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2009年8月28日 (金)

政治家にとって政党って 選挙区って難だろう?

 新聞読んでもはっとした話題がなく、はらはらとめくっていると 自民党の広告のページに小池百合子さんのご真影がありました。東京10区豊島区練馬区(東部)で立候補だそうです。

小池ゆりこさんって、確か 信託大好きおばちゃんと同様に関西のお嬢コースを当初は歩んでいたはずなのに どうして東京なの?

ということで小池百合子せんせいの過去の選挙区を並べてみました。

平成040726 参議院議員初当選 (日本新党・比例区)

平成050718 衆議院議員初当選 (日本新党・兵庫2区)

平成081020 衆議院議員2期目当選 (新進党・小選挙区 兵庫6区)

平成120625 衆議院議員3期目当選 (保守党・小選挙区 兵庫6区)

平成151109 衆議院議員4期目当選 (自由民主党・近畿比例ブロック)

平成170911 衆議院議員5期目当選 (自由民主党・小選挙区 東京10区)

政党が 日本新党 → 新進党 → 保守党 → 自由民主党 とかわり、選挙区も 比例区→兵庫2区→ 兵庫6区→ 近畿比例ブロック→ 東京10区とこちらも凄い変転。

こういう感じの人って、節操がないとかいわれて、あんまり出世しないものですが、彼女の場合は、そんなことはまったくないですね。

過去に就任したのは環境大臣と防衛大臣 現在は、自由民主党東京都連会長代理で、中央大学大学院客員教授。 

受賞歴も、たとえば、日本ジュエリーベストドレッサー賞、ベスト・シンデレラ賞(政界部門)

駆け上がるおばちゃんなのはいいのですが、彼女にとって、政党とか選挙区ってなんだろう。野心を満たすための舞台装置だと思ってると手痛いしっぺ返しをくらうでしょ。 でも、そんなに痛い目にもあってないようにも思えるので、ちゃんとした実績をあげていらっしゃるのでしょう。気配りが凄いのかもしれませんが。

 このように今後も雑音が多いかもしれませんが、信託大好きおばちゃんがかなわない人であり続けてくださいね。先輩♪

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2009年8月27日 (木)

夜景が見えない席のグラスワインは半額に

 今朝の日経は、税関連の話題がいくつかありますね。海外子会社配当の益金不算入のおかげで日本にお金がいっぱい還流されそうだとか、今年の役所の税制改正要望はしょぼいとか、民主党になったら税制改正のプロセスが変わるとか、この辺は、もっと個別具体的になったら書くとして、

日経の総合面に「「規格外」「ワケあり」に商機 3割以上安く人気に 

野菜 形や大きさに難、家具 傷つきや旧型品 飲食店 夜景見えない席」

という記事があります。

 商品のもつ本質に関しては、決して問題ないけど、ちょこっと傷があったり、ちょっと形が悪いことから定価では売れないものを、安く売って、それがまた売れているようです。

この行動 ひじょーに理解できます。値段の高いものが価値も高いということは決してない。人からみて価値が高いものより自分が納得して価値の高いものをお金をだして手に入れたい。

こういう消費者心理をたくみについたのが、「夜景が見えない席のグラスワインは半額に」なんでしょうねえ。

タワービルの最上階なんかにあるラウンジのお酒って、グラスワイン1杯 うん千円なんてところもありますよね。ボトルじゃないですよ。グラスって、ぐびーっと喉にいれると、2回ぐらい、ごっくんとやったら終わってしまうやつですよね。

ワインを飲むという側面だけとらえると、これほどアホな価格設定はない。

なぜそんなところでワインを飲むかというと、ビジネスのためとかデートのためとか。デートのためだったら、夜景がばーっと見える景色が舞台装置として重要だから、いくらふっかけられても払うでしょうね。

でも、脂ぎったおじちゃんたちが、角つきあわして、話をするためにやってきているようなシチュエーションでは夜景は重要ではない。だったら、夜景代を値引いた方が夜景の見えない席もお客さんでうまり、収益に貢献することになる。

記事を読むとなるほどと思うのですが、これに気づいて初めて実行した店は賢いねえ。

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2009年8月26日 (水)

持ち合い株終了信託

 ネタが尽きて、信託ネタをブログに書くと、不思議と信託の記事が紹介されます。

今朝の日経の経済2面に「持ち合い株 信託で解消 住信が新型譲渡後も実施議決権」という新商品を販売するという記事があります。

 これは、どういうものかというと、株式に他益信託(委託者≠受益者)を設定する。ただし、信託期間中の議決権は委託者である企業が持つというもの。じゃないかなあ。違ってたらごめんなさい。

受益者は、記事のケースだと、ドイツ証券。 信託により株式は住友信託に移転され、名義も住友信託となるけど、配当はたぶんドイツ証券が受け取り、信託終了後、株式はドイツ証券に移る。委託者側は信託を設定した時点で、経済的利益がドイツ証券に移るからこの時点でドイツ銀行からお金をもらう。ただ、信託期間中の議決権は委託者がキープ。

この信託は別に新しいものでもなんでもなくて、昔からあったと思います。ヒルズ黙示録という、なつかしいホリエモン騒動のお話の中でも登場していたスキームじゃないかな。

会社法上の問題点として、受益者はドイツ証券だけど、議決権指図権は、株式からの経済的利益をまったく享受できない委託者がキープするということはいかがなものかというものがあるのではないか。たぶん、エライ先生がノープロブレムとおっしゃったのでしょうけど。

税法上の問題点として、 信託期間中の議決権は評価0であるということを認めることになりますよね。 

上場会社の株で、信託した株数が少なく、その議決権の株主総会の中での影響もそんなに大きくないような場合は、議決権評価0でもまあいいかなと。株主にとって株をもっている価値は、議決権ではなく、配当やキャピタルゲインを生み出す含み益だから。

