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2009年5月14日 (木)

ファイナンス・リースってこれからも重要なのかなあ? (債権法改正の基本方針)

「お天道さんは見てござる」という本を書かれ、道徳教育の大切さを説いてまわられたらしい某副長官が辞職されましたね。不倫問題で! 

 久々に債権法改正の基本方針の話題を、ファイナンス・リースを民法の中のひとつのパーツとして入れちゃおうと提案していらっしゃいますね。

 ファイナンスリース(たぶん所有権移転外といわれるものがほとんどだと思いますが)これは、物の所有は形式的にはリース会社だけど、ずーっとユーザーが使ってリース料を支払うというもの。それなら、借金して資産を買って使った方が割安だからいいじゃないと思うのですが、このファイナンスリースのメリットというのは、高額な資産が欲しいけどお金がない、お金を借りたくても銀行が貸してくれないような会社が、リース会社(ビッグだからね)に資産をかってもらえるようなところにある。

 単に資産を一定期間利用してその対価を払うというお約束の賃貸借契約と少し違うし、お金をリース会社から借りてきて資産を買って、その資産を返済の担保とするというようなものだけでもない。独特なものがあるし、とっても重要だから、民法の中のひとつのパートを作ろうということのようです。

 ファイナンスリースが日本で広まった背景は、実質的には資産を借金して購入して、減価償却しながら、借金を返すようなものだけど、会計や税務は賃貸処理で払ったときに費用として計上すればいいから、注記事項として財務諸表に書く必要は一応あったけど、バランスシートに載せなくていいというメリットがあったからでした。

 それが、他の国と会計制度をあわせるということで、改正になり税務も追随したのですが、従来のうまみがなくなったから、本当に信用供与をリース会社にしてもらう必要のある会社などはこれからも利用すると思うのですけど、そうじゃない会社はコストパフォーマンスを考えて判断するでしょう。だから、従来以上に重要性を増すかどうかは? 

ちなみにこのような指摘に対する先生方の反論は次のとおり

「このような指摘は、ファイナンス・リースの社会的重要性を考える場合の契約の背景事情として十分に考慮しなければならないものであるとしても、 本提案は、上記のとおり、ファイナンス・リースの重要性はそれに限定されない。 契約類型自体としての独自性、特に、利用型契約と信用供与契約の複合的な性格を有するものとしての法的な重要性に照らして、ファイナンス・リースについて規定をおくことを積極的に提案するという考えに立つものである。」そうです♪ いつか出てくるであろう条文案がどうなるかはわかりませんが

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