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2006年10月29日 (日)

江戸の誘惑

昨日、午後から某大学院の公開講座に出席して(いまいち、講師が何をいっているかわからなかったのですが)それから、両国の江戸東京博物館へ出かけました。

両国って、国技館のある街ですよね。そのわりにはあんまり風情を感じなかったのですが、その国技館の横にどーんと大きな建物があってその中に江戸東京博物館があります。

その江戸東京博物館の特別な催しとしてボストン美術館所蔵、肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」があります(2006年10月21日~12月10日)。

浮世絵は版画でかかれたものがメインのようですが、実は肉筆でかかれたものもあります。これは浮世絵のオートクチュールであり、非常に希少価値の高いものです。その希少価値の高いものの多くが実は、日本ではなく、アメリカのボストン美術館で所蔵されています。そして今まであまり公開されず、調査もされていなかったのですが、今回日本で公開されるようになったようです。すでに神戸と名古屋では公開されていたようですが、

で、絵心もない素人の私がみても、見ごたえ十分で、入場料を凌駕する感動を与えてくれるものだと思います。

江戸というのは、鎖国状態なので、異文化を吸収することも不可能に近いので、たいした文化が創られることはないだろうとも考えられるのですが、どっこい、江戸の文化は独特な進化を遂げていたんだなという印象を受けます。

今みても、江戸に生きた人々(女の人が多いですが)の息遣いが、ただの模写で終わらず、作家の中で発酵され、芸術というか人を感動させる領域にまで昇華されているんですね。品格があるんですよ。春画にしてもね。

私が一番感銘を受けた絵は、葛飾北斎の「鏡面美人図」です。これは後姿の女の人が鏡を見ながら、左手で髪を結うかんざしを動かしている様子を描いたものです。ただ顔が、前にある丸い鏡に映し出されており、まあ美人に分類されると思います。

そしてただ済ましているのではなく、小さな口に赤い果物のようなものを含んでいて、なんとなく色っぽい。

浮世絵全般にわたる印象は、登場人物の体の線というか着物も含めてですが、非常に流麗なカーブを描いていてそれが、なんともいえない色気を漂わせています。

また喜怒哀楽をはっきりあらわしているような表情の絵はあまりなく、どの人も無表情に近い。だけど冷たさは感じず、透き通ったような品格を感じてしまいます。

素敵だなと思った浮世絵の世界。この展示会が終わるとアメリカに帰ってしまうのですね。自分の国の文化を自分の国で常時見れないというのは、少し悲しいことですが♪

                              

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ホントに両国って、相撲の町なんですね。 駅に降りるとまず相撲取りの肖像画(写真?)が改札の前にデーン!!と2枚。 そして改札を出ると駅の敷地内に「ちゃんこ鍋」屋。と相撲にまつわる「みやげ物」屋 一瞬、自分が相撲観戦に来たのかと勘違いしてしまいそうです(笑)... [続きを読む]

受信: 2006年10月29日 (日) 15時03分

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