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2007年3月22日 (木)

財産と財産権

現行信託法の第一条では信託とは 財産権の移転となっているけど、新信託法では、財産の譲渡となっているように、 「財産権」から「財産」に改正されている。

おなじみ「新信託法の解説」金融法務事情No1794によると、「財産」には、金銭的価値に見積もられうるものはすべて含められるということで財産権から財産に改正しているようだ。特許権等のような知的財産権はもちろんのこと、特許を受ける権利も含まれる。

これってたとえば著作権の場合だったらどの時期から信託財産OKということか? 映画の製作過程で莫大な費用が生じている場合、この費用を仕掛品として評価して、これを信託財産とすることはできるのか? 委託者としては、著作権を取得するまでの開発段階の資金調達が信託でできたらいいというニーズはあるのだけど?

 あと、へっと思ったのは消極財産(借入金)は財産には含まれない。単純に譲渡できるものじゃないから。委託者と受託者の合意に基づいて受託者が引き受けることができるに過ぎない。だけど受託者が債務引受を行うことによって消極財産を信託することは可能になる。

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義理の父が、フォークリフトの免許を取得するために勉強しているらしい。 どうもフォークリフトを運転するのと操作するのでは別々の免許が必要で、 今までは運転の免許しか所持していなかったことから、 操作の免許を新たに取得したいようだ。 [続きを読む]

受信: 2007年3月22日 (木) 10時22分

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