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2006年8月29日 (火)

事前確定届出給与と出向

1.事前確定届出給与って何?

事前確定届出給与って、平成18年の改正で可能になったもので、簡単にいうと事前にいつ、いくら払うということを決めたような賞与で、決めたとおりに1円の狂いもなく支払った場合は、損金(税務上の費用)として認めてあげましょうというものです。

以前の税法では、役員に対する賞与は、利益の分配のようなものだから配当と同じように損金になりませんでした。ただ取締役工場長というような肩書きの人に支払った賞与のうち、従業員としての働きに見合う部分については、損金として認められていました。

2.出向した場合

別会社に従業員を出向させるということはしばしばあります。この場合その従業員の働きに対する給与の払い方ですが、従業員に対して出向先法人が直接支払うこともあれば、出向先法人が従業員の給与見合いを出向分担金として出向元法人へ支払い、出向元法人が従業員に給料を支払う場合もあります。

もし従業員が出向して、出向先法人で常務取締役になった場合はどうなるのか。出向先法人が直接、常務取締役に賞与を支払った場合は、原則的には、損金とならない。常務取締役に直接支払わず、出向負担金として出向元法人に賞与を支払った場合も、その部分は損金にならないと思うのです。

3.出向して常務取締役となった人に対して支給する賞与が事前に確定している場合はどうなるのか。

それでは、出向して常務取締役になった人に対して支給する賞与が事前に確定している場合はどうなのでしょうか。

これも要件を満たしている場合は、賞与部分は損金となると思います。

出向先法人が直接支払う場合は、普通の会社と同じパターンで問題はないと思います。

では、出向負担金を出向先法人が出向元法人に支払うような場合で、その賞与に対して事前確定給与の適用を受けようとする場合はどうなるのか。

届出に支給日とか書いてあるけど、このケースの場合は、出向元法人に負担金を支払った日なのでしょうね。

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