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2006年12月 3日 (日)

農業所得と収穫基準

最近、一身上の理由(笑)により、農業所得を少しかじっています。農業所得というのは、お米や野菜を収穫して、販売したことにより生ずる所得なのですが、いわゆる事業所得の一種です。

普通の所得とほとんど変わらないのですけど、独特の基準として収穫基準というのがあります。普通の事業の場合は、お客さんに商品や製品を販売した時点で売上を計上するのですが、農業所得の場合は、収穫時点でお客さんからお金をもらわないにもかかわらず、収入に計上します。この場合の価額は、生産者販売価格(庭先価格)です。そして収入に計上した金額と同じ金額を仕入金額として計上します。ですから収入=費用という関係がたつので、収穫時点では所得は発生しません。なお米麦等の農産物は収穫基準で計上しなければなりませんが、生鮮野菜意は収穫時の記帳を省略することができます。

次に農産物が販売された時点で、売上を計上しますが、これは販売代金に基づきます。

そして年末に売れ残った農産物がある場合は、棚卸資産として翌年に繰り越されることになります。ただ棚卸資産として、数量、単価、金額を記帳しなければないのは、あくまでも米や麦などの穀類であり、生鮮な農産物は棚卸資産として把握しなくてもいいようです。

なお農業所得のうち収入金額が少ない人については、農業所得の費用は経費目安割合を乗じることにより所得を計算する方法が認められていましたが、平成18年の申告から全員収支計算をして申告しなければならなくなりました。

なかなか知らない世界は奥が深くて楽しいです。

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