« 事業信託 租税回避のパターンその1 | トップページ | 事業信託租税回避のパターン2 »

2006年12月26日 (火)

国際的租税回避スキーム (現物出資)

たとえばタックスヘブンの会社Xが日本の会社Y100%親会社になっていて、このタックスヘブンの会社Xの株主が日本の居住者やら日本の会社であったとします。

また日本の会社Y社はタックスヘブンに100% 子会社Zを持っていています。Z社はペーパーカンパニーですが、その下に事業会社がいっぱいついていて、利益がプールされています。

今の税制だと、Z社でためこんだ利益というのは、日本の会社Y社に合算されます。これがいやなためにたとえばどうするかというとY社がZ社の株式をX社に現物出資させます。そうするとX社の下にZ社がぶらさがります。

現物出資時点で原則では、資産の時価と簿値の差額に対して課税関係が生じますが、適格現物出資という要件にあてはまった場合は、課税が繰り延べられます。たしか外国法人の株を25%以上所有している場合、その株式を現物出資して外国の会社を作るようなときは、ほかの要件を満たしていたら適格現物出資になるはずです。

もしZ社がX社の下にぶささがった場合は、Y社におけるタックスヘイブン税制というのは行えなくなります。これはけしからんということで、タックスヘブンにあるペーパーカンパニーのような外国子会社をタックスヘブンにあるペーパーカンパニーのような親会社に現物出資する場合は適格現物出資にさせないようですね。

(3)内国法人が保有する外国子会社(外国子会社合算税制の適用対象となるものに限る。)の株式を軽課税国に所在する実体のない外国親会社(その内国法人の80%以上の持分保有)又はその外国親会社に係る外国子会社に現物出資する場合には、その現物出資は適格現物出資に該当しないこととする。

 (注)上記(3)の改正は、平成19年10月1日以後に行われる現物出資について適用する。

|

« 事業信託 租税回避のパターンその1 | トップページ | 事業信託租税回避のパターン2 »

コメント

TAX HEAVEN(税金天国)
TAX HAVEN(租税回避地)
タックス・ヘイヴン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%83%B3

タックス・パラダイスと混同しがちですが。

投稿: 名無しさん@お金いっぱい | 2006年12月26日 (火) 12時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/143467/13204533

この記事へのトラックバック一覧です: 国際的租税回避スキーム (現物出資):

» 秘匿レベルMAX10の革命的禁断ノウハウ [★■あなたの資金が285倍になったらどうしますか?■★]
ある革命的な方法さえ知ってしまえば・・・。 あなたの資金が、ある予想法でグン!と増加します。 [続きを読む]

受信: 2006年12月26日 (火) 17時37分

« 事業信託 租税回避のパターンその1 | トップページ | 事業信託租税回避のパターン2 »