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2009年5月 4日 (月)

ワンクリック詐欺から身を守るための規定

 今日は、ちょっと霞んだようですがまだお天気♪ 明日、明後日は雨みたいだから、これを書き終えたら、野菜を買いに行こう♪

 ゴールデンウィークは延々と債権法改正の基本方針のシンポジウムの復習をしています。

 消費者契約法の一部が民法に入り込んでいます。なぜなんだろう? 市民のための民法をめざしているから? いまいちわかりません。

 ただ、面白いなと思ったのがワンクリック詐欺から身を守るための規定を提案していらっしゃいます。ワンクリック詐欺とは? たとえば、ネットサーフィンしてエッチサイトにたどりつき、もうちょっと見てみたいと思ってクリックしたら、「会員登録ありがとうございます。月額会費1万円お支払ください。」なんて画面にひつこくでたり、ばんばん請求がメールで届けられたりするやつです。これ、ひっかかった人、このブログの読者の方の中にもいらっしゃるのではないかな。

 で、提案内容は 錯誤の必要なところとまとめますが、

(1.5.13)(錯誤)

(1)法律行為の当事者または内容について錯誤により真意と異なる意思表示をした場合において、その錯誤がなければ表意者がその意思表示をしなかったと考えられ、かつ、そのように考えるのが合理的であるときは、その意思表示は取り消すことができる。

(2)意思表示をする際に人もしくは物の性質その他当該意思表示に係る事実を誤って認識した場合は、その認識が法律行為の内容とされたときに限り(1)の錯誤による意思表示をした場合にあたるものとする。

(3)(1)(2)の場合において、表意者に重大な過失があったときは、その意思表示は取り消すことができない。ただし、次のいずれかに該当するときは、この限りでない。

(ア)相手方が表意者の錯誤を知っていたとき

(イ)   相手方が表意者の錯誤を知らなかったことにつき重大な過失があるとき

(ウ)相手方が表意者の錯誤を引き起こしたとき

(エ)相手方も表意者と同一の錯誤をしていたとき

(4)(1)(2)(3)による意思表示の取消しは、善意無過失の第三者に対抗することができない。

コメント 錯誤が無効から取り消しに変わるみたい♪ 

(1.5.14)(電子消費者契約の特則)(ワンクリック詐欺対策)

(1)(1.5.13)(1)(2)の場合において、消費者が行う電子消費者契約の申し込みまたはその承諾の意思表示について、錯誤が次のいずれかに該当するときは、表意者に重大な過失があったときでも、その意思表示は取り消すことができる。ただし、当該電子消費者契約の相手方である事業者(その委託を受けた者を含む。以下同じ。)が、当該申し込みまたはその承諾の意思表示に際して、電磁的方法によりその映像面を介して、その消費者の申込みもしくはその承諾の意思表示を行う意思の有無について確認を求める措置を講じた場合またはその消費者から当該事業者に対して当該措置を講ずる必要がない旨の意思の表明があった場合は、この限りでない。

(ア)消費者がその使用する電子計算機を用いて送信した時に当該事業者との間で電子消費契約の申し込みまたはその承諾の意志表示を行う意思がなかったとき。

(イ)   消費者がその使用する電子計算機を用いて送信した時に当該事業者との間で電子消費者契約の申し込みまたはその承諾の意思表示と異なる内容の意思表示を行う意思があったとき

コメント 夜中に酒気帯びでネットサーフィンして、Hサイトに入って、もっと見てみたいと思って、何気にクリックしたら高額な会員サイト登録だった。画面をよくみたら、端っこにちっちゃく会員登録みたいなことが書いてあったけど、目の前の画像に真剣で目に入らなかった(重大な過失か)。高額なHサイトの会員になるつもりなんてまったくない。

こんな場合は、消費者は会員登録を取り消すことができる。

ただし、クリックすると、このサイトは高額なHサイトです。料金はいくらです。あなた登録しますかという表示がでて、それでもクリックしたような場合は、たとえ、酩酊状態でクリックしても取り消すことができないということか?

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