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2010年3月12日 (金)

ほんまかいな 年金会計の改正

 今朝の日経のトップに「企業年金の積み立て 負債に一括計上」という記事があります。

ほんまかいな? 現行の退職給付引当金では、会計基準変更時差異(会計基準の導入に伴い生じた追加負債額)や数理計算上の差異(予定運用益>実際運用益のために生じた負債)などに関しては、いきなり計上せずに、一定の期間内にコンスタントに計上しましょうとなっています。

なぜ、このようになっているのかというと、これらの負債というのは、いま、企業に大きくのしかかるものというより、将来的に影響を及ぼす可能性が高いものであり、いまの財務諸表に計上するのはちょっとねというところがあるからだと思います。

たしか、いまの米国基準でも、日本の会計と同じじゃないけど、負債に一括計上というわけでもないような記憶があります。

IFRSの導入の議論で、負債に一括計上という議論があったことは承知していましたが、一括計上はやっぱりちょっとねという議論もあり、インパクトの大きさを考えると、負債一括計上はないのかなあと思っていたのですが、

 ASBJHPを見に行ったところ、日経の記事以上の情報はとれませんでした。

 ちょっとあの記事の情報だけでは、どのようなものなのかあまりにもアバウトすぎてわかりませんね。お化けがでたぞと叫ばれて右往左往するのもあほみたいですし。

 今の年金制度がいずれ破綻するのは間違いない。会計で思いっきり負債計上を強制すると、少なくとも大企業はこのままではまずいので、年金制度を変えていくでしょう。

 年金制度が破綻する前に企業内で年金制度を変えていくことは望ましいことなのかもしれません。

 ひょっとして、この会計制度の変更の背景にはお上の陰謀があるのかも?

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コメント

IFRSへの合流をするにあたって数理計算上の差異の処理の差はどうしても埋めないといけない部分だと言われているらしいです
会計基準変更時差異はIFRSでも5年の償却が認められていたと記憶していますが、今では変わっているのかもしれません
IFRSへの移行を会計基準の変更ととらえて、数年にわたる償却を認めるあたりで決着がつくのでは無いかと考えてます
JALの年金問題もありましたし、大幅な先送りを認める可能性は低いのではないかと

数理計算上の差異の長期償却が認められていたのは一括だとインパクトが強すぎるのと、長期にわたって影響することだからと言うのが建前だったと思いますが、実際には「将来(名目)運用利回りが持ち直せば消えるんじゃない?」といった考えが強かったのではないか、と言うのが個人的な考えです。

投稿: Mio | 2010年3月13日 (土) 14時40分

ほんまです。
米国では、すでに会計基準FAS87号を改正し、年金資産又は負債の全額を即時計上することを求めた米国財務会計基準FAS158号「定額給付年金及びその他の退職後給付制度の雇用者の会計(Employers’ Accounting for Defined Benefit Pension and Other Postretirement Plans)」が、2006 年12 月15 日以降に開始する会計年度から適用されている。

投稿: AY | 2010年3月12日 (金) 17時46分

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