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2010年6月30日 (水)

サーバーはPEか

 昨晩で、ワールドカップの取り付かれたような追っかけは終わりました。

さて、今朝の日経に東証の目玉取引、不透明税制の壁 株式高速売買に二重課税の懸念 海外投資家が二の足という記事があります。

ヘッジファンドが、高速の発注が可能なサーバーを日本においた場合、そのサーバーが日本でP.E(恒久的施設)と認定されると、株の売買益に関して日本でも課税されるリスクがあるのですが、東証のコロケーションサービスを使って、証券会社のサーバー(たとえ特定顧客向けのものであっても)を利用して売買した場合は日本で課税をしませんよという神の声があったようです。

これが、コロケーションサービスに係る税務上の取り扱い 平成21115日株式会社東京証券取引所

記事では、東証だけというのは、いかがなものかというような論調で書かれていますが、税の世界の人間としては、この取り扱いの文書は結構、参考になります。

企業がサーバーを外国においた場合、それが、その国において必ずPEとされるかどうかというのはグレーゾーンの問題です。ポイントは、そのサーバーで何をしているのか?

以前、アマゾンが日本の税務調査で多額の追徴が課せられたようなことが話題になったと思いますが、このときの争点のひとつが日本に設置されたサーバーの存在だったと思います。

日本に自社のサーバーを設置して、そこで受発注等、ビジネスの重要な部分を行っていたらやっぱりPEととられるかもしれません。