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2010年4月12日 (月)

売上1,000枚で売上200万円の音楽家

日経ビジネス20044.12の特集は「ツイッターが震源 エンタメ産業100年目の転換」です。

 出版業界がインターネットの進展で旧来のビジネスモデルでは立ち行かなくなりつつあるのと同じ状況がレコード業界にもあるようです。

 矢沢永吉が昨年の紅白にスターして登場したのが記憶に新しいのですが、彼は、大手レコード会社との契約を終了して、独自のレーベルを作り、カルチュア・コンビニエンス・クラブと契約を結ばれたようです。

 なぜ、大手レコード会社との契約を終了したのか。CDが売れなくなってきたから。インターネットから好きな曲だけダウンロードすればいいからね。先行き暗いレコード会社とつきあっても、ビジネスとしてしんどいだけだからなんでしょうね。

 彼の行動の先をいっているのが、マドンナ。彼女もレコード会社との契約を終了させ、契約したのが、興行大手のライブネーションで契約金が112億円くらいらしい。

 彼女のビジネスモデルは、ヒット曲を売って稼ぐというより、ライブで稼ぐという方針。インターネットが発展しても、ライブの臨場感には勝てませんからね。インターネットはライブに客を引き寄せるための宣伝媒介なのかもしれません。新しいようにみえて、芸人としては、先祖帰りしているようにもみえます。

 この特集ではマドンナや永ちゃんのような大スターだけでなく無名の才能ある音楽家がより多くの収入を得るためのツールとしてインターネットは機能しているようなことが紹介されています。まつゆきあゆむさんは、28曲分の電子ファイルを2,000円で独自に販売して1,000枚売れたらしい。売上200万円。従来は1,500円のCDを売っても印税15円。

ニッチな分野のコアなファンをつかむことができると、ほとんどコストをかけることなく(宣伝はツイッターやユーストリーム)、それなりの収入を得ることができるようです。

 優れたソフトウェアを生み出し続ける個人が利益を受けるのがインターネットだと思っていたのですが、やっぱりそうなんですね。ただ、レコード会社や流通は、どうやって生き残っていくのでしょう。昔いた恐竜のようになっちゃうのか。ソフトウェアを乗っけるツール(CD)の大量生産で築いたノウハウは転用不能なものなんだろうか。

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