でも、昨日も書いたのですが、非上場会社のオーナー系の株式の価値というのは経済的価値ではなく会社支配権すなわち議決権であると考えると、議決権指図権は無償で税法上もOKよとやっちゃうと、いろいろ面白いことがおこるわけでして。

この辺のうまいさじ加減が、いまほど、お上に求められる時はないでしょうねえ。どうするんだろう。

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2009年8月25日 (火)

非上場会社の株式の本質は、受益者連続型信託の問題

株式会社は誰のものと考えると、それは、株主のものです。社長はえらいといっても、株式会社で営むお金儲けの責任者のようなものですが、社長が誰かを選ぶのは、取締役会があるならば、取締役会であり、取締役会のメンバーを誰が選ぶのかというと、株主です。

株主は、どういう人たちかというと、会社にお金を出資している人たちです。この人たちは 事業がうまくいって、投資したお金が太ってくれることを望んでます。お金を貸したら、お約束で、相手が赤字だろうが利息はもらえます。でも株式を投資した人の場合は、赤字の場合はもらえません。 会社が解散した場合、残った財産を、お金を貸した人と、お金を出資した人で、わけわけしますが、優先順位は、まずお金を貸した人であり、出資した人は後回しです。 こんな感じで、株主は、お金を出資してもあんまり経済的メリットはないことが多い。でも、お金を貸した人と決定的に違うことがあるのです。それは、お金を出資した人は、通常は、会社の経営にいちゃもんをつける権利です。このいちゃもんの種類はいろいろありますが、一番大きなパワーは、取締役を選んだり、首にしたりする権利でしょうね。人間の集団の世界で一番のパワーは人事権ですから。

さて、非上場会社です。出資した人にとって、投資したお金をどのようにして回収するのかが重要です。上場会社なら、市場で売却することによりいつでも回収できます。しかし、非上場会社というのは、市場で売買できないことから、投下資本の回収が難しい。だから、お金儲けの手段として非上場会社に投資するのはちょっとねです。じゃなんで非上場会社の株式を持ってるの? それは、その会社を経営するために必要だからであり、経営はしたくないけど義理か義務で持たされているというのもありますね。

このような非上場会社の株式の評価はどう考えるのでしょうか。市場では取引されませんが、欲しい人もいれば、売りたい人もいる。専門書を読めば、いろんな手法が紹介されています。それでは、税法上、というより相続税の世界ではどう考えるか。これは、もっている人が、その会社にとって、オーナー一族のメンバーか否かで異なります。オーナー一族のメンバーの場合、通常は、その会社の株式は、純資産価値や、その会社と同種の上場会社の利益、配当、純資産をベースにした価値などで計算します。オーナー一族以外のメンバーは、配当利回りをベースにした価値で計算します。

なぜ、一物二価なの? というと、オーナー一族が株を持っているのは、株主権を行使して会社を支配できるため、つまり、経営支配の対価であり、これは会社の資産をもっているようなものと考えるから、オーナー一族以外は、経営をコントロールなんてできず、株を持っているメリットは配当をくれるからだと思います。

株式の価値というのは、上記にも書いているのですが、3つあり、配当をもらえる権利、残余財産をもらえる権利、経営を支配できる権利です。 非上場会社のオーナーが株式を持つのは、配当をもらうためでもなく、継続前提なら売却も考えられず、残余財産をもらうためでもなく、経営支配できる権利があるからです。経営支配できる権利というのは株主総会の議決権です。つまり、非上場会社のオーナー一族の評価額(純資産など)は、議決権の対価と考えられるのです。

さて、信託の方にうつりますが、株式を信託した場合、株式の名義は受託者となりますが、議決権指図権は信託契約で誰にするかを決めることができます。受益者連続型信託といって、次々の何らかの要因で受益者が移転するような信託で、受益権が元本受益権と収益受益権に分割されている場合は、信託期間中は収益受益権者が株式を全部持っているとして評価し、元本受益者の評価は0とするとされています。たとえ、元本受益者が議決権指図権を持っていてもです。これって、非上場会社の株式のように目にみえる経済的価値よりも目に見えない経営支配価値がすべてのようなものにフォーカスあてると異常ですよね。

本質的に資産の持つ価値を有している人が財産をもっているものとして課税するのが合理的だと思うので、少なくとも相続税法上純資産価値等で評価される人が議決権も有しているならば、その人が財産を持っているとした方がいいのではないかなぁ。

では、議決権の内容をわけわけして、複数の者が別々の議決権を持っている場合はどう考えるのか。その場合は、議決権をもっている人が均等に株式をもっているという考えもありますが、議決権の中の議決権が取締役の選解任権であるならば、その権利をもっている人が株式をもっているというように整理するというほうが本質をついているのではないかなあ。

また、議決権指図権を受益者以外の者が持っているというケースも必ずあると思うのです。このような異常な行為をするのは、節税目的が多いので、この場合は、議決権指図権を持っている人が受益権をもっていなくても株式は持っているものとして課税する。

ただ、このようにがちがちに設計していくと、誰も信託を使わなくなり、望ましいものではない。また、がちがちにしても、信託はやわらかい仕組みだから、すぐ穴を見つけられてしまう。

そこで、払いすぎた税金を還付する制度を取り入れ、もらう人にもらえる分だけ税金を払ってもらうあたりまえの形にもっていくというのがあるべき姿なのではないかと。そうすることにより、使い勝手が向上し、おかしなことを考える人が減るのではないかと思うのですけど。

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2009年8月24日 (月)

これからはリフォームの時代?

