« ブランド価値評価モデル | トップページ | 10億円払って、仕事をGet »

2007年8月31日 (金)

アメリカのお金持ちのおばちゃんのペット信託

昨日(平成19830日)の日経ネットを見ていると「米の富豪女性、愛犬に遺産14億円・孫より多額」というタイトルが目に入りました。

アメリカの大金持ちのおばちゃんが莫大な財産を残して亡くなった。おばちゃんには4人の孫がいたが、そのうち2人に関しては毎年墓参りを1回することを条件に5億円渡す。他の2人には渡さない。そして、残りの財産は信託して、基本的には公益のために使うが、愛犬のトラブル(犬のお名前)のためにその信託財産のうち14億円を使えということだそうです。

このおばちゃんが、なぜ、唖然とするような遺言信託をしたのかは知りませんが。

もし、日本でこのような信託を設定したなら課税関係はどうなるのか? 

愛犬トラブルの信託は受益者の定めのない信託になりますよね。遺言信託だから、委託者はいない。残余財産帰属人はたぶん第3者で、通常、この14億円は法人課税信託になるのでしょうね。 おばちゃんが現金を信託したなら、おばちゃんサイドに譲渡損益は生じないけど、信託サイドに法人税課税はされるでしょう。14億円ただでもらったとして40% の税率として5.6億円の税金が当初とられる。もし、不動産を信託したならおばちゃんサイドでも譲渡損益が生じる。信託期間の所得については、法人税課税。トラブルが亡くなって信託が終了したら、法人課税信託サイドで清算所得課税。残余財産帰属人サイドでみなし配当課税かな。

でも、ちゃんとした公益信託の基金にするための信託だったら、おばちゃんサイドで財産の譲渡損益が生じるけど、寄付金控除も可能。ちゃんとした目的のためにその財産を使うのだったら公益信託サイドでも最初の受贈益課税もないし、信託期間に生じた所得に対する法人税もかからない。

|

« ブランド価値評価モデル | トップページ | 10億円払って、仕事をGet »

コメント

農地の生前贈与・・父死亡・・猶予贈与税額を猶予相続税額から控除を・・というのが、税務通信の趣旨のようです・・

しかし、息子が転売したような場合も、控除された税額は取れませんよね・・

投稿: みうら | 2007年9月 1日 (土) 18時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ブランド価値評価モデル | トップページ | 10億円払って、仕事をGet »