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2008年10月 2日 (木)

ダッチロール 証券化商品の時価会計

証券化商品の時価会計について、アメリカでSECが緩和方針を出しました。

 ようするに市場の混乱時なら金融商品の価格が大幅安になっても、その水準で評価損を出さなくていい。

 だって、公正な価値っていうのは、マーケットが正常な状況で、つけられた値段をベースにすべきもので、いまみたいな異常な状況でつけられた値段をベースにするのはおかしいでしょということだと思います。

 そうしないと、評価損で金融機関の財務諸表がいたんで、その財務諸表をみた投資家が株を投売りして、そして、そして と負の連鎖が続いていくかもしれないからだと思います。

 これに対して、日本の金融庁は困惑をしている。日本もアメリカに追いつかないとと思って時価会計を促進してきたのに、いきなり本家が逆行するなんてということだと思います。

 

 会計士協会が3月に証券化商品については、適切な時価で評価しなさいというお達しを出し、この3月決算で多くの金融機関が評価損を計上されたと思うのですが、これを覆すお達しをだすのでしょうか?

ご参考

証券化商品の評価等に対する監査に当たって(平成20326日)

 証券化商品が市場で取引され、そこで成立している価格がある場合は、時価として「市場価格に基づく価額」を付さなければならない。ここで「市場価格に基づく価額」とは、売買が行われている市場において金融資産の売却により入手できる現金の額又は取得のために支払う現金の額をいい、市場価格には、ブローカーの店頭において成立する価格(気配値を含む。)も含まれる。

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コメント

ポジティブガンマさん
コメントありがとさんです。

きっと現場で、必死になって戦っている人なのでしょう。おばちゃんは、単なる外野人です。
だから えらそうなことはいえません。ただただ ポジティブガンマサンがんばれ♪ きっと あなたに幸運が訪れますよ。
いまって 幕末みたいなもものなんです。終わりじゃない。新しい時代の始まりなんですよ。そう思えば、そうなりますって♪

投稿: 信託大好きおばちゃん | 2008年10月13日 (月) 21時14分

これは難しい問題ですよね。価格発見メカニズム、つまり市場機構自体が、こういう環境でも最終的には機能するのかしないのかという問題だからです。でも僕は市場原理主義者と言われるかもしれませんが、MTMはMTMでいいとおもうのです。めちゃくちゃな値段がつきます、確かに。売りが70銭、買いが30銭とかザラです。実際インドや中国のCBなんてひどいことになってるし、足元でも日本のインフレリンカー市場の崩壊をみれば、MTMをやめたくなるのもわかる。レバレッジローン市場でもアイスランドの銀行の投げで死人が続出しています。でもほんとに投げたい人は30銭で投げられる。投げる人は愚かかもしれない。でも体力があれば投げられる。だから本当はこの問題は流動性の問題ではなく、投げられる体力があるかどうか、即ち資本充実度(solvency)の問題なのではないでしょうか。それで、もたないひとは退出するしかない。逆に買う気力のある人は大きなリスクをとって買い向かうのです。底値だったとはあとから言えることですが、それは一世一代の利益があがるチャンスかもしれない。底値とはそのようにして阿鼻叫喚の中で形成されます。超過収益(生き残り組みは焼け太り)と退出者の両方が出てくる。市場はそうして淘汰をしていくのではないでしょうか。勝ち組と負け組が別れて格差社会になるのはいけないことらしいですが、こと資本市場でお金儲けを目論んでたたかっている連中に同情はいらない(同情するならカネ(資本)をくれ!です(^^))。

とはいえ、まあきれいごとではそうなんですけど、これだけ投げられると僕も死にそうですけどね(苦笑)。

投稿: ポジティブ・ガンマ | 2008年10月13日 (月) 01時30分

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