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2006年10月 9日 (月)

磯田道史さんの「武士の家計簿」

今朝の東京は雲ひとつない素敵な青空♪

今日は一日どうしようかな♪ 東京見物しようかな♪ でもどこがいいのかわかんない♪

磯田さんの武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新を少し読んでます。これは生の武家の生活が、数値的な裏づけに基づいて描かれていて面白いです。

この家計簿を書いた猪山家というのは、そろばんで身をたてて出世した家です。今で言うと経理とか財務でしょうか。猪山信之が出世したのは、加賀藩の当主に江戸幕府の将軍の娘が結婚してきたときの膨大な催し等の費用の切り盛りをして、無事滞りなく完了させたことだと思います。

この結果、彼は出世したのですが、それに比例して交際費も激増したけど、収入がそれほど増えなかったので、頸がまわらないほど借金が増えてしまいました。

そこで彼ならびに彼の家族は、もてる財産を売り払ってお金に代え、借金の返済にあて、債権者には、売却代金であるだけのお金は返すが、残金は、無利子で10年間で返済ということになりました。

この財産の売り払いで、猪山信之の妻は、自分の嫁入り道具の着物も全部売り払い、それだけではすまず、実家からいくばくかの資金の無償供与(贈与ということやね)を受けたようですが、

猪山さんの家が膨大な借金の山となったのは、何も贅沢三昧の生活をしたわけではありません。どうも武士の世界というのは、親戚づきあいやら、武家同士のつきあいやらによる出費が膨大にかかるような世界だったようです。この出費というのは、武家が生きていくためには必要経費であり、かつ管理不能は経費であったようです。

また借金をする場合、通常金貸しだから商人からお金を借りるものと思われそうですが、武家の場合、担保になるものがなかったのでなかなか難しかったようです。したがって金利も、他の人よりも武士の方が高かった。

商人からお金を借りるのが難しいから、武士は、結局、親戚縁者からお金を借りることになります。お金を借りるためには人間関係を円滑に作り上げておく必要がある。そのためには、冠婚葬祭やらなんやらにも参加し、それなりのお金をだす必要がある。だから交際費がかかり、それが借金により賄うことになる。というループができるのですね♪

いまどきの社会は、人間関係が薄くなってきて、冠婚葬祭の費用も昔ほどかかりませんが、だからといって借金が減るわけでもない。今は、自分の贅沢に使われている個の時代なのでしょうか♪

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