世襲をどう思うの トヨタ編
昨日、世襲の政治家がいっぱいいるということは問題だというようなことをこのブログで書いたのですが、次のようなコメントをいただきました。
mさん:同じく世襲といってもよいであろう「トヨタ」とかってどう思われますか?
世襲した人の悪口を昨日は書きましたが、世襲した人には、他の人には、かなわない生まれながらのオーラというものがあります。
その人が、ある一族であるというだけで、周りの人をはーとひれ伏させるようなもの。
人格とか、能力とかそんな世俗の尺度では測れないものです。なぜ、皇族や王族が敬われるのか。根っこは、皇族や王族の人として生まれたから、皇族や王族の人と結婚したから、それ以上の理屈は、とってつけたようなところもあるような気がするのです。
組織がごたごたとしたときの、まとめ役として、逆境を乗り越えられる経験豊富な経営者を据えることがよくあります。
しかし、360度素晴らしい人はいない。そこで、その組織の誰もが、なんかよくわからないけど、ひれ伏すようなオーラをもっている人(オーナー一族)をトップにたて、実務は優秀な番頭にまかせるということもあります。
おそらく、トヨタの世襲は後者のケースではないかと思うのです。その方が、トヨタという組織の風土としてうまくまとまるから。他の人が言っても、組織が軋んでうまく動かないけど、豊田さんの口を通じたら、はい、わかりました!となり、組織が動いていけるのではないか。それを期待しているから、豊田さんが50歳ちょっとでトップになられたのではないか。
なお、わたしは豊田さんご本人を存じ上げず、ひとつのわかりやすい例として想像の範囲内で書いております。
優秀な番頭さんたちのいる組織のトップの場合は、世襲でもいいのかもしれませんが、政治家の場合はどうでしょうか。多くの政治家は、政党などの組織のパーツであり、なんか言ったら、ははーっと民草が理屈ぬきに動いてくれることはない。自分自身が、考えて、走り回る立場の人がほとんどではないのかな。
そんな人たちは、やっぱりご自身の能力や人格が問われるのではないか。だから、世襲の人みんなが無能とはいえないけど、世襲ばっかりは、政治家の質の低下を招き、日本の将来に深い影を落とす。それはよくないことだ!
| 固定リンク


コメント
エントリーまでして頂きありがとうございました。
特に意識せずに質問をしたのですが。私の祖父が経営者であったため、私は世襲候補でした。しかし、会社がごだごだして結局中学生くらいで、そのまま継ぐという話はなくなったという経歴でして。
世襲が悪いというのも、納得できます。継がないという話が決まって、俄然がんばらねばと思って今の自分があります。
しかし・・・世襲にもいい面もあるよな・・・と思う面もあります。
いまいち自分の中でもごちゃごちゃしております。
なんとなく「世襲は・・・」という言葉自体が「A型の人は・・・」という議論と同じような気もしなくはありません。
これ以上は考えもまとまらず休憩時間があとわずかなので今度じっくり考えて、また報告させていただければと思います。
お礼まで。
投稿: m | 2009年7月 9日 (木) 12時59分
うん~~。トヨタさんの体制奉還は、20年前から準備されていたことで、今回の社長さん、ITと車ってことで、ずいぶんバブル時代、無駄金つかってきたんですよね。
まあ、ホンダの長男とか、松下のレース狂いなどのように、本人が事業に全く興味無く(趣味人ね。)ってタイプでなく、趣味人でいきれないケチの名古屋人だから世襲でいけたんだとおもうんですが。
ホンダの長男坊は、親父に似て、金に執着ないんで経営陣に無尽をとられたりしていますがね。
投稿: とおりすがり | 2009年7月 9日 (木) 00時55分