« 新株予約権の使い方♪ | トップページ | 信託法 国会通過 »

2006年12月 8日 (金)

新株予約権の使い方 お返事 

ココログが50時間のロングメンテナンスに入ってしまったので、2日間もお休みしてしまいました。新株予約権についてごちゃごちゃ書いていますが、信託大好きおばちゃんは租税回避スキーム大好き人間でもなければ、お上と戦争ごっこ大好き人間でもありません。生おばちゃんは、いたって穏やかな人間ですので、念のため。

コマダムさん:

新株予約権の付与時の税務ですが個人は付与時に経済的利益があっても、権利行使時(株式取得の申し込みをする日)まで課税されない。(所得税法施行令84条)

一方、法人は個人のような特例規定がなく、新株予約権は有価証券と同様に取り扱われるため、ただでもらった場合はもらった時(付与時)に時価課税され、受贈益を計上する。、、

と理解していたのですが、違うのでしょうか?

信託大好きおばちゃん:

平成18年の改正で、無償で新株予約権を交付された場合は原則として有価証券の取得価額は0とされました。100円の価値のある新株予約権をただで受け取って100円の受贈益を計上しなければならない場合とは、たとえば株主以外が新株予約権を取得した場合や、他の株主に損害を与えたような場合に限定されます。ほかの株主に損害を与えた場合とは、たとえば2種類以上種類株式を発行して、1種類の株式に無償で新株予約権をあたえたことによって、ほかの種類株式の価値が下がったようなケースがあてはまります(参考:平成18年度税制改正の解説 ファイナンス別冊 P279から280)。

今回のケースは、無償で新株予約権の供与を受けたのは法人である株主であり、株主には一律平等に無償で新株予約権を与えるという前提にたっており、ほかの種類株式を発行していることも想定していません。したがって100円の価値のある新株予約権を0円で発行することに対して受贈益を計上しないことによる課税リスクはかなり低いと思うんだけど 違うかな♪

新株予約権の使い方 お返事 freedomさん

freedomさん:

株主へ新株予約権を譲渡するのを現物配当以外で行うとすると株主優待制度あたりを使うのでしょうが、これが優待制度の趣旨と合致しているといえるのかどうか。いいのかな?

また、会社が株主から新株予約権を買い戻す際に、株主に譲渡所得が発生することで、この方法がうまくいったとしても、事実上、法人から株主へ課税が転嫁されているような気も・・・

さらに、株主が株式への転換を行わないものとする法人株主間における契約が必要になりますが、それを無視する株主によって、株式転換及び売却を繰り返され株価があっという間に・・・

信託大好きおばちゃん:

この新株予約権を使ったスキームは、上場会社のようにいっぱい投資家がいるような会社は使わないでしょう。株主数が非常に少ない会社だと思います。会社法って何?コンプライアンスって何?って感じの会社でしょ。

だから優待制度の趣旨というような問題は関係ないと思います。会社も株主も仲間内でお互いの利益が対立していないような関係が前提だと思います。

そうじゃないと株式転換されてややこしいことになりかねない。

法人から株主に課税が移転といわれますが、投資家はいずれのパターンでも税金をかけられます。受取配当の益金不算入だと投資家段階での税金は減るけど、その分、支払い側で法人税を支払っていますから、あまりこの点では問題はありません。

ご参考 法人税法施行令119条

三 株式等無償交付(法人がその株主等に対して新たに金銭の払込み又は金銭以外の資産の給付をさせないで当該法人の株式(出資を含む。以下第8号までにおいて同じ。)又は新株予約権を交付することをいう。次号において同じ。)により取得をした株式又は新株予約権(次号に掲げる有価証券に該当するもの及び新株予約権付社債に付された新株予約権を除く。) 零

四 有価証券と引換えに払込みをした金銭の額及び給付をした金銭以外の資産の価額の合計額がその取得の時におけるその有価証券の取得のために通常要する価額に比して有利な金額である場合における当該払込み又は当該給付(以下この号において「払込み等」という。)により取得をした有価証券(新たな払込み等をせずに取得をした有価証券を含むものとし、法人の株主等が当該株主等として金銭その他の資産の払込み等又は株式等無償交付により取得をした当該法人の株式又は新株予約権(当該法人の他の株主等に損害を及ぼすおそれがないと認められる場合における当該株式又は新株予約権に限る。)、第19号に掲げる有価証券に該当するもの及び適格現物出資により取得をしたものを除く。) その取得の時におけるその有価証券の取得のために通常要する価額

|

« 新株予約権の使い方♪ | トップページ | 信託法 国会通過 »

コメント

会社法における新株予約権の「消却」は会社が取得した後どうするかということなので、有償で会社が取得する条項付きの新株予約権を発行して取得するということですね。

新株予約権の行使条件(行使価額等)がおよそ行使され得ないと思われるような条件だったりすると、ちょっと怪しまれてしまうかもしれませんね。

投稿: hz | 2006年12月 9日 (土) 11時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/143467/12977199

この記事へのトラックバック一覧です: 新株予約権の使い方 お返事 :

» 株主優待生活をスタートします! [株主優待研究所!お気楽株式投資生活!]
こんにちは、はじめまして! 私は、28歳のお気楽主婦です。 投資資30万円を元に、いかに株主優待生活で ノーリスクで、かつお気楽な暮らしをするかを追求する事を ここに誓います! 30万円をあらゆる方法をつかって 株主優待を最大限活用して、その方法と優待商品を 紹介して行きます!  もし良かったら、是非ともブログに遊びに来てくださいね。 ではでは! ... [続きを読む]

受信: 2006年12月12日 (火) 12時06分

» デンソー株価会社情報 [デンソー株価会社情報]
デンソー 株価 会社情報 [続きを読む]

受信: 2006年12月12日 (火) 23時07分

« 新株予約権の使い方♪ | トップページ | 信託法 国会通過 »