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2009年6月18日 (木)

ソフトバンクの連結貸借対照表に関する注記事項

 久々にニッチな信託ねたから、人気のあるソフトバンク系のねたへ

 なんとなく、ソフトバンクの平成213月期の決算短信を読んでましたが、さすがにこの会社の連結財務諸表に関する注記事項は読ませてくれます。

 ソフトバンクは、実は格付けがあまりよくない Ba2とか、BBとかBBBとか

なぜかというとやはり自己資本比率が低いからでしょう。

 平成203月期で8.4% 平成213月期で8.5%

 で、どうなっているのかなと思って、連結財務諸表に関する注記事項を読むと、出てくる出てくる資金調達関係の情報がてんこ盛りです。

 実質的ディフィーザンスの失敗による750億円の損失やらもありますが、 担保提供、債権流動化及び株式等貸借取引契約による借入金等の項目だけご紹介すると

(1)   担保提供資産および対応債務 (銀行借入の担保はなんですかというようなやつ)

(2)   債権流動化による借入金 (ソフトバンクモバイルの割賦債権やソフトバンクBBによるADSL料債権流動化)(将来の売掛金を期待してお金を借りよう)

(3)   株券等寄託取引契約および株式等貸借取引契約による借入金(子会社の株を預けてお金を借りよう)

そして、おそらくボーダフォンを買収したときに1兆円くらいお金を借りたけど、そのときにつけられたと思われる財務制限条項いいときは何もいわないけど、もしルールに違反したら、資金は全額回収、首も飛ぶぞというおそろしいやつです。

 これもちょっとだけご紹介すると

もし、次の取り決めに抵触したら全額借金返せという条件には

(1)   当社の各四半期末における当社の純資産額は、次の①および②のいずれか大きい方を下回ってはならない。

       最近事業年度末における当社の純資産の額の75%

       平成17331日現在における当社の純資産の額の60

(2)、(3)をとばして

(4)ソフトバンクモバイル㈱は、WBS ファンディング(注1)から金銭の信託を受けた特定金外信託受託者たるみずほ信託銀行㈱(貸主)からローンの借り入れ(以下「SBM ローン」)を実行しました。当該SBM ローンの契約上、ソフトバンクモバイル㈱は、原則として事業経営における一定の自由度が許容されています。ただし、同契約に定める財務に係る一定のパフォーマンス基準(累積負債償還額、修正EBITDA(注2)、レバレッジ・レシオ(注3))や事業に係る一定のパフォーマンス基準(契約者数)を下回った場合、その重要性や期間に応じて、ソフトバンクモバイル㈱の事業に対する貸主の影響力が強まり、設備投資の支出制限、新規サービス展開についての事前承認、過半数の取締役選任、さらにはソフトバンクモバイル㈱株式を含む担保提供資産に対する担保権行使等の可能性があります。

 孫さんの首がふっとびますよというおどかしですね。

 貸したお金を確実に戻すためにはなりふりかまわないぞということですね。とっても勉強になります♪

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