土曜日の日経の夕刊に「住友林業やパナソニック電工 リフォーム需要開拓 優遇税制が追い風」という記事があります。

 日本という国は新築信仰のようなところがあって、一戸建てもマンションも新築に住みたいという傾向があります。でも、最近の新築の(特に都心のマンション)は、バカ高く、立地がひどく、外観がしょぼく、設備は最新だけど、すぐ、陳腐化するだろうなというものが多すぎます。

 今、住んでいる家をリフォームしたり、納得のいく場所の中古を買ってリフォームする方が、コスト的にも安いし、21年改正で省エネ改修工事やバリアフリー工事をした場合は、一定の税額控除ができるみたいです。

 で、リフォームなのですが。 最近、リフォームに非常に興味のある信託大好きおばちゃんは、リフォーム関連の雑誌を何冊かお盆休みころに買い込み、ごろごろしながら読んでいました。

 このごろはリフォームが旬だということで、いろいろ雑誌があるんですね。

 リフォームは家一軒買うより安いといっても、結構値がはります。

 雑誌で綺麗な写真がいっぱい掲載されているリフォームの場合、総費用が、1,000万円は軽く超えますね。

 スケルトンリフォーム(家の中を、解体して、もう一度作り変えるやつ)だったら、2,000万円を超えていくのもがざらにある。。。。

 パーツだけのリフォームならうん百万円くらい。

 ただ、リフォーム業者というのも得意分野、不得意分野があるので、自分がどうしたいのかというものを見極めたうえで、選定しないと大失敗しそうですね。

 いろいろ調べて、自分なりに整理したところを書いてみると、築20年を超えるような家やマンションを買う場合は、業者にリフォームを任せるのではなく、自分でリフォームした方がいい。その分、購入価格を値引いてもらう。 

特に、水周り(台所とかバス、トイレ)などは、配水管等が痛んでくるので、ここは、お金をかけてでもきちんとした方がいい。専有部分の水漏れで他のおうちに迷惑かけたら、損害賠償しないといけませんしね。

 最近、床暖房がはやりですが、中古マンションの中には床暖房、・フローリングが禁止のところ(某広尾のヴィンテージマンションとか)があるらしい。天然素材のフローリングも流行っているみたいですが、当然、高いです。

それから、リフォーム業者とは、家をリフォームしたら終わりでなく、その後もかかわるかもしれないので、長くつきあえるようなところ、何かあったらすぐ来てもらえるようなところがいいように思えます。私的には、大企業のリフォーム業者に頼むより、超(?)一流のリフォーム職人に頼む方がベターかなと。お金があればのお話ですが。

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2009年8月21日 (金)

年金基金の不動産投資

今朝の日経の経済面を読むと「みずほ信託 初の私募ファンド」という記事があります。

年金基金からお金を55億円はどかき集めてきて、借入は行わず、東京23区内の賃貸用住宅に投資するそうです。目標利回り5%らしい。

年金基金の外部運用の方法は、信託銀行に一任する方法と、金融商品取引業者に一任して、そこが信託銀行に運用の指図をするものの2つがあり、後者がメジャーなようですが、今回は、前者のようにも読めます。

 借入を行わないから、レバレッジ効果は期待できませんが、借入によるリスクもない。

 この賃貸用住宅というのはどういうものでしょうか。どうも、新築の都内の高級マンションの販売が不振のようです。どうするのかなと思ってみていると、高級マンションを分譲するのではなく、はじめから賃貸用としているようです。

 賃貸といっても、家賃が最低50万とか100万とかするやつでしょ。場所柄からすると芸能人向きでもないので、次にその家賃が払えるのは誰かというと外資系企業。でも、日本から出て行こうとしている状況だからなかなか借りてもらえないのではないか。

 外人向けマンションというのは、やたらリビングが広い(パーティを開くことを目的としている。これが居住者の大事なビジネスの場だからやむをえない)という特徴があるのですが、日本人は、家でパーティをするという習慣がないからねえ。どでかいリビングのあるマンション作っても、日本人の借り手があまりいないのではないか。たとえいても、長く続かないのではないか。

 だから、どういう賃貸住宅に投資して、その結果、どのような収益を生み続けるか、非常に興味がありますね。

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2009年8月20日 (木)

今日の公告欄

 今日、日経新聞をぱらぱら読んでいたら、株価が載っているページの下に公告欄があって「公開買付開始公告についてのお知らせ 株式会社日立製作所」というのが5社分あります。買い付けか価格と昨日の終値を比較すると                            

            買付け価格  819日終値(単位円)

日立情報システムズ     2,900     2,880

日立システムアンドサービス 2,150     2,145

日立マクセル        1,740     1,728

日立ソフトウェア

エンジニアリング      2,650     2,635

日立プラントテクノロジー   610      606

というように買付け価格と終値がほとんどかわりません。通常、公開買付けという場合はもうちょっと色をつけるようにも思えますが

同じ公告欄に 貸付信託配当公告というのがあります。

5年ものの配当率を比較すると

住友信託    0.20%

みずほ信託   0.15%

中央三井信託  0.18%

三菱UFJ    0.20%

という感じで、なんともしょぼい数値ですが、微妙に違いますね。

ちなみに経済1面を読むと 「ビッグ」57年の歴史に巻く かつての人気商品貸付信託という記事があります。

いま、売られている貸付信託が満期になったらおしまいらしいです。昔は人気があったようですが、金融商品にも流行り廃りがあるようです。

ちなみに、外貨預金三菱東京UFJ 個人向け自動継続型2,000ドル相当以上の金利は

米ドルで

1ヶ月 0.010

3ヶ月 0.010

6ヶ月 0.010

1年                0.010

同様に 三菱東京UFJの 円のスーパー定期預金(300万円未満)の金利は

1ヶ月 0.070

3ヶ月 年0.070

6ヶ月 年0.090

1年  年0.150

わーっつ 円の金利の方がドルよりも高いんだ こんなことになってる。 いままでは、円でお金を借りてドルで投資するのが有利な場合がおおかったけど、逆になるのかなあ。

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2009年8月19日 (水)

資本に関係する取引等に係る税制についての論点

またまた、税金の難しそうな話題。 先週の末ころに、日経新聞にも話題になっていたのですが、法人税に関して平成22年またはそれ以後に大きな改正があるようです。

 記事では、主として連結納税の改正関連が書かれていたと思います。連結納税は、100% 資本関係にある親子会社をひとくくりにして、それぞれの会社で生じた所得と欠損を相殺して税金を計算しましょうというような制度です。

