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2006年11月 6日 (月)

信託って何だろう

信託法の改正案が国会で審議されている途中だと思います。信託というのは、知っている人はぱっとイメージできるものですが、一般の人にとっては非常にわかりづらいものです。

信託法案では信託とはどういうものかというのを3条で定義していますが、これがまたまたわかりづらい。でこの3条でいう信託をわたしなりにデフォルメして書いてみると、

信託の基本形というのは、ある人「委託者」が所有している資産を別の人「受託者」に譲渡して、その受託者にその資産の管理、運用をまかせ、その資産から生じた利益を、ある人「受益者」に配分するような契約です。

この場合、当事者が3人 つまり委託者≠受益者のような信託のことを「他益信託」といいますが、実務上多く存在している信託は委託者=受託者のような信託、「自益信託」です。

委託者が所有している資産を受託者に譲渡するような信託が一般的ですが、信託法改正案では、資産を譲渡せず、担保権を受託者に設定するような信託も認められるようになります。このことにより資金調達コストを下げる効果があると考えられます。

また現行の信託法では、委託者=受託者のような信託はできませんが、信託法の改正により委託者=受託者のような信託が可能になります。このことによりたとえば事業会社が事業部門の一部を信託して、信託受益権を発行し、投資家に販売することにより、より早いい投下資本の回収が可能になります。

受益者は原則的には必要ですが、受益者のいないような信託を設定することもできます。ですから信託した財産を奨学金や助成金として交付するようなこともできます。

また信託というのは、いわゆる一般の契約だけでなく遺言でもできます。つまり遺言で、自分の財産を誰かに渡すというような信託もできます。

信託銀行が遺言信託という商品を販売していますが、この遺言信託と信託法が想定する遺言信託というのは少し違います。現在信託銀行が販売している遺言信託というのは、単に遺言を保管するだけのものや遺言整理を依頼された範囲で行うものですが、信託法が想定する遺言信託は、被相続人の死亡により被相続人から依頼された資産を受託者として引き受け、その財産の管理をしながら遺言にしたがって受遺者に財産を分割していくことです。つまり被相続人の相続財産にかかわる問題を一手にひきうけるようなところもあるので、リスクが高く報酬に見合わない場合も多いので、商業ベースではあまり広がらないのではないかと思います。

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