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2008年9月25日 (木)

普通預金の一部を自己信託することは可能か?

 久々に、超マイナーな信託ねた♪ ぐぐっとヒット率が落ちるのでしょうけど気にしない気にしない。だって、信託大好きおばちゃんのブログだもん♪

 以前もこのブログで平成20年7月8日に金融法委員会が公表した「サービサー・リスクの回避策としての自己信託の可能性」をベースに書きましたが、今日もそうです。

 資産の証券化のスキームでオリジネーターが持っている債権をSPCに売却するけど、そんなことは債務者の人には知らせずに、あいかわらずオリジネーターがサービサーとして代金を回収していることも多いと思います。債権自体はSPCにちゃんと譲渡しているから、サービサーがつぶれても問題ないかもしれないけど、サービサーが代金を回収して、受託者に支払うまでの間に倒産した場合、その回収金は誰のもの?という問題があります。

 この問題を解決するために、サービサーが、回収金を受益者をSPCとかにして自己信託しちゃいましょうということが考えられています。この問題の法務的解決方法を示唆したのがこの報告書です。

 この中の論点に回収金といっても何を信託財産とするのかというのがあって、通常、回収金は普通預金に入ってくるから、この普通預金が信託財産として問題がないかということが検討されています。

 普通預金といったら残高が日々、増減するものですけど、それぞれの普通預金について口座番号が付されて特定が可能だから信託財産となるのは問題ない。だから、たとえば、サービサーの普通預金が回収金オンリーの口座で、この普通預金を丸ごと信託宣言!するのはOKだろうと。

 それじゃ、この普通預金の口座が回収金だけでなく、サービサーの他の業務の入出金もある場合、たとえば、電気代の支払もあれば、信託されてない債権の回収金も入ってくるよといった場合どうなるのか。

 普通預金の口座に入ってくるお金のうち、証券化した債権とリンクするやつだけ信託宣言!ってできるのか?

 これについて「「当該普通預金口座に係る預金債権のうち、(将来確定される)
証券化対象債権の回収金に対応する部分」という特定の仕方が許されるかどうかという点については、意見分かれ得るところであり、引き続き検討を要する。」

 だそうで、じゃ、どうするとなって出て来たアイディアが、普通預金口座丸ごと自己信託するけど、受益権を2つにわけて、1つは受益者を証券化した債権をもってるSPCとし、もう1つは受益者をサービサーである自分自身とするというもの。

 これは、信託財産の特定性を潜脱するものか? 誰の迷惑にもならないからいいじゃん♪

 受益権を不均等に2つに分けるっていいの? 別に証券化だったら優先・劣後って感じでわけてるから、これだけダメっていうのもおかしいじゃん♪

 という感じで論じていらっしゃいますから、きっと、普通預金を丸ごと信託して受益権を2つに分けるという方法になるのでしょうねえ。

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