« 後継遺贈型の受益者連続型信託の相続税 | トップページ | 離婚をして、年金をゲット! »

2006年12月23日 (土)

匿名組合の利益の分配に対する源泉税の改正

匿名組合というものがあります。TK-GK(旧YK)方式でおなじみのビークルです。

登場人物は、お金を出資する人Xと、事業を行う人Yです。Xは、Yにお金を出資します。Yはそのお金を元に事業を行います。事業を行うから儲かる場合もあれば、損する場合もあります。儲かれば利益を出資者分配するのですが、これだけだったら単に会社を作って株式という形で出資してもらうのとかわりません。匿名組合の特徴としては、Yの事業収益をXに配賦しますよというしくみになっています。利益も分配すれば損失も分配しますよということです。

損失を分配する場合は、お金が出資者に流れないのですが、利益を分配する場合は、お金が出資者に流れます。これって配当と同じようなものですよね。配当を株主に支払う場合は、所得税や住民税を源泉徴収します。

匿名組合はどうなっているかというと、匿名組合出資者が外国人や外国法人の場合は、20%の源泉税が必要になっています。租税条約により源泉税が必要ない場合もありますが。

匿名組合員が居住者や内国法人の場合は現状ではどうなっているかというと、組合員が10人未満の場合は源泉税がいらないのです。だから匿名組合の組合員は通常10人未満に設定していると思います。

平成19年の改正で組合員が居住者や内国法人である場合、たとえ組合員が1人でも利益の分配に対して源泉税をかけるということになるようです。ただし平成2011日以後に支払われる利益の分配からですが、

なお信託会社が、厚生年金基金契約に基づいて将来の年金に預かっている財産を匿名組合契約出資した場合の利益の分配に関しては、源泉徴収は免除されます。そりゃそうですよね。信託会社が厚生年金基金契約に基づいて運用している利益というのは非課税になっているから、源泉徴収された税金を精算することはできないので利回が20%悪くなってしまいます。これでは将来の年金の受取額にも影響があるからね♪

|

« 後継遺贈型の受益者連続型信託の相続税 | トップページ | 離婚をして、年金をゲット! »

コメント

こんにちは。
これって匿名組合つぶしなんでしょうか?(ちょっとググって見ましたが、背景事情が分からないのです。。。)

これでキャッシュフローに歪みが生じるから、金融商品取引法の規制ともあわせ、もう匿名組合は使われなくなるかもしれないですね・・・

投稿: nippo | 2007年1月 6日 (土) 02時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/143467/13167997

この記事へのトラックバック一覧です: 匿名組合の利益の分配に対する源泉税の改正:

» ネットでお金がはいる自動販売機を作成する方法。 [アフィリエイトで稼ぐ簡単な方法♪]
いきなりのTBすいません。 ネットで稼ぐのは簡単です。今の仕事つらくないですか?今は週3日バイトで生計が立てられています。そんな生活を手に入れてみませんか? [続きを読む]

受信: 2006年12月23日 (土) 18時57分

« 後継遺贈型の受益者連続型信託の相続税 | トップページ | 離婚をして、年金をゲット! »