消費者にやさしい民法改正
今日は7月7日 七夕の日♪ 東京は、今(7時前)現在、雨模様ですね。
今朝の日経の法務面は「「債権法」改正 消費者保護も配慮へ 法務省参与内田貴氏に焦点を聞く」です。
民法が110年ぶりに改正されるそうです。といっても、民法は守備範囲がとっても広いので、主として債権法のあたりのようですが。
内田貴氏といえば、民法の本が有名ですよねえ。信託大好きおばちゃんが大阪から東京へ引越ししたときも、内田本は持ってきました。
東大教授だった内田さんが法務省の参与になられて民法の改正に実質的に取り組まれていらっしゃるようです。
この債権法改正のキーは、一般市民が遭遇するかもしれないトラブルの解決に役立つ民法ではないかな。
記事を読んでへーっと思ったは、現行民法は短期間に完成度の高い法典をつくるという政治的要請のもとで作られたものだったことです。
原理原則だけ決めて、とっても抽象的。だから、条文だけ読んでも、どうしていいかわからない。
内田さんが目指しているのは、条文を読んで、すっと理解できて、当事者の力関係や情報の非対称性を考慮して、弱者(消費者)にやさしい民法のようです。
条文を読んで、そこでわかるというようなものを作ると、条文数が激増するのでしょうね。現在の条文数は1044. 記事によると20世紀に作られたオランダの民法は5,000条ほどなので、相当なボリュームになるのかもしれませんね。
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コメント
民放条文が大増量?!これから法律系の資格試験にチャレンジする人は大変だ!
投稿: オフィス許認可@台東 | 2008年7月 7日 (月) 08時51分