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2009年5月 3日 (日)

債権の時効が変わるらしい

昨日、損保ジャパン東郷青児美術館で「没後80年岸田劉生肖像画をこえて」を見に出かけました。この美術館は、かの高額落札(58億円らしい)で有名になったゴッホのひまわりが展示しているところですね。

なぜ、この美術館に出かけたかというと、岸田劉生の名を高らしめた麗子像を見たかったからです。麗子像との出会いは、たしか信託大好きおばちゃんが小学生だったころです。当時、狂ったように買い集めた記念切手の中に麗子ちゃんのがありまして、今でも、実家にあるのではないかな。今度、帰省したときに引き取りに行こうかなとも思っていますが。

麗子ちゃんは、決して美人じゃない。一重まぶたで、ぼわっと広がるおかっぱ頭。ちょっと不気味。だけど、不快感が生じない。なんか腹の底に印象が残るんですねえ。今回もたっぷり麗子ちゃんを腹の底に納めました。

債権法改正の基本方針の続き。 債権の時効が変わることを提案していらっしゃいます。

債権の時効の期間がまちまちであるのはよろしくないということで、(たとえば損害賠償請求でも債務不履行と不法行為では期間が異なるらしい)これを統一させましょう。短期消滅時効は廃止しましょうということらしいです。

(1) 債権時効の期間は、民法その他の法律に別段の定めがある場合を除き、債権を行使することができる時から10年を経過することによって満了する。

(2) (1)の期間を経過する前であっても、債権者が債権発生の原因および債務を知ったときは、その知った時または債権を行使することができる時のいずれか後に到来した時から(3年/4年/5年)の経過により、債権時効の期間は満了とする。

(2)の期間を3年とする場合

(3)(1)にもかかわらず、債権者が債権を行使することができる時から10年以内に債権発生の原因および債務者を知ったときは、その知った時から3年が経過するまで、債権時効の期間は満了しない。

提案要旨によると債権時効の原則的な起算点と時効期間につき、客観的起算点(債権の一般的行使可能時)からの比較的長期の時効期間と主観的起算点(債権の現実的行使期待可能時)から比較的短期の時効期間の組み合わせとすることだそうです。

甲が乙に100万円の商品を売った。この債権は基本的には10年で時効となるけど、乙が買ったこと(100万円を払わないといけない)ということを知った場合は、知ったときから(3年、4年、5年)で時効となる。

乙が買ったことを8年目に知った場合で、(2)の期間が3年の場合は、甲が売ったときから11年目に時効となるということか?

じゃ、乙が買ったことを8年目に知った場合で(2)の期間が4年の場合は、甲が売ったときから12年目じゃなくて10年目に時効となるということか?

この辺も今後お詳しい方々があーだこーだといわれるのでしょうね♪

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