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2009年4月30日 (木)

シンポジウム 債権法改正の基本方針

 昨日はとってもお天気がよかったのですが、信託大好きおばちゃんは、一日中(10:00から6:30ころまで) 「シンポジウム債権法改正の基本方針」を拝聴(途中で頭がウニになって思考がとまってしまいましたが)してました。 たぶん民法のスーパースター連中のコンサートを無料(本題は3,000円かかりますが)で聴いたようなものなのでしょうね。すっごい贅沢なんでしょうけど。

 税法なんて毎年改正されるけど、民法って100年近くほとんど改正されていないようです。といっても時代に沿って、いろんな取引が起こり、あまた噴出した問題の解決方法は、判例等の蓄積の中で作り続けられているのではないかなと思いますが。

 で、会社法も信託法も改正されたので、ここで保守本流の民法(債権法)を改正し、100年は使えるものにしましょう。いわゆるひとつの大規模修繕をしましょうということかなあ。

 早稲田の大隈講堂が満杯状態だったのですが、驚いたのは、おじちゃんたちが、休日でただ座っているだけなのにぴしーっとスーツを着ていたこと。エライんだなあとほとほと感心しました。信託大好きおばちゃんなんか、全身ユニクロ、トータルコスト1万円前後(靴を除く)でしたが、

 あまりに規模が壮大で、かつ、民法に関して深く学んだことがなかったので思考が停止したり動いたり、

 今回の民法は、誰のために作るかというと、決して学者のためだけでも、実務家(
弁護士か)のためだけでもなく市民のためにもつくろう。だからわかりやすい言葉で書こうということをコンセプトにしていらっしゃるようです。

 上記は、たしかS教授が声をからしておっしゃっていて、その例として、損害賠償の免責事由に帰責事由といってもそこらの市民はわけわからないでしょ。だから、次のようにしたいと提案しているんですよとおしゃっていたような記憶があります。間違っていたらごめんなさい。

 損害賠償の免責事由として

「契約において債務者が引き受けていなかった事由により債務不履行が生じたときは、債務者の損害賠償責任は負わない。」(提案3.1.1.63)

 従来、損害賠償責任は過失責任とされ、無過失を証明したら賠償責任をまぬがれることができると考えられていたそうですが、これを採用せず、契約でいかなる債務を負担したかを確定した上で、どのような事態について損失の負担をしないでよいかを契約内容に即して判断するということだそうで、決して無過失責任ではないとのことです。

 例として引用させていただくと

AB間の賃貸借契約で、賃借人Bのものとで使用収益されていた目的物が滅失した。この場合に、Bの目的物返還義務の履行不可能を理由としてABに対して損害賠償請求をするとき、Bは契約または目的物の性質によって定まった用法に従いその物の使用収益をしておれば免責される

 常識として理解できることを条文化しようとしているようにも思えるのですが

 

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