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2008年4月25日 (金)

ノンバンクは、なぜ、銀行に勝てないのか?

銀行の最大の商売は、お金を貸して利子をもらい、利ざやを稼ぐようなものです。

収益構造を考えるためには、調達原価を考えないといけません。

調達原価の中には、経費と資金調達コストがあります。経費の中では人件費とシステム開発費が大きなシェアを占めています。

資金調達コストとは、たとえば、預金の利子ですが、実際は、それほど大きなコストとはなりません。

なぜかというと、銀行には、当座預金や普通預金の口座が膨大にあるからです。これらの口座は小口でも開設でき、要求払いでいつでも引き出せます。ほとんど利子はつきませんが、便利なのと、それから、万一銀行がつぶれても預金保険の対象となることから、多くの人や会社が利用します。

でも、たとえば、サラリーマンの人が給料をもらったら、その金額を全額必ず引き出すかというと、そうではない場合が多いと思います。一つ一つの口座の残高は小さくともそれが膨大な数となりコストのほとんどかからない根雪のようになってたまっていくのです。

一方、ノンバンクには、銀行の普通預金や当座預金の口座に匹敵するものがない。ノンバンクが負債により資金調達するならば、通常は、社債か銀行借入となります。

社債といっても、銀行のように、大量の金融債を発行することによって、投資家の換金ニーズに答え、利率を下げることはできません。

銀行借入となると、当然、銀行の資金調達に利益を乗っけるから高くなる。

必然的に調達コストが銀行よりも高くなってしまうのです。

そこで、ノンバンクが有している貸付債権を証券化して、高い格付けをゲットして金利を下げて資金調達しようとしますが、それでも、コスト(金利)が限りなく0に近いということはない。

しかも、貸出先の金利の上限が決められ、リスク相当の金利を請求できるビジネスの幅が狭まってきています。

だから、ノンバンクは、普通に考ええると、銀行に勝てない のではないかな。

今期のノンバンク系の業績がいいというニュースを、少し前、見ましたが、どのような原因なのか、決算発表以後、素人の信託大好きおばちゃんなりに分析してみたいと思います。

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コメント

ノンバンクの資金調達方法ですが、リース会社に勤める知人に聞いたところ「ネッティングによって資金繰りが楽になった」とのことでした。
グループ企業間取引があった場合には相殺した結果だけを期末になってからのみ現金のやりとりをする、という「ネッティング」です。
グループ企業内で日銭を稼いでいる会社を銀行代わりにするようなもので、「期末までに資金調達できれば良い」となると「楽になった」というのが実感なのでしょう。
そんなこともノンバンクの業績に影響しているのだと思います。

投稿 gripen | 2008年4月30日 (水) 20時24分

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