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2006年5月16日 (火)

シネマ信託 なんで金銭信託なの?

 いつも知財信託ネタになると登場するJDC TRUSTです。

 平成18年4月24日に「シネマ信託TM ~シネカノン。ファンド第1号~」信託設定及び運用開始のお知らせをプレス発表しています。

ファンドの概要として

ファンド名  シネマ信託TM ~シネカノン。ファンド第1号~

信託設定日 2006年4月24日

信託元本  46億4,000万円

投資スキーム 合同運用指定金銭信託

ファンド期間 2006年4月24日~2011年3月31日

運用方針  約20作品の映画著作権の信託受益権等を運用資産とする

この商品は、個人投資家向けだそうです。

で、なぜ合同運用金銭信託なのか? いきなり著作権の信託受益権じゃだめなのか?にいきつきます。

 信託受益権が譲渡されても損益がパススルーされるかの規定としては、土地信託通達しかないです。あれは不動産が前提ですね。

 著作権信託も適用できるかどうかは、明文では定かではないですが、過去にJDCが「阿修羅城の瞳」の信託受益権を機関投資家に販売していることから、国税と交渉したら、パススルー可能となったのかもしれません(あくまでも情報を知らないおばちゃんの想像です)。

 しかし問題は個人投資家なんです。土地信託の規定って最低一口1,000万円以上 しかもパススルーされたときの所得が何所得になるのか?たぶん雑所得でしょう。そうすると損失は、他の所得と損益通算されない。しかもパススルーだと、利益がでた場合、発生した段階で課税されるので、へたをするとキャッシュが入ってこないのに税金だけとられるという悲惨な状況になるかもしれません。

 そこで個人投資家向けのベストの方法として、でてきたのが合同運用指定金銭信託ということではないでしょうか。

 これだとパススルーはできないのですが、税法ではこの合同運用金銭信託は、但書信託のメンバーになります。そうすると収益に対して、発生した時点で税金が課せられるのではなく、投資家が収益を受取った時点で税金(所得税15%住民税5%)が課せられることになります。ついでにこの合同運用金銭信託を譲渡した場合の譲渡益は非課税ですね。

 おそらくこのような税金の問題があるから合同運用指定金銭信託なのではないのかなと思います♪

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