う。そのロイヤリティから手数料を差引いて、受益者であるベンチャー大学に支払う。

 信託の形はいたってシンプルな 自益信託 委託者=受益者 で、かつ受益者の変更がないやつ。

 この知財信託を利用するメリットは、

◎自分のところの特許のユーザーが見つけられず、宝の持ち腐れになるところを信託を利用し、ネットである程度公開することにより、ユーザー(金主)を見つけられる。

◎特許権の侵害とかが起こったとき、専門家を雇う財力がないベンチャー企業のかわりに、受託者である信託銀行が退治することができる。

ただこれについては以前になんども書いているように、受託者に特許権の名義が移った場合、侵害した第三者に対して請求できる損害賠償の範囲が、自分で持つより狭まるという問題があります。

ベンチャー企業のようにそもそもこういう分野の専門家を持てない場合は、信託を使うメリットの方が多いかもしれませんが、自分のところで法律の専門家をなんぼでも雇える大企業の場合は、損害賠償の範囲が狭まるリスクの方が大きいからこの手法はとらないでしょう。

大企業も将来的には知財信託に参入すると思うけど、その時は、自益信託でしょうけど、信託受益権を販売して投下資本の回収という方法をとるでしょう。

信託受益権の有価証券化がそれを促すでしょう。ただ税制に関しては、この辺ファジー、いまのままでは何もできなくなるので、この辺が改正されて本当に動き出すのでしょうね♪

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