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2008年7月 9日 (水)

久々の知財信託

今朝の日経の新興・中小企業蘭を読むと「「知財信託」を通じ大手の技術吸 大阪の中小、国内初事業化」という記事があります。

 ほんとうに久々だなあ。 

 この知財信託は、トキメックという一部上場会社が所有している休眠特許を、自分を受益者として信託し、信託銀行が、特許を使ってくれる会社を探して、うまくいったら、特許使用料をもらって、トキメック社に分配しましょうというものだと思います。

トキメック社自体は、受益権を売却してということは考えず、おそらく自社で持ち続けるのではないかなと。

ちなみにトキメック社の有価証券報告書を読むと、平成203月末で、連結ベースの貸借対照表の無形固定資産その他に計上されているものは7M円ですから、この中にこの特許権もあるのでしょうね。売上は連結ベースで、51,321M円 研究開発費は 2,503M円

(売上の5%くらいが研究開発投資にまわっている)

 今回の記事の肝は、東京の大企業の休眠特許を利用するのが、大阪の中小企業(マックマシンツール)ということで、このような事例は本邦初だそうです。

 中小から中小 中小から大というのはあったようですが、大から中小というのはなかったそうです。なぜなら、記事によると「大手の技術を単純に取り入れても、中小が応用技術を持たなければいけない。同行は今回、トキメックの開発担当者らによる技術指導を徹底するなど、マックスマシンツールが製品開発しやすい環境を整えた。」そうです。

 ようするに信託銀行が、総合商社のような役割を果たしたから、大から中小へのビジネスが可能となったということなのでしょうか。

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