 記事ではあまり詳細に書かれていなかったと記憶しているのですが、連結納税を採用していないグループ間においても、たとえば、グループ間で資産を移転した場合のキャピタルゲインやキャピタルロスは、その時点では認識せずに、グループからはずれた人や会社に移転した時点で認識しましょうというようなことを考えていらっしゃるようです。

 しかも、このグループの範囲は、連結納税のように国内の100%資本関係にある会社だけでなく、個人や外国法人も入るかもしれない。たとえば、いまだと、法人が100%子会社をつくるために現物出資をしたような場合は、要件を満たすならばキャピタルゲインを繰り延べることが可能ですが、個人が現物出資して会社を作ってもその時点でキャピタルゲイン課税されます。法人同様繰延可能ということかな。しかも、この法人が日本法人に限らず、外国法人もOKということなのかな。

 ほかにもいろいろと論点があり、それなりに法人税のマニアには楽しめる内容ですね。

 http://www.mof.go.jp/singikai/shihon/gijiyosi/pdf/ronten.pdf

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2009年8月18日 (火)

アリコさんの追徴税178億円

 昨日の日経の夕刊にも載っていますが、178億円税金を追加で払ってねとお上にいわれ、払われたそうです。

 なんで? 移転価格税制? No デリバがらみ Yes

 プレスリリースをベースに簡単にお話を

弊社の2008年度における税引後当期純利益の損失額2,828億円には、過年度法人税等更正の見込み額約178億円が計上されております。

この金額は、定例の税務調査において、投資有価証券の為替評価損の取り扱い等に関して、国税当局と一部見解の相違が生じたことにより計上しているものです。

税務上、外貨建資産等の期末評価に際し著しい為替相場の下落(15%以上)が生じている場合、確定申告において為替評価損を損金算入することができるとされております(これは、一般的に「15%ルール」と呼ばれているものです)。主にこの15ルールの投資有価証券への適用について、税務当局との見解の相違があったもので、意図的に利益調整を行ったものではございません。

この15%ルールというのは、外貨建資産(発生時のレートで税務上計上するもの)についても、為替の変動が著しい場合は、期末レートで換算しなおして、差額を損失計上してもいいというルール(法人税基本通達13の2-2-10)です。金融危機後の大幅な円高局面でアリコさんは保有する外貨建て有価証券に関して適用させたようです。

しかし、アリコさんは、これらの為替リスクを回避するためにデリバティブ契約を結んでいらっしゃった ようです。

おそらく、税務上の処理として、デリバティブの契約については、評価益が生じていたと思うのですけども、これは、おそらく繰延ヘッジ処理という方法をとっていたのではないかな。 

繰延ヘッジというのは、ヘッジ対象(この場合は外貨建て有価証券)の売却等による損益の実現時期とヘッジ手段(デリバティブ)の損益の時期を一致させること(つまりデリバティブの損益を有価証券の売却時期まで繰り延べる)により、実物の売却損等をデリバティブの評価益とぶつけて、損失を回避させましょうというものです。

このケースでお上が問題視したのは、ヘッジ手段の評価損益は繰り延べたのに、ヘッジ対象の損失を先行させたことではないのかなあ。

時価ヘッジの可能性は?

いずれにしても、おばちゃんの頭の中で好き勝手に想像しているだけのことです。事実と異なる可能性は大きくあります。

プレスリリースでは、本件に関して2009 年度の決算における影響はございません。また、お客様のご契約への影響は一切ございません。ご心配をおかけいたしておりますことを深くお詫び申し上げるとともに、本件に関するご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

日経の記事では、見解の相違があり、現在、異議申し立てを含め、対応を検討中

デリバの税務上の問で、ちょっと前に新日本石油さんが訴訟するような雲行きですが、

次の一手をアリコさんは打ちますかねぇ

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2009年8月17日 (月)

ゴールボール

この土日(1516日)東京は、いいお天気にめぐまれ、ようやっと夏してましたね。

 信託大好きおばちゃんは、以前、このブログにも書きましたが、910日から13日に開催される「東京2009 アジアユースパラゲームズ(障害のあるアジアの若い方のためのスポーツ大会)」の通訳ボランティアとして若干お手伝いをさせていただくことになりました。

 どこの国の選手団担当となるかは、先日教えていただきましたが、中東の○○○のゴールボールの選手団のようです。

 このボランティアのお手伝いに向けて、いくつか研修があるのですが、15日に「障害者スポーツ体験」という研修があり、北区十条台にある東京都障害者総合スポーツセンターに行きました。ここは、日本で大阪と2箇所しかない障害者の方専用のスポーツセンターで、充実したスタッフと設備を誇っています。

 障害者の方のためのスポーツのうち、「ゴールボール、車椅子レーサー、ぼっちゃ、車椅子バスケットボール」を体験しました。このうち、自分が担当するゴールボールについてちょっと書きます。

 ゴールボールとは、3人一組で対戦するゲームで、サッカーのPK戦のようなものです。

すずの入った結構おおきなボールを片方のチームが投げて、それをもう一方のチームがセーブできるかできないか。セーブできなかったら、投げたチームの特典になるというものです。目のご不自由な方対象のゲームですが、目のご不自由な程度もまちまちではゲームに支障をきたすということで、選手は全員アイマスクをつけます。

 これ、実際にやってみると、けっこう厳しいものがありますね。すずの音を耳で聞き分けて、ボールの方向性を判断し、防御しないといけないのです。真剣に耳を研ぎ澄まし、とっさに判断しないと球を止めることは難しい。炎天下、ひさびさ(何年ぶりだろう)に真剣に運動しました(ほぼ毎日、プールでは泳いでいるのですが)。

やっぱり、人に教えてもらうだけではよくわかりません。体感することにより理解が深まります。

 4つのゲームが終わって総括のときに、センターの方から、センター等で今後催す予定の教室や講習会の案内をいただきました。

 125日(土)6日(日)障害者スポーツボランティア講習会が東京都障害者多摩スポーツセンターであるようです。 まだ先の話で、この辺の予定がどうなるかまったく読めませんが、パラユースのお手伝いの次のアクションとして、手帳にとりあえず書きとめておきました。

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2009年8月14日 (金)

なぜ、芸能人は港区に住むの?

