« 受益者連続改造計画2 | トップページ | ソフトバンクの連結貸借対照表に関する注記事項 »

2009年6月17日 (水)

受益者連続改造計画3

受益者連続改造計画の3回目 そろそろ別のねたをと思って新聞をはらはら読んだのですが、たいしたことが書いていなかったのでこのねたのとりあえず〆を

受益者連続信託という受益権が次々の次の人にうつるような信託の課税上の取り扱いが、非常に評判悪いので、自分なりに思いついたのが、贈与税・相続税先払い、次の者に移転するときに、使われていなかった部分の精算というシステムです。

これは、お上が最も恐れている信託を利用した相続税回避ができないというお上サイドのメリットはあるのですが、納税者サイドでは、先払いする納税資金がないと使えないというデメリットもあります。

昨日、このブログで書いたのですが、税金を実際よりも多く前払いしたときは、超過部分は還付されるのですが、この還付金に利息がつくのです。この利率がここ数年の推移をみているとアラウンド4%! 自分に権利がないのに払ってしまった部分の相続税や贈与税を税金と考えずに、国に対する債券と置き換えるとどうなるか。つまり、トリプルAの債券の利回りが4%!ということになるのです。

たとえば、大金持ちのお父さんが1億円の普通預金を信託し、収益受益権を10年ごとに子供A,BCと移していき、信託期間が終了したらDに渡すとします。

Aは、お父さんから1億円の信託を受けたときに、贈与税を4,720万円支払います。この資金はAの金庫にあったとします。そうすると、10年間でもらえる収益は110万円として100万円 信託終了時に還付される贈与税は 99%部分だから、4,6728万円

この部分の利息(4%と仮定)すると、約1,870万円! 次にBがまたもや1億円の信託の贈与を受け、4,720万円の贈与税を支払い、10年後に還付されると同じことが起こるのです。

ただ、この利子は、雑所得として課税されるのですね。雑所得の特色は、他の所得(不動産所得や事業所得など)の損失と通算できないところであり、高額な利息だから最高税率で課税されるので、Aの手取りは、ほぼ半分 約930万円くらいです。つまり、手取りでは利回り2% 実質的にはそんなに高利回りではないのですが

相続税・贈与税の前払い精算システムは、租税回避はできない制度ですが、受贈者が税金を払えるならば、税金の運用益?で財産が太る制度。税金払って財産が太る制度なんてだめだ! 利子はなしだあとなると誰もやらないでしょう。さてこの思いつきはいいのか悪いのか♪

|

« 受益者連続改造計画2 | トップページ | ソフトバンクの連結貸借対照表に関する注記事項 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 受益者連続改造計画2 | トップページ | ソフトバンクの連結貸借対照表に関する注記事項 »