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2009年9月 9日 (水)

立川志の輔師匠

昨晩、立川志の輔師匠の独演会を拝聴してきましたぁ。と、書いても、現況の落語ブームを知らない多くのブロガーの方は、暇なやっちゃなの一言で片付けられそうですが。いま、日本、というか、特に東京地方では落語が非常なブームです。

 大きなコンサートホールで独演会をされることも多い。しかも、大きなホールの独演会ほど、チケットが取りにくい。特に、昨晩拝聴した立川志の輔の独演会は、プレミアムチケットではないのかな。私は発売日当日の発売時間と同時にインターネットで予約したからとれたようなものの、15分で完売しちゃいましたから。

 コンサート会場というと、若いにいちゃん、ねえちゃんで埋まるようなものと想像されますが、さすがに落語となると、ファン層が幅広いですね。噺家が面白いことをいうと、ぶわーっと会場いっぱい笑いでうまり、しっとりと人情話をすると、しーんと静まりかえる。まるで、妖術使いのようですね。

 なぜ、こんなに落語がブームなんだろう。 一番大きいのは、プロフェッショナルな噺家が、なぜか、今、たくさん輩出されたんですね。

 大御所クラスだと 立川談志師匠や柳家小三治師匠ですね。その次で、一番油が乗っている世代というのが、志の輔師匠や春風亭小朝師匠、赤めだかという著書がベストセラーとなった立川談春師匠もチケットが全然とれない。個人的には、春風亭昇太さんのファンなんですけどね。とにかく、笑える。創作落語の展開が面白い。先日、舞台でざぶとんを船のようにして遊んでいた。

 この落語ブームと、1980年代からのお笑いブームとどう関係するのでしょうかね。

今も、ある意味、お笑いブームで、テレビにはお笑い芸人がでてくるのですが、彼らって、打ち上げ花火というか、コンビニ芸人というか、ぱっとうけて、あっというまに消えていく。やっぱり、芸がないし、芸を凌駕する華もない。

他方、いまをときめスター噺家の方々は、たしかに芸があるのですね。口ひとつで、何の小道具もなく、聴いている多くの人を、独自の世界に引き込んでしまう。お客さんは、噺家の声や手振りだけで、自分の頭の中にイマジネーションの世界を作り出し、笑ったり、しんみりしたりする。このようなチカラを持っている噺家は、凄く優秀なのでしょうね。アホではできない。しかし、利口や人は、間違っても噺家の世界には入らない。

 これだけお客さんが集まるから、スター噺家の収入は、いまはすごいかもしれませんが、彼らが入門したころは、これほどのブームでもなく、将来、多額の収入が稼げると思っていなかったのではないか。しかし、優秀な人材がたくさん入ってきたからこそ、今がある。優秀な若い人材が、なぜ、リスク覚悟で落語の世界に入ったのでしょうか。

おそらく、落語界は、普通の社会以上に徒弟社会で上下関係が厳しいような気もするのですが、それと同じくらいに実力主義的なところもあり、優れた人材は、兄弟子を何人もぬいて一気に師匠になれる。投下資本もそんなにいらず、自分自身の体と頭脳だけで勝負して、トップまで上り詰めることができ、かつ、腕があり、人気があれば、定年なんてなく、いつまでも仕事ができる。80くらいの現役の噺家さんもいらっしゃいます。

腕一本で、太く長く活躍できる世界だからなのかもしれません♪

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