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2008年6月11日 (水)

証券化の格付け新ルール案

本日の日経の1面に海外からの対日投資促進 法人税非課税に4条件という記事があります。

これに関しては、今までこのブログでも頻繁に話題にしていたことの具体化でして、ここで書いてもあんまり価値がないのでパス。

日経の国際面に証券化商品の格付け 米SEC、新ルール案というのがあります。

 いわゆる企業が社債を発行する際にとる格付けと証券化商品の格付けは、今までのところトリプルAなどおんなじ表現であらわしていたけど、それが誤解を招いて大変なことになったので、格付けの違いを明確にしましょうということだと思います。

 この格付けについて、学んだことを思い出して書いてみると。

 昔、昔、ある企業に投資をしようとする場合、その企業に投資していいか悪いかという判断の材料としては、アナリストの評価ぐらいしかありませんでした。人の評価ですから、やはりその人の主観みたいなものが入ってしまう。

 そこに非常に賢い人が現れて、企業の評価に統計学を持ち込んだ。たくさん企業の情報を集めてきて、それをいくつかのカテゴリーにわけて、それぞれのカテゴリーに属する企業の属性というか財務状況を分析した。そうすると、それぞれのカテゴリー(ようするによい子、悪い子、普通の子)に属する企業の特徴みたいなものがわかった。

 で、ある会社からその会社を評価してほしいという依頼があった場合、評価会社の財務状況等が、自分たちが作ったカテゴリーのどれにあてはめるかを調べて、この会社は、よい子、とか、普通の子とか悪い子という評価つまり格付けをしたようです。

 そして時は流れ、資産の証券化のニーズがでてきた。資産のかたたまりを切り出して、それをベースに証券を発行してお金を集めるのですが、お金を出す人にとっては、投資したお金が返ってくるかどうかを知りたい。いくらこの資産は大丈夫と発行者がいっても信じてもらえない。そこで大丈夫のお墨付きが必要となった。

 この大丈夫のお墨付きをどうするかということで、またまた、非常に頭のいい人がやってきてそっと囁いた。格付け会社の格付けの手法って統計学を作っていますね。ようするに、こんな財務状況だったら、貸倒れる確率がほとんどないからトリプルAですよ。それだったら、トリプルAと同じように貸し倒れる確率がほとんどない財務状況の商品を資産のかたまりを切り分けて創り出だしたら、トリプルAの格付けをしてもいいよね。だって、おんなじでしょ。ということで、証券化商品についても、企業の格付けと同じような表示方法で格付けがなされるようになったようですね♪

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