« ヒルズ黙示録と信託受益権 | トップページ | 昔、こんな節税対策があった »

2006年5月 8日 (月)

1つの土地が 2つの会社のBSに載る?

 不動産の流動化で、会社(オリジネーター)が不動産を証券化して、信託受益権をSPCに譲渡するということが、よく行われます。

 目的のひとつとして、資産のオフバランス化、 オリジネーターの貸借対照表(BS)から資産を減らしましょう。資本の効率化をはかりましょうというのがあります。

 でもいくらオリジネーターのBSから減ったって子会社に移したら、連結BSには資産がのっかってくるから、オフバランスにはならないんです。

 これじゃ困るということで、オリジネーターが有限責任中間法人(そのうち一般社団法人になるけど)に出資して、有限責任中間法人が有限会社(そのうち合同会社になるだろうけど)に出資して、有限会社が信託受益権を買い取ることになる。

 その結果、連結はずしもできる。 めでたしめでたし、とここではおわらないんですね。

 有限会社が匿名組合とかを利用して投資家から出資することになるけど、その投資家の中に、まずオリジネーターがはいってくる。 こけた場合のリスクは、通常オリジネーターがかぶるようなしくになってますよね。

 でもこのオリジネーターの出資というかリスク負担が、譲渡した不動産(信託受益権)の価額のおおむね5%(このおおむねがどういうことかは監査人の判断らしいですが)を超えるような場合は、ちゃんと譲渡していても、会計上は、譲渡していないので金融取引だということになる。つまり不動産はあいかわらずオリジネーターが所有しているとするそうです。

 現金 100   土地 10

        売却益   90

という仕訳が当初の仕訳で

土地 10     借入金 100

売価益 90

という仕訳を追加するということなのかなあ?

でもね ちゃんと法律上は売却しているんですよね。

そうするとSPCの方はやっぱり

土地 100      現金 100 

となるわけです。

つまり1つの土地が

オリジネーター側で 10 として計上され 

SPC側で 100として計上される。

へーーーー へんだけどね♪

|

« ヒルズ黙示録と信託受益権 | トップページ | 昔、こんな節税対策があった »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ヒルズ黙示録と信託受益権 | トップページ | 昔、こんな節税対策があった »