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2007年7月 4日 (水)

お返事: 受益者=受託者の場合

事例: 委託者甲が生きている間 甲が収益受益権者 甲が死亡して、収益受益権者は妻乙、残余財産受益者は子供丙のケース

KRPさん:すみません。重箱な質問です。

この場合で、丙が受託者であった場合(丙が信託業者でなくともなれるると勝手に仮定していることも論点かもしれませんが)、甲死亡時に信託は終了するのでしょうか、それとも継続されるのでしょうか?

みうらさん:終了しません・・

信託大好きおばちゃん: 

信託法では、受託者が固有の財産として1年間受益権を全部所有している場合は信託は終了するとされています(新信託法163②)。信託って、汗をかく人(受託者)と儲けを独り占めする人(受益者)が別人であるというところが本質であるので、受託者=受益者というのはまずいのでしょうね。でもまったく駄目となると実務が止まる(たとえば自己信託の場合など)ので、一定の要件を満たす場合に限り終了というようにしたのだと思います。

で、本件の場合、信託契約は1本で、受益権が2つに分割されている。そのうちのひとつを丙が持ち、丙が受託者であった場合だから、丙が受益権を全部持っていることにはならない。したがって、信託契約終了事由にはあたらないと思います。

もし、丙が収益受益権も残余財産受益権も両方とも持っているなら1年後に終了だと思います。

たとえば、2つの不動産があって、それぞれの不動産について別々に信託を設定し、最初は甲が所有しています。受託者は丙。もし相続により A不動産の受益権は乙 B不動産の受益権は丙が受けた場合、 B不動産の方の信託は相続から1年後に終了すると思います。でも、A不動産、B不動産をまとめてひとつの信託を設定し、甲の相続により この受益権を2つに分割して一方を乙 他方を丙が受けたような場合は、丙がすべての信託受益権を所有したことにはならないので、1年経過しても終了しないのではないかな♪

受託者は個人丙でもなれるか? 民事信託だったら個人でもなれると思います。

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コメント

すっきりしました。ありがとうございます。>みうらさん、おばちゃんさん。

投稿: krp | 2007年7月 4日 (水) 10時55分

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