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2008年1月18日 (金)

負ののれんの会計処理

 ASBJが外圧(笑)により「企業結合会計の見直しに関する論点整理」を公表しています。

メインは持分プーリング法をやめる! ですが、他にもいろいろ名論点がありその一つとして負ののれんの会計処理の改正です。

のれんとは、ある事業をゲットしたときの対価がその時点のその事業に属する資産や負債のお値段より高い場合に通常、その差額として支払われるものです。ある一定時点でのその事業の純資産(資産―負債)=1億円だけど、この事業を15,000万円で買ったら差額5,000万円がのれんということです。これは、将来、その事業から生ずる超過収益などを考慮して、えんぴつなめなめ、えいやで決めることが多いとも思えるのですが、ま、そんなことはどうでもいい。こののれんは会計上どういう処理をするかというと、他の減価償却資産と同様に20年以内の償却処理となる。

ところで、世の中には、対価がその事業に属する資産や負債の値段より安い場合もある。この場合の、差額のことを負ののれんという。この負ののれんの会計処理も20年以内の償却です。ところが、見直しによると、これは、取得日の利益として処理をするようです。

なんで、こんな方法を海外では採用しているかというと「企業あるいはその所有者は、通常、その時価よりも低い価格で売却するようなことはしないものの、何らかの理由によりその事業をすぐにでも処分する必要があるような場合に、この差額が発生するものと国際的な会計基準は考えている。」からだそうです。

で、実は、日本の企業でも過去に負ののれんを取得日にどかんと計上している事例があります。これがミレニアムホールディングです。ここは、

「米国会計基準の2003年3月期決算は、最終黒字が3780億円と日本基準の6.7倍の高水準となった。

 米国基準の利益幅が大きく膨らんだのは、持ち株会社設立時に生じた会計上の収益約2400億円を1年間で一括計上 したためだ。日本基準では毎年84億円を20年間にわたり計上する方法をとったため、収益の総額も含めて大きな格差が生じたという。」http://members.at.infoseek.co.jp/kaz_araki/zaimu200309.html 

ということで、これも結構インパクトのある会計処理の改正となるかもしれませんね♪

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