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2007年12月17日 (月)

任天堂と研究開発費

日経ビジネスの20071217日は「任天堂はなぜ強い 「たかが娯楽」の産業総出力」を特集としています。任天堂DSWiiが爆発的に売れているのですが、これはなぜなのかという視点で特集は書かれています。使いやすいハードウェア、脳トレなど今までゲームを利用しなかった普通の大人の興味をひくようなソフトウェアの開発に起因するのでしょうね。

 で、関心ばかりしていていてもどうしようもないので、信託おばちゃんなりに任天堂を料理していました。

 材料は任天堂の20073月期の有価証券報告書です。この中で、任天堂の研究開発費は、連結ベースで、3772,500万円です。 ちなみに連結ベースの売上は9,6653,400万円 経常利益は2,8883,900万円です。売上高経常利益率29.9%!研究開発費だけみるとすごいなと思うのですが、売上や経常利益と比較するとそんなにすごくもない。この研究開発費は、会計上、費用処理がなされているようですが、税務上は、繰延税金資産が1428,100万円計上されているから、約40%で割り戻すと357億円となるから、かなりの部分の研究開発費が発生時点では税務上は費用となっていないのかなと思います。

 ところで、ASBJが研究開発費に関する論点整理を年内に公表するようです。日本や米国では、研究開発費は発生時点で費用処理をすることが要求されています。他方、国際財務報告基準では、研究段階の部分は費用処理し、開発段階の部分は一定の要件を満たすと資産計上するようになるようです。

 そうなると、任天堂のような研究開発費の大きい会社ではインパクトも大きいでしょうね。

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