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2008年7月14日 (月)

農林中央金庫のサブプライム評価損

 今日は、新聞がお休みらしい。 コンビニでどうしようと思って 週刊ダイヤモンド2008/7/19を読んだら、「米銀を再び窮地に追い込む「カバードボンド」導入の衝撃」という記事があったので、ぱっと買いました。

 以前、このブログ「証券化商品の次にはやるのは何だ?」(2008/5/30)でカバードボンドをちらっと紹介したことがあるので、ええっと反応したからです。

 カバードボンドというのは、証券化商品の一種なのですが、ローンを証券化して、焦げ付いたような場合、投資家がそのローンを最初に組んだ金融機関に金払えと要求できるようなもののようですね。今、世の中に出回っている商品では、元のローンが焦げ付いた場合の損は投資家が被ることになっていて、それが大問題になったのですが、カバードボンドにすると投資家は救われる。かもしれない。でも、カバードボンドを発行すると、金融機関は資産をオンバランスにしないといけないから自己資本比率が下がってしまう。そうすると、またまた資本増強をしないと大変なことになるという問題をかかえることになるそうです。

 で、今日、信託大好きおばちゃんがより反応したのは、この記事にある「損失拡大に歯止めがかからない 主要金融機関のサブプライム関連損失額」という表なのです。

 この表にベスト18(?)が載っているのですが、日本の金融機関は、みずほファイナンシャルグループさんと野村ホールディングスさんだけでなく、なんと農林中央金庫さん、1,869億円も入っているではないですか。

 農林中央金庫さんって、日本のバブル崩壊のときも渦中の会社だったような記憶があるのですが、懲りないのですねえ。

 とりあえず、農林中央金庫のホームページに、ぴょんと出かけてみました。

まず、430日のプレスリリースでは、

「平成20年3月期決算(単体)に関しましては,保有する有価証券につきまして, いわゆるサブプライム関連で約1,000億円,金融市場混乱の影響により海外の証券化商品と株式で約1,800億円,合計約2,800億円の減損・引当処理等が生じる見込みです。」

この辺の損失に関しては、20083月期決算概要説明資料で、ディスクローズされていらっしゃいます。

ダイアモンドの記事に載っている1,869億円というのは、

商品区分別の損失額として掲載されているものの集計であり、この表によると

住宅ローン担保証券が 205億円、債務担保証券が1,664億円です。

で、プレスリリースのサブプライム関連の損失約1,000億円の明細は、サブプライム住宅ローン担保証券 (サブプライムRMBS:一次証券化商品)が205億円、サブプライムRMBSを含むABS-CDO(二次証券化商品)が816億円です。

ここから、オタク系

税効果の方の資料をみると、有価証券償却で損金とならないものの残高が20年末は48,448M円 19年末が19,914M円ということは 差額28,534M円を40%で割り戻した約713億円くらいの評価損を税務上は否認させています。つまり、サブプライム等の証券化商品の評価損の一部は損金性を認める処理をしていらっしゃいます。どんな基準で振り分けたのか興味ありますねえ。

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