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2008年7月 4日 (金)

ソフトバンク 証券化商品の買い手は、個人投資家

 今朝の日経新聞の投資・財務面を読んだら 「ソフトバンク 46月 割賦債券流動化機関投資家向け発のゼロ」

 ソフトバンクは、携帯の割賦販売を行っていますが、これは、商品の代金が2年くらいかかり、支払が先行する状況になるので、その間のファイナンスも兼ねて、割賦売掛金を証券化して、お金を早めに回収しましょうというものです。

運転資金のファイナンスのためには、銀行借入やら社債やらあるのですが、ソフトバンクさんの格付けは次のようです。

                    200764日現在

 Moody's           Ba2-

Standard & Poor's        BB

日本格付研究所(JCR)    BBB

http://www.softbank.co.jp/irdata/rank/index.html

結構、厳しいので、社債なんかで資金調達したら、金利が高くなってしまう。

一方 割賦売掛金を証券化した場合の格付けは、

平成19629日個人投資家向け230億円に関してはA(格付投資情報センター(R&I))という格付けです。そうすると、ソフトバンクで資金調達するよりも低い金利でお金が調達できます。

http://www.softbank.co.jp/news/release/2007/070629_0001.html

個人向けには、プレスリリースを読む限り、金銭信託として販売しているようですね。

格付け投資情報センターのHPに飛んでいったら、どうも単独運用指定金銭信託となるようです。

http://www.r-i.co.jp/jpn/rating/rating/rating_list/structured_jpn.pdf

あれっと思いました。合同運用信託だったら、分配時に利子所得だから、20%源泉分離課税で、実効税率50% ぐらいの個人の大金持ちの場合は税メリットを受けるのですが、

単独運用指定金銭信託の場合は、発生時課税で、他の所得と合算課税になるはず。

これでは、たくさんの個人投資家が買ってくれないから、実際は異なる形で販売されているのでしょうけど♪

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コメント

みしっくさん ご無沙汰しています。信託大好きおばちゃんです。 ほんとうにマイナーなころから読んでいただきありがとうございます。
さて、貯蓄の達人を調べましたところ、合同運用信託で、運用先の一つとして、単独運用指定金銭信託を使っているようですが、この商品に関しては、会社公表の資料をベースに想像すると、自動車ローンや住宅リフォーム資金の貸付金、リース料債権などを裏付資産とした信託受益権などに投資することから、ソフトバンクの割賦債権は使われていないのではないかなと思います。

http://www.mizuhotb.co.jp/saving/trust/chochiku_no_tatsujin/detail.html

投稿: 信託大好きおばちゃん | 2008年7月 7日 (月) 12時04分

以前は信託銀行といえば,ビッグやヒットが代表商品だったと思うのですが,みずほ信託銀行は新しいタイプの個人向け商品を販売していて,個人的にも少々注目していたところです.

この商品は,「貯蓄の達人」などという名前が付いているのですが,ご指摘の通り合同運用金銭信託で,金銭信託受益権などを投資対象としています.なので,案外ソフトバンクの割賦代金債権もこうした商品に化けて販売されているのかなと思いました.

投稿: みしっく | 2008年7月 6日 (日) 20時15分

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