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2010年5月14日 (金)

100%子会社から親会社への資産の無償移転 2

平成22年の税制改正で法人が株主である100%子会社間の寄付金に関しては、寄付をした者は、寄付金は全額損金不算入、寄付を受け入れた者は全額益金不算入とされました。

ただ、個人が100%法人Aの株式を保有し、その法人が100%別のB法人を保有しているような場合の A法人からB法人への寄付に関しては、損金不算入の規定の対象にならないのではないか、そのように読めるような条文があり、専門雑誌に原稿もあったので、きっとそうだろうなと信じていたところ、そうじゃないみたいといううわさが流れ、パンピー税理士は、戸惑っています。

さて、この記事では、前回の論点の続きを書きます。すなわち、100%子会社から親会社に寄付をした場合の取り扱いと、法人税基本通達の関係です。

条文から考えると、100%子会社から100%親会社に寄付をした場合は、子会社側では、寄付金の損金不算入 親会社側では、寄付受入金の全額益金不算入と読めるのです。

でも、従来から次のような通達がありました。

1-5-4       資本等取引に該当する利益等の分配

法第22条第5項《資本等取引の意義》の規定により資本等取引に該当する利益又は剰余金の分配には、法人が剰余金又は利益の処分により配当又は分配したものだけでなく、株主等に対しその出資者たる地位に基づいて供与した一切の経済的利益を含むものとする。

株主等に対してその出資たる地位に基づいて供与した一切の経済的利益を含むというと、寄付も含まれるのではないか。そうすると、100%親会社に対する寄付は配当になってしまうのではないかと考えられるのです。また、そのように取り扱われるといわれる方もいらっしゃる。

仮に、通達の考えを優先させるならば、100%孫会社から、100%親会社に対する寄付があった場合はどうなるのか。直接的な資本関係がないので、こちらも配当と考えるのはちょっと無理があるのではないか。

では、100%子会社から親会社への寄付は配当として取り扱い 100%孫会社から親会社への寄付は寄付金として取り扱われるのか。これも変ね。

うーん。100%資本関係間の寄付に関する取り扱いがよくわからない。どうすればいいのでしょうか♪

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コメント

いつも拝見、勉強しております。ありがたく感謝しております。以下の件、よろしくご指導ください。甲社資本金2500万.乙社1000万両社とも設計業。株主は10人程度で、すべて両社の株主です。両社とも同じ部屋に従業人が15人混在して席があり、両社長も並んで席についております。もちろん経費につてはその都度甲、乙峻別しておりますが、乙社の社長Bは甲社の副社
長を兼務し年収700万程度、乙より60万の年収。両社とも業績好調、納税し過去の税務調査では問題はなかったが、最近業績低迷により甲は2期連続赤字累計2000になった。今期決算で甲より乙に報酬すやり過ぎなので年俸半額約300円wえ事務y享禄費としてせくうしてきまつにけいkじょうした。しかっし乙しゃがアk字となるい。これこそ租税回避としもんだいにまるとのいけんもあった。この件なやんでおります、

投稿: 悩める経理担当者 | 2010年5月16日 (日) 14時04分

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