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2008年3月18日 (火)

武富士の仕組み金融取引清算完了

昨日(317日)武富士が「特別損失の計上および業績予想の修正に関するお知らせ」をプレスリリースしました。

このブログでも以前に書いたのですが、武富士は、社債をオフバランス化(社債を貸借対照表の負債の部から減らして、見栄えのいい財務諸表にしよう!)のために、メリルリンチ日本証券の提案を受けた仕組債を購入し、信託しました。

法律的には、社債は減らないけど、信託した財産が信用力の高いものの場合は、社債を払ったも同然だから、会計上、例外的に社債の減少処理を認めていたものです。

会計上OKとなる信用力の高い資産とは、「元利金が保全される高い信用格付けの金融資産(例えば、償還日がおおむね同一の国債又は優良格付けの公社債)を拠出することである」(金融商品会計に関する実務指針46項)

本日の日経を読むと、「トリプルA格の債券と同債券を担保資産としたCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)指数に連動する、高レバレッジの派生商品で構成した仕組債」だったそうです。

クレジット・デフォルト・スワップは、信用力をヘッジする保険のようなもので、何もないときは、保険料のようなものをCDS債を持っている人が受け取るけど、もし、保険料を支払っている人や会社が破産した場合は、仕組債を清算して保険金のようなものを払わないといけないようなものなのかなあ。間違っていたら教えてください。

でもこの価値が最初はトリプルAで 昨年12月末に元本の8割程度で、2月の評価額が1割を下回ったそうです。

この仕組債の清算のスタートが33日にプレスリースされ、17日には完了のアナウンスです。29,691百万円の特別損失を計上 昨年、300億円つっこんで 296億円回収不能。

デリバティブ商品の信用格付けって何だろうと思ってしまいますねえ。

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コメント

全くの不勉強者ですが、

「発行体が、債券の条件どおりに支払う安全性」
これ本当ですか?

いままで仕組み債の格付けは
その債権そのものの格付け、
たとえば日本国債の格付けだと思っていました。

プレミアというのは
債権の利札に相当するモノでしょうか?
もしそうなら、国債が破綻する以外は金利を支払うのは
通常当たり前で、格付けを受けるべき所ではないのではないのでしょうか?

と素人は思ってしまいます。
簿記3級


投稿 雲のパン屋 | 2008年3月23日 (日) 12時14分

元IB現PBさん こんにちわ
仕組債の格付けは、発行体が、債券の条件どおりに支払う安全性ということは、CDSの場合は、プレミアムを支払ってくれることであり、破綻したときに、債権者が債券を清算してお金を支払うことまで担保していないということなんでしょうかねえ。
でも、そんなこと深く考えて投資した人はあんまりいなかったんじゃないでしょうか。だからいっぱい売れたのでしょうけど。

投稿 信託大好きおばちゃん | 2008年3月20日 (木) 21時31分

 債券に付された格付けは、「発行体が、債券の条件どおりに支払う安全性」に対する格付けである場合があって、特に仕組債の場合、必ずしも「元本の安全性」とイコールでないことに留意が必要です。世銀が発行した日経平均連動債の償還額が日経平均の下落によって大きく毀損しても、それは世銀債の格付けがトリプルAである事実と矛盾するものでは全くありませんから。
 
 

投稿 元IB現PB | 2008年3月19日 (水) 17時46分

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