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2008年10月 8日 (水)

なんでCDSの破綻が大きな問題となったのか

昨日の日経の新聞の報道によると、「住宅公社CDS 清算価格、元本割れ 金融機関 多額の損失確実に」です。

このCDS(クレジットデフォルトスワップ)は、ファニーメーやフレディマックを対象に、毎月保険料みたいなものを払うけど、これらの会社が破綻した場合(政府管理下に入る場合もたぶん含まれるのでしょう)は、清算して、約束したお金を払いましょうというものなのでしょうが、約束したお金と実際に入ってくるお金の差額が損失となるようであり、その金額が半端じゃないようです。 

 で、なんでCDS、つまり信用リスクの問題が大きくなったのか。これは、久々の大学院の授業で教えていただいたことの復習ですが、地震保険を例にとってみます。

日本は地震が頻発する国だから、他の国の人よりは地震保険に加入している人が日本全国にいらっしゃると思います。

 保険会社は保険料を集めて、運用し、万が一、地震がおこると保険金を支払います。保険料の金額というのは、地震が起こる確率をベースに計算していると思いますが、たぶん、同時に、日本列島全部が地震に見舞われるということはないという前提に設定されていると思います。万が一、地震がおこっても、保険料を払った人のうちの一部の人にだけ保険金が払われることになるから損失の負担もたいしたことがないだろし、確実に保険料は入ってくるので、安定した美味しいビジネスということで多くの損害保険会社が参入しました。

ところが、絶対にないだろうと思っていた日本列島全部大地震が起こってしまった。そんなこと想定していなかったから払えませんよなんて損害保険会社はいえません。地震がおきたら払うと約束しているから。そうなると、契約者全員が保険金を請求するのですが、日本列島全部が地震になるという前提で保険料を徴収していないから、保険金を払うころができなくなり、日本中の損害保険会社がつぶれてしまった。

というようなことがアメリカで起こってしまった。広く浅く多くの人が利益を受けるようなビジネスは、万が一のリスクが生じたら参加者全員が死ぬ! それがCDSビジネス。だから、大きな問題となってしまったということなのかなあ。

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