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2007年11月22日 (木)

インド株をJDRとして、日本で買えるか? No2

 今日 東京版ミシュランが発売されるようですね。味覚に番付をつけるのって、非常に難しいと思うのです。人それぞれですしね。貧乏人の信託大好きおばちゃんは、日経に今朝載っていたお店には行ったことないです。ミシュランには載っていませんが、1ヶ月に1度は顔をのぞかせる店が築地場内市場の「あんこう高はし」という食堂のようなお店です。味は料亭以上! ちょっと高いけど、ほんとうにおいしいです。あー魚食ったぁという満足感をいつもゲットできますからね。

 今日は、超マニアックな話。もし、インド株のJDR(日本版預託証券)が実現したら、税金はどうなるか?

 JDRは、受益証券発行信託(受益権が有価証券として発行される信託)をベースにすると思います。まず、インド株からの配当を受けた場合の源泉税はどうなるのか?

 受益証券発行信託のうち一定の要件を満たす特定受益証券発行信託は、信託段階で税金がかからず、受益者に分配された時点で税金がかかるものです。こういうのは、パススルー課税とは言わない。パススルー課税の信託の場合は、信託財産も収入もダイレクトに受益者のものとされるけど、特定受益証券発行信託は、信託という器と受益者は別のものだという前提のもとに、あえて信託の器で税金をかけていないという仕組みです。

 だから、インド株の発行会社が配当を支払うときは、信託を通り越した受益者にダイレクトに支払うものと税務上考えるのではなく、信託というか受託者に払うものと考えるのでしょうね。そしたら、受託者が日本法人なので、日印租税条約で配当の源泉は10%じゃないかなあ。そうするとインドの会社が100の配当を払ったら10%の源泉を差し引いて90が信託という器にやってくる。

 次に特定受益証券発行信託から受益者に配当を支払うときに源泉税を差し引く。上場の場合の源泉が改正でどうなるかわからないから、とりあえず20%の源泉税を差し引くとする。でも、すでに10%税金を外国で取られているから、この分を控除した残りを源泉徴収する。つまり、当初の配当に実質的に20 の税金が源泉徴収(10% インド、10%日本)されるような仕組みではないかと思うのです。日本では90の配当に20% の税金をかけるのではなく、100の配当に20 の税率で税金を計算して、既に払った10の税金を引いて10を日本での源泉として差し引かれ、日本の投資家には80のお金が入ってくるということかなあ。

この辺どうなっているか、いまいちわからないので、間違っていたらご指摘くださいね。

 じゃ、JDRを売却した場合はどうなるのか? これは日本では株の譲渡と同じ取り扱いだと思います。ただ、JDRの譲渡益にはインドでは税金がかからないようです。

 それでは、JDRの預託証券を株式に転換した場合、転換した時点で、キャピタルゲイン課税するのか? 配当課税なのか? 繰り延べるのか? これは、わかりません。

払い戻しと考えると投資信託とかと整合させるために配当所得なのかもしれませんが、預り証が株に変わるだけだから、繰り延べも考えられる。

 最後に、現物のインド株式を日本で譲渡した場合はどうなるのか? どうも、日本とインドの両方で税金がかかるようです。

 インドの国内法では、インド国外でインド株を譲渡しても譲渡益に課税されるそうです。そして、租税条約でもインドでの課税を認めているようです。実際にインド政府が税金をとれるかどうかはわかりませんが♪

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