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2009年1月19日 (月)

二重通貨預金は、デリバティブのリスクの引き受けて

今朝の日経の家計欄は「金融商品 比べて選ぶ 二重通貨預金 外貨建てMMF」です。

二重通貨預金というのは、外貨建て預金で、利率は円預金よりはちょっといいけど、為替変動により、満期に返ってくる元本が円なのか外貨なのか決められているもののようです。

 この二重通貨預金をするということは、実は、一般的な預金の預け入れではなく、デリバティブのリスクの引き受けになるということみたいですね。

 で、信託大好きおばちゃんなりに、この記事をベースに事例を作ってみました。

円が1ドル120円のときに、 1ドル120円を二重通貨預金に預けます。 為替が1ドル110円を下回らない限り、元本は円(つまり120円)で返します。下回った場合は、ドルで返します。ドルを円転するかどうかはお客様の自由です。この預金は、利息が他の預金よりもよくて、毎年、5円支払います。

 この契約の段階で 銀行は預金者から 120円預かる。

他方、銀行は輸出業者とも契約を結びます。 もし円が110円を下回っても 1ドル110円で円転してあげます。ただし毎年 10円、銀行に支払ってください。

 そして、円が110円を下回らない段階では、 銀行は輸出業者から10円もらい、預金者に5円払うから 5円儲かる。

そして 突然、猛烈な円高になり円が1ドル90円となりました。

 輸出業者は、 オプションを行使します。そうすると、輸出業者は、銀行に1ドル払って、110円受け取ります。

 銀行は、預金者から預かった120円のうち110円を輸出業者に支払って1ドル受け取ります。

 預金者は、満期となりますが、円が110円下回ったので1ドル受け取ります。

銀行は120円預かったお金のうち110円は輸出業者に払ったけど10円は誰にも払うことがないので儲かります。

預金者は、120円の預金が90円の価値しかない1ドル通貨として戻ってきました。

30円の損失です。

こうしてみると、おいしいのは、真ん中の銀行だけですね。円が120円から110円になっても、元本を120円で返さないといけないからこの部分はリスクなのかもしれないけど、おそらくこれはカバーできるしくみになっているのでしょうね。

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コメント

いつも読んでおります。

自分もこの記事切り抜きました。
メガの一般職のお姉さんは、これの仕組み
絶対わかって売ってないと思うんですが…

一般窓口とは別にコンシェルジュっぽいところが
最近どこでもありますけど、
「これって手数料詐欺ですよね?」って
聞いたらどういう顔するんでしょうか。

投稿: 学生 | 2009年1月19日 (月) 10時20分

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