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2009年5月25日 (月)

為替ヘッジコスト

先週、このブログで書いた「ソフトバンクの個人向け社債 お金があったら買いますか?」が、久々にヒットしている信託大好きおばちゃんのブログです。こーいうネタが、愛されるのでしょうね。思ったまんま書いたタイトルがよかっただけかもしれませんが♪

 月曜日は日経の金融商品のコーナーが面白いので、今日もそこから

 外国の投資信託を買うのは、日本の投資信託よりも分配率が高く、為替差益も得られるとトータルで大きな利益がでるという美味しさがあるからだと思うのです。でも、為替差益が必ず生じるなんてことはあり得ない。為替損失が生じると分配益なんてあっというまにぶっ飛ぶこともあります。

 そこで、リスクをヘッジするために為替リスクヘッジ型の投資信託を買うという手もあります。最近の事例では、為替リスクヘッジありの方がなしの方よりも儲かっていたものがあるようです。だったら、為替リスクヘッジ型で運用するのがベストかというと、それは?です。なぜならば、為替リスクを他の人(金融機関)に押し付ける場合、押し付け代を払わないといけないからです。

この為替リスク押し付け代の最大のものが金利差

山田花子が、1万ドルオーストラリアドルの投信を買って、1年後に投信を売る予定です。この投信は利回りがいいけど、オーストラリアドルが1年後、どうなるかわからない。いま1ドル75円だけど、1年後に70円とかになれば為替損で分配益がぶっとぶ。だったらということで1年後に1ドル75円 つまり75万円の元本が戻ることになるような商品を買いました。日本の金利は0% オーストラリアドルの金利は3%とします。

 そうすると山田花子にオーストラリアドルの投信を売った金満銀行は、1年後に75万円を調達しなければなりません。このような場合、金満銀行はどうするかというと、1万オーストラリアドルを借金してきて、これを円転して、円で運用します。そうすると円の受取金利は0%で、オーストラリアドルの支払金利が3%生じます。そして1年後に、山田花子が投信を金満銀行に売った時点で、金満銀行は山田花子に75万円わたし、オーストラリアドルの投信を受け取り、この投信を売ってオーストラリアドルでお金を受け取り、それで借金を返します。この場合のオーストラリアドルの支払金利3%分は、金満銀行が負担するのではなく山田花子が負担することになります。

 この金利差が大きくて分配益を食ってしまう。為替が安定している時や円安に振れるときは、やらない方がまし。でも、円高にふれると、このコストが生きてくる。

 外国の金融商品に投資するとき、ヘッジをかけるかどうかは重要な意思決定で、投資家が決めてリスクをとらないといけないけど、どう振れるかなんてわからない。怖いと思ったら投資しなければいいのだけど、預金だけだったら、ちっとも財産が増えない。リスクとリターンはコインの裏表。さて、夏のボーナスを金融商品で運用しようと考えているあなた!どのような選択が最適とお考えですか?

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