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2007年3月 1日 (木)

信託の会計と企業会計

3月になりました。 しばらく冬眠していましたが、とりあえず復活♪

 信託法13条で「 信託の会計は、一般に公正妥当と認められる会計の慣行に従うものとする。」って定めています。

この信託の会計って 誰の会計? 信託には登場人物が一応3人います。委託者・受託者・受益者。ノーマルな信託の場合は、委託者=受益者だから 会計主体は2人。委託者=受益者が企業の場合は、企業会計のルールに従うことになると思います。だからこの信託の会計というのは、受託者の所有している信託財産にかかる会計ということでしょうね。

以前にも書いたのですが、この信託の会計というのは、慣行としてはすでにあるのですが メートル原器というようなものはないようです。受託者にとっては、どの資産がいくつあるかがわかればよいようなものなので、時価がどーだこーだなんてあんまり関係ないということなのでしょうか。

ところで会社法431条においては「株式会社の会計は、一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行に従うものとする。」という規定があります。こちらは企業の会計 つまり「一般に公正妥当と認められる会計の慣行」と「一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行」

は言葉が違うから、中身も違うことになる可能性はあります。

信託法の改正により受益証券発行限定責任信託というものが可能となります。これは会計監査人を置くことができる。また負債が200億円以上の場合は、会計監査人を置かないといけない。この会計監査の基準となるルールは企業会計ではなく信託の会計。 でも信託の会計って定まってない。どうするのでしょうか。

たぶん企業会計に近いようなものと考えて、それと比較して検討し、意見を出すのだろうと思うのですが♪

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コメント

お久しぶりです。
信託の受け取った配当についての源泉税が、仮払税金として資産計上されているときに、受益者側で所得税額控除ができるのでしょうか?それとも、控除できずに租税公課として処理をしておしまいなのでしょうか?
消費税は受益者で納付していますが、源泉税は、消費税と根本的な考え方が異なると聞いています。
何かご参考になる考えがあれば、ご教授いただければと思います。

投稿: 水上レイ | 2007年3月 2日 (金) 00時05分

おかえりなさい。
と馴れ馴れしくコメントしていいのか少しためらいましたが、ブログを再開されたことに敬意を払いたくコメントしてみました。
御気楽に。

投稿: 江上 法斗 | 2007年3月 1日 (木) 23時05分

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