« ブルドックソース お上は本当に投資ファンドに課税できるの? | トップページ | 拠出した資産が減価償却資産の場合、 »

2007年8月 9日 (木)

国際会計基準との・れ・ん

今日の日経朝刊によると「企業会計基準委員会(ASBJ)は8日、2011年6月末までに国際会計基準との違いを解消すると 正式発表した。」そうです。

 すでにリリースされていますが、この中にのれん代の定期償却廃止というのがあります。のれんって、合併や事業譲渡で、受け入れた純資産(総資産―総負債)<代金(株の場合もあれば現金の場合もある)の場合の差額のようなもの 純資産よりも高い値段がついているのは、同業者よりも高収益だったり、ブランド的な価値があったりするからということ。実際は、いろんな大人の事情でのれんが生じることもありますが。 で、いま、会計上は20年以内均等償却だと思うけど、これを土地とおんなじ処理にしましょうということね。つまり、通常は償却しない。だけど、買ってきた事業がコケてしまったような場合は、いきなり減損しちゃいましょうということ。結構、インパクトありますよね。いま、M&Aブームだし。 まあ、2011年までブームが続くかどうかはわかりませんが、

会計が変わると税務もかわる。 今、税務上のれんの処理は5年間の均等償却ですよね。

償却って、日本では、会計上償却費として計上した金額のうち、税務上も償却費として認めてくれる部分だけ損金として認められるシステムです。つまり税務上の償却費>会計上の償却費とはならない。平成19年の改正で減価償却が変わったといっても根っこは変わっていない。だから、会計がのれんの均等償却を否定すると、税務上も償却できなくなる。会計上、のれんを減損した場合、税務もその減損を認めてくれるか? なんか、土地の減損と同じことになりそう。。。。のれんが税務上損金にならないならば企業の課税所得に与えるインパクトが大きいような気がします。

 そうすると、平成18年の税制改正で新たに登場した、資産調整勘定や負債調整勘定の税務上の処理はどうなるのだろう。これって、非適格組織再編(合併などをしたときに被合併会社の資産、負債を時価で合併会社に移しましたというような税務上の処理をする組織再編)のときに登場するもので、会計上ののれんや逆のれんの税務版のようなもの。資産調整勘定だったら、会計と同じで5年で償却となっているけど、これも改正になるのでしょうか。なんか組織再編の会計、税務ってグローバルスタンダードとローカルスタンダードのせめぎ合いで、実務家が翻弄されているって感じがしますね♪

|

« ブルドックソース お上は本当に投資ファンドに課税できるの? | トップページ | 拠出した資産が減価償却資産の場合、 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ブルドックソース お上は本当に投資ファンドに課税できるの? | トップページ | 拠出した資産が減価償却資産の場合、 »