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2007年4月 9日 (月)

会社法と企業会計税務

先週の月曜日に続いて、いまさらながらの会社法本の紹介です。

平野敦士編 「実務解説 会社法と企業会計税務」青林書院

この編者の平野さんは、とにかく大量の本を出版されている凄い方です。何が彼を突き動かすのか? その原動力はわかりません。信託大好きおばちゃんにも彼の半分くらいのパワーがあれば、人生は変わっていたような気もします。

彼が、優秀な実務畑の人たちと書いたのがこの本です。はらはらと読んだのですが、それぞれの項目で知識がこなれているとの印象を受けました。

目がとまったところに「コラム ブラックショールズモデルと2項モデル」があります。これは、ストックオプションの価値を算定するための算式ですが、このコラムで2つの算式の違いを書いています。

2項モデルは、株価の擬似的な変動モデルからオプション価格を近似値的に推定していく方法。

ブラックショールズモデルは、一定の基礎数値を方程式に代入して解を算定する方法。

ブラックショールズの方が簡単に思えるけど、実はブラックショールズの算式は、満期日にしか権利行使ができないという前提で作られているから、満期日以外で権利行使ができるようなストックオプションの価値をはじき出すことはできない。

ブラックショールズの背景知識を持たずに単に数値を算式に代入するだけで評価額が算定できたと考えることは非常に危険なのです。

なるほど♪

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コメント

平野です。信託大好きおばあちゃん、こんにちは。

 何が私を駆り立てるのであろうか、昨年度は13冊を出すことができました。LLPの本と株式会社の作り方の本以外は、すべて私主導の本でした。昨年度に入る前、年間二桁を目標に立てましたが、12月末段階で8冊どまりでした。根性で残りの3ヶ月で5冊出しました。

 マジできついですね(^_^;)

 現在通算32冊ですが、今年末までに40冊到達は決まっています。いよいよ、当初目標に立てた50歳までに100冊到達も不可能ではない状況です。

 粗製濫造と陰口を叩かれないよう頑張っていきたいものです。

投稿: 平野敦士 | 2007年4月11日 (水) 22時34分

突然のコメント失礼いたします。
私アライドアーキテクツ株式会社の清水と申します。
この度ある企業様が弊社のエディタというシステムを使用した
会計の情報を集めたクチコミサイトのスタートする
ことになりました。

このサイトの仕組みは、皆様のブログの記事の中から会計に関する記事のみをサイトに収集し、
クチコミサイトを作るというものでございます。

特にお手間を頂戴する訳では御座いませんが、ご投稿されている記事を収集してサイト上で使用する許可を頂きたく、
ご連絡させて頂きました。記事が収集されると元記事へのリンクが貼られますので、サイトからの訪問者の増加が期待できます。
また詳しい説明や以下のページからご確認頂ければと思います。何卒宜しく願いいたします。
ご連絡が重なってしまいましたら申し訳ございません。ご迷惑をおかけいたします。

【説明・登録ページ】
http://www.edita.jp/admin/blogger_regist.php?id=1036&c=0

【お問い合わせ】
support3@edita.jp

投稿: アライドアーキテクツ株式会社清水 | 2007年4月 9日 (月) 17時58分

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