 最近、話題になった芸能人に関して、不思議な共通点があります。 草なぎ君、押尾学、のりぴーですが、

 彼らが住んでいるところ、または、問題をおこしたところはすべて、港区なんですよね。

 草なぎ君は、ミッドタウンの横の檜町公園、押尾学は、六本木ヒルズレジデンシャルタワー(たぶんB棟)、のりぴーは、某青山にあるタワーマンション。

 なんで、有名な芸能人が港区に住んでいるかというと、彼らにお金をいっぱい払ってくれる会社や人がいっぱいいるから。 

 有名な芸能人が住めるマンションというのは、そこそこ広く(のりぴーのおうちは110㎡くらいらしい)セキュリティがよく(オートロックはあたりまえ、常駐管理(夜間はガードマン等が警備))、プライバシー(有名芸能人を軽く無視する隣人たち)が確保されていると思います。

 そんなマンションというのがいいと思うのは、何も芸能人だけじゃない。日本の上場企業の多くは東京が本社であるように、多くの現役のお金持ちは職住接近のいいマンションに住みたいと思うのでしょう。だから、この辺のマンションの値段は凄い。 新築の場合は、70平米程度で1億円超え 2億台でもしょぼい。

 都心で高級マンションが多くあるところというと、港区のほかに千代田区(番町あたり)や渋谷区(広尾や松涛など)があります。千代田区は、皇居に近いのですが、生活便利施設(スーパー)などがあまり充実せず、コンクリートと建物ばかりで生活の匂いがしない。

 

 広尾(著名なヴィンテージマンションガーデンヒルズもありますが)は住宅地的色彩が強いし、ここのお金持ちの住人は芸能人にお金ばら撒く系は少ないような雰囲気ですね。

 港区の高級マンションは、いろいろな場所(青山、麻布3兄弟(南麻布、元麻布、西麻布)、白金台、三田もか)にありますが、閑静で、緑が多く、治安がいい(大使館の近くはおまわりさんがいっぱい)、外国人(特に西欧系)が多く住んでいるように、よそからの移住者に寛容な風土があり、生活便利施設や職場も近い。

 だから、お金を物凄く稼ぎ、かつ、自分で自由に使える人たち(ここが重要)が、わーっとやってきて、その人たちをめがけて、芸能人もやってきて、芸能人めがけて、麻薬もついて来る。

 麻薬は港区のイメージを崩すから、徹底的に取り締まれ!という方向になるのかもしれませんが、良くも悪くも芸能人麻薬騒動は、日本中の富が港区に集積していることの証明なんでしょう。一極集中の象徴のような出来事。

 これがいいのか悪いのか。

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2009年8月12日 (水)

負けっぷりはよくせにゃいかん

 お盆モード 

 「負けっぷりはよくせにゃいかん」

  鈴木貫太郎さんが吉田茂さんにおっしゃったことのようで、これを街頭演説で、吉田茂さんのお孫さんが発言なさったそうです。

 人生って勝つこともあれば負けることもある。勝ち続ける人というのはあまりいなくて、死ぬときに総決算したら、ほとんどの人はフィフティ、フィフティ。

 勝てない戦いというのは人生においてはたくさんあると思います。だいたい、直感で、戦う前か、戦い始めたころに負けに気づくことが多い。こういうときに、どういう選択をするかでその人の器というかが測れるような気もします。

 勝てないと思って、でも、一発大逆転をねらって、博打で借金を増やすようにぬかるみに落ちていくパターン。これが、実人生には意外と多い。とくにプライドの高いエライ人が、そのプライドゆえにこのパターンを選択し、最後に何もかも失う。

 一番賢いのは、勝てないと思った場合は、ある意味、プライドをかなぐり捨て、負けない戦略をとる。戦いが終わって精算すると、実質的にはマイナスがほとんどない。プライドと交換に若干の実利がある場合もある。

 勝てないと思ったら、負けを覚悟して精一杯戦うことを選択するパターン。 戦いに負けると、勝つよりも多くのことを得ることが多いですよね。物凄く謙虚になりますから、いろんなことを学べます。それを生かすと、次につながる。

 でもね。リーダーは、負けることがわかっていても、戦争直前に負けを宣言するのは絶対にいけません。戦意喪失した状況で戦っても何も得ることはありませんから。

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2009年8月11日 (火)

のりぴーのその後の事業戦略

世の中的にはお盆休み、今朝は5時前に起きていたので、しっかり地震を体感しました。先日も地震がありましたし、連鎖でもっと大きな地震がくるかもしれません。

 さて、芸能界、麻薬騒動が巷の話題を席巻していますね。選挙が霞んでしまいます。

 押尾学の逮捕、のりぴーの逮捕ときましたが、なんとなく、その後の報道のされ方をみると押尾学よりものりぴーの方が大きく取り扱われているような気がします。本質的な重大さから考えると押尾学の方が大きいような気もするのですが。

 のりぴーは、アイドルとして売り出して、アジアでも売れて、いまは、ママドルをしていらっしゃったようですが、つきぬけた大スターではなかったような気がします。往年の山口百恵や松田聖子クラスではない。2番手でもない、もうチョッと下。

 のりぴーは逮捕されたことにより、CMなど、大きな収入を失ったと思います。

 じゃ、今後、のりぴーは落ちぶれて終わってしまうか。

 なんとなくテレビの報道のされ方をみて、この事件のおかげで、のりぴーは、そこそこのスターから、スーパースターレベルまでぐぐっと上り詰めた?ような気もします。

 だって、誰でも知っていて、彼女の動向を追い掛け回してますから。

 たぶん押尾学は、この事件を糧に輝くことはないと思いますが、のりぴーは、やり方次第で、とんでもない大スターになるかもしれません。

 たしかに、やさしいままドルのイメージは壊れましたが、彼女が打ちしおれた姿(けっして居直ってはいけない)をマスコミに露出すれば、なんとなく振り上げたこぶしも下ろしてしまう。そして、どうなるのだろうと、気になってじっとみている。

 打ちしおれ、何もかも失い、0からやり直そうとする。そうすると誰かが手を伸ばし、それを機縁に、より輝きを増していく。こういうシナリオがあるのではないか。

 ポイントは、彼女自身が打ちしおれた美しい姿(演技かもしれませんが)を、コンスタントに出し続けるか。日本人は、こういう人に弱いところがあるから。

 ウィークポイントは、たとえば夫。 夫を切れるか? 夫を切るのはプラスか? ちょっとこの辺はわからないです。 夫婦とも更生し、常識ある行動をする社会人として生きていくか これは大プラス。 日本人は、こういう人に弱いから。

 芸能界というのは、東大法学部や医学部を出たような一般社会での成功が約束されたような人が成功するところではない。

 芸能界で成功する人は、誰よりも歌や演技がうまい人では決してない。

 芸能界で成功する人は、華のある人。 天性の華のある人。華は努力でできるものではない。

華があるかどうかは、一般大衆が決める。華の源は、一般大衆をそれでも引きつける魅力というか人間性 それは、つきつめると、自分自身の愚かさとともに他の人の愚かさも受け入れる懐の深さではないかなあ。

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2009年8月10日 (月)

サイゼリヤはレストランのユニクロか

今日は朝から強烈な雨ですねえ。ちょっと 黒ずんだフローリングを洗剤をつけて、地べたを這いながら拭いていたので更新が遅くなりました♪

 さて、サイゼリヤという廉価イタメシチェーンがあります。

マルゲリータピザ 399円、 カルボナーラ 499円、 グラスワイン 100

などなど、 一般的なレストランのお値段の半値以下です。お店屋さんの場所も、不便なところでは決してない。

 こんなに激安販売していいのでしょうか。ということで、サイゼリヤさんの有価証券報告書を読むと

 平成208月期の 売上が、84,949M¥  売上原価 30,163M¥35.5%)経常利益  7,853M

 それなりに利益もだしています。

 なぜ、こんなに安い価格で提供できるかというと、おそらく、製造コスト等を自社(
オーストラリアの子会社)で大量生産することと、製造管理、販売管理の工夫かあるのでしょう。

「ロ. 商品の磨き上げを行うとともに、メニューの品目数を絞り込みマネジメント力の向上に努めたこと。

ハ. 季節野菜を使用したメニューや差込メニューを効果的に投入し、他社との差別化を図ったこと。

二. 自社農場やカミッサリーの活用、開発輸入といった自社ならではの安全・安心に対する取り組みが消費者に認知されてきたこと。

ホ. 生産、購買、ロス対策についてのプロジェクトに継続して取り組むことで、原材料価格の高騰を企業努力により吸収し、価格の優位性を高められたこと。」

 ただ、自社で輸入することから生ずる為替リスクをヘッジするためにデリバティブを使ったのですが、平成21年期で大失敗してしまいました。

平成20 12 10 日 デリバティブ契約解約に関するお知らせ

当社が、平成20 11 21 日に開示いたしました「デリバティブ評価損発生見込みに関

するお知らせ」に記載しておりました、多額の評価損が見込まれていたBNPパリバ証券

とのFX参照型豪ドルクーポンスワップ契約を平成20 12 10 日に解約いたしましたので下記の通りお知らせいたします。

この損失が、15310百万円 軽く経常利益の2

 サイゼリヤのビジネスモデルは、レストラン版ユニクロではないでしょうか。 自分のところで生産から販売まで一貫してみて、ニーズに応じたものを適切に供給する。

 ただ、ユニクロが凄いのは、値段を超える品質を提供し、しかも、年々進化しているところ。女性をターゲットにいれ、彼女たちのファッション感覚にフィットするようなものを驚きの価格で提供しているのが最近の傾向。

 ユニクロのような驚きをサイゼリヤが提供し続けることができるかどうかがでしょうね。

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2009年8月 8日 (土)

トマトとニンニクと豆腐と豚と

 今年の夏は、天気が悪く、みょーに涼しかったりで変ですが、今日は暑いですね♪

 さて、ひさびさの簡単料理です。

 タイトルどおり トマトとニンニクと豆腐と豚と

 シンプルです 1人前ですが、 

       トマトを1つか2つ、洗って、一口サイズに切る。

       ニンニクを2かけらくらいもぎとり、こまかく切る。

       豆腐(絹かな)を一口サイズに切る。

       豚を一口サイズに切り、茹でる。そして、適当に茹で上がったら、水を通して冷やす。

       これらを、大きめのお皿に盛る。

       そして、仕上げに、ゴマドレッシングなどをたらーっとかける。

先日、みそだれをつけて食べましたけど、これも結構おいしいです。このみそだれは、埼玉のお店のものですが、モンドセレクション5年連続金賞をとったものです。

 

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2009年8月 7日 (金)

租特の簡素化は、素晴らしいけど、

 今朝の日経の経済2面に「税改革 「租特」に切り込む 民主 財源捻出、実現には壁、自民、合理化姿勢問われる」という記事があります。

 自民よりも民主の方が先にくるということが、時代なんですね。

 租税特別措置法というのは、期限付き税制みたいなものです。一般的には、減税の措置が盛り込まれる制度ですが、一般国民全般を対象とするものもあれば、特殊な業界の人たちを対象とするものもあり、結構なボリュームがあり、かつ、読みにくいものが多い。

 特殊な業界の人たちを対象とする減税も、必要なときがあったから設けたのでしょうけど、旬を過ぎても、なんとなく毎年キャリーされているものも多い。ほんとうに必要かというと?というのもあるようです。

 民主党が政権をとったら、盛大に国民受けのする(ばらまきともいわれる)政策をいっぱい打ち出すのではないかといわれていますが、ばらまきするためにはお金がいるわけであり、そのお金の源として、租税特別措置法の簡素化して、減税幅を引き下げることを考えていらっしゃるようです。

P.S 今日は、お散歩前に8割ほど原稿を書き、1時間ほど日課のお散歩(暑かった)をし、それから書き上げましたぁ

 なるほど、納得というところはあります。減税措置をお願いする団体は、バーターとして政治家を支援されますから、政治家も冷たくできないことから、長きにわたった自民党政権の時代は、わかっちゃいるけどどうしようもないところもあったのでしょう。

 民主党はしがらみがないからできるということですが、実行するということは、租特の恩恵を受けてきた業界団体を敵に廻すことであり、将来的には、選挙において暗い影をおとすかもしれないですね。それでもいいという覚悟で断行し、実現したらそれは素晴らしい。たとえ、民主党政権が短命に終わっても、法律は残りますからね。

 日本は、なんじゃかんじゃいっても法律が支配する国であり、特に税のように、国家権力で民草のお金を収奪するようなものは、法律がしっかりしていないといけません。

 とりあえず、信託大好きおばちゃんは、ウォッチ ウォッチです♪

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2009年8月 6日 (木)

日本版ESOP、みんなで使えば怖くない

今朝の日経の経済1面に「従業員持ち株信託型支援 三菱UFJなど大手信託 株式を安定調達」という記事があります。

 信託大好きおばちゃんのブログに「日本版ESOP」というキーワードで検索してやってこられる方がコンスタントにいらっしゃいます。

 これは、信託や一般法人を使った新しいタイプの従業員持株促進制度です。従来の従業員持ち株会というのは、株式を毎月、ちびちび、ちびちび市場から購入することがお約束だったので、たとえば、流通性が乏しい株式の場合は高値でつかまされたり、敵対的買収防衛のために株式を一度にがばっと買うことができないというような問題点がありました。

 

 この日本版ESOPの場合は、とりあえず、まとめた株をがばっと信託なり一般法人にがばっと移して、それから、すでに従業員持ち株会がある会社なら、ちびちびと持株会に譲渡します。また、スキームのひとつとして、株の買取、譲渡は時価で行われるのですが、会社から買い取った株の値段より、従業員持ち株会に売った株の値段の方が高い場合は差額が信託等に残り、信託期間終了時にそれを従業員に分配できるというメリットもあります。

 この日本版ESOPのみそは、会社法上は自己株式に該当しないけど、税法上は自己株式に該当するよというように仕組むことができるようになっているところです。会社法上、自己株に該当しないから、ESOPの持株に配当もできれば、議決権行使を行うこともできます。

 他方、税法上、自己株であるならば、ESOPの株の取得は税法上は譲渡にならない。配当をもらっても、自分が自分にお金を払うことだから、源泉税なんていらないのではないかな。税法上自己株だとするためには、受益者を従業員として、信託終了までは受益者としての権限をやらないと決め、信託の変更権は必ず、株式の発行会社にもたせておき、会社が信託設定時にお金も拠出した場合で、もし信託期間中に使い切らなかったときは、そのお金は返してもらうとか決めておかないとね。

 ところで、会計上は、 昨年公表された報告書では、自己株という処理の方向性はあるようだけど、問題点の抽出にとどまり、その解決策が、いまのところでていないところがあります。たぶん、自己株でGo! で 実務は動くんだろうけどね。

 会社法上、いろんな問題がおこって裁判になったらどうなるかわからないところもあるというような指摘もなされています。

 こんな状況で、日本版ESOPは船出するのですが、政府が支援策(有価証券報告書の提出義務を免除するなど)をだすのですから、それなりに広がるのでしょうけど。

日本版ESOP,みんなで使えば怖くない♪

 なお、リアルの信託大好きおばちゃんは、「日本版ESOPによる取得」というタイトルの原稿を「税務弘報 20094月号」に載せていただいております。

 

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2009年8月 5日 (水)

不動産信託の変遷と課題

 昨日は、久々に税理士会の研修会で千葉県の船橋市まででかけました。題して「信託大好きおばちゃんの信託の税制 アドバンス編 何が問題でどうすればいいの?」なーんて、税理士の実務とは全然関係ないのですが、ひょっとして近い将来に影響があるかもしれないところを90分もお話しちゃいました。どうも、聞いていただいてありがとうございます。でも、面白いところもあったでしょ(笑)。

 帰りに船橋から横須賀線に乗りました。横須賀線って 東京から品川のちょい前まで地下を走るんですね。しかも、東京―品川間で止まる駅は新橋だけ。3年も東京にいるのに知りませんでした。

 さて、タイトル「不動産信託の変遷と課題」は、実は、信託大好きおばちゃんがリアルの名前で書いている原稿です。いままで、税務系の専門誌には原稿を書かせていただく機会がそれなりにあったのですが、今回は、なぜか、司法書士さんの雑誌「月報 司法書士 20097月号 No449」に載せていただきました。

 エッセンスをちょっとだけ書かせていただくと、不動産信託のブームの走りは、土地信託で、これはお上が民間の力を借りて土地を再開発したいという要望があったからのようです。 そして、その次のブームが証券化です。

 これらの信託が広がった背景としては、生の不動産を取引することよりも信託を使う方がメリットがあったからであり、そのメリットのひとつとして税のコストが安かったからというのがあります。

 今後、不動産の信託の発展の方向性として、高齢者の財産管理があります。核家族、少子化、非婚化の影響で、ひとりで生きなきゃいけない高齢者がどんどん増えていきます。彼らの生活の糧は年金だけではこころもとない。もし、不動産があるならば、貸して、その賃料収入で生活費や医療費、介護費を賄うこともできるけど、自分で管理できるとは限らない。そこで不動産信託を利用し、できたら成年後見人とセットして最後の面倒をみてもらうシステムを作ればいいのでないかと。

 でも、現状では、いろんな問題があってうまく機能できない。とくに、従来の不動産信託の発展に起用したはずの税制がさまざまな形で障害となっている。これをなんとかしてもらえませんか というようなことです。

 ご興味のある方は、

 http://www.shiho-shoshi.or.jp/association/publish/monthly_report/

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2009年8月 4日 (火)

カワイイ系ファッションをアジアに売り込め

今朝の日経のゼミナールは「台頭するアジア消費 ファッション衣料 「カワイイ」系軸に市場拡大も」です。

 日本のソフトウェアで国際的競争力があるものはアニメくらいなのかなと思っていたのですが、そうでもないかもしれない。なにげなくファッション雑誌で見かけ、そこらの街を歩いているおねえちゃんたちが身に着けているお洋服が、実は、競争力があるかもしれないということなのです。

 日本人は外国で生まれた製品を自分たちの使いやすいように調整し、進化させる能力が凄いといわれています。これが、お洋服の世界であると、自分たちの美的感覚にフィットするようにデザインを変えていくということかな。

 リカちゃん人形ってありますよね。信託大好きおばちゃんは、真っ赤なリカちゃんハウスもリカちゃんファミリーも持ってたぞ♪

 このリカちゃんの特徴は、おめめの中にお星様がきらりでかわいいけど、でかい頭(つまり八頭身でなく)で、スレンダーなんですよね。

 西洋の人形というのは、八頭身で、グラマーでしょ。こういう西欧で好まれるタイプというのは日本では、ちょっと引くタイプですよね。

 このリカちゃんのごとく、かわいくて、日本人の体系、(胴長(いまではそうでもないのですが)、相対的にグラマーではない)に合うようデザインされたお洋服が日本では売れています。

 このかわいい系のお洋服郡は日本独自で売れ続けるガラパコス商品なのかと思っていたのですが、実はそうでもない。アジア圏の若い人(それほど所得のない人)にも興味をもたれているようです。

 日本のファッション業界だってバカではない。自分たちの服がアジアでも売れると思って既に、輸出はしているようですが実際にはそんなに売れていない。どうも販売戦略を間違えていたからのようです。というのも、アジアの日本系のデパートで売っていたようですが、日本系のデパートのお客さんはセレブ階級の人たちであり、そのような人たちは、西洋風のお洋服を好む。だから、かわいい系は買わない。

 日本って 中産階級の社会であり、その社会にフィットする文化を創り出し進化させた社会なんでしょうね。そのような中産階級が台頭した国、お洋服の場合は、体形の問題があるからアジア圏に限定されるかもしれませんが、そこの中産階級から支持される可能性が非常に高い。その支持をビジネスに取り込もうとするならば、中産階級が買ってくれるところで商売をしないといけない。現状では、できていないけど、商売のやり方を変えれば解決できるの可能性が高いのではないでしょうか。

新たな輸出産業の登場となるといいですねえ。

カワイイ系ファッションの普及につとめる首相が現れたら、リカちゃん総理とかいわれるのでしょうか♪

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2009年8月 3日 (月)

国債は時価評価不要! 邦銀のちからだぁ

 最近、ブログを更新する時間が2時間ほど早くなっています。これは、最近、ブログ更新後、1時間15分ほどかけて散歩することをお約束としてるからです。そんなに暑くないし、ゆるやかな坂を上ったり下りたりしながら、微妙に色が違う木々の緑を眺めていると、さわやかな気分で一日過ごせますからね。

 さて、今朝の日経の経済面に「有価証券時価評価 国債は対象外に 国際会計審検討 邦銀などに配慮」があります。

 現在の有価証券の会計上の評価方法は、子会社株式とかはおいといて、他は3つにわけられます。ひとつは、売買目的で、毎期時価評価、評価損益は損益計算書で、次が満期まで持ち続ける債券みたいなもので、投資したお金と満期に戻ってくるお金の差額を毎期、簿価をいじって調整しましょうというやつ。それから、その他といわれるもので、毎期時価で評価するけど、評価損益は損益計算書を通さないぞというやつ。

 これが、国際財務報告基準によると、時価評価するやつとそうでないやつの2区分となるらしい。

 そうなると、時価評価しなくて良かった債券も時価評価が義務付けられるかもしれない。国債をしこたまもっている金融機関は、お国の調子が悪くなると、自分たちの財務諸表までおかしくなり、その財務諸表をみた投資家たちが株を叩き売ると株価が暴落し、、となることが予想される。これはまずい まずい

 ということで、おそらく邦銀さんたちのロビーストががんばったのでしょうね。記事の表題のようになるようです。

 この国債の評価をみて思わず信託大好きおばちゃんは思い出しました。

数年前 ASBJが「その他の複合金融商品に関する会計処理」を出しました。これは、仕組債みたいなものを買った場合、どう評価するかということを決めたものです。

この会計処理で、格付けが高い場合は時価評価しなくていいとしたばっかりに、仕組債を使って、デッドアサンプションをしたソフトバンクさんや武富士さんが、何百億もの損失を計上することになったいわくつきのものなのです。

この会計処理のなかに、なぜか、物価連動国債(消費者物価指数に応じて元本が増減するやつ)が含まれ、時価評価しなくていいよとなっていました。おかしいなあ。なんでこんなものがあるのかなあと思ったのですが、これもいっぱい物価連動国債をもっていて、時価評価して評価損が計上されたら困る人たち(たぶん、邦銀さんたち)がいたからではないのか、

今回もそれっぽいですしね。邦銀さんたちは、会計処理の変更により困ったことにならないように、日本だけでなくグローバルでもがんばっていらっしゃるのですね。

そのチカラを本来のビジネスにも生かして、どうか欧米の金融機関を蹴散らかしてください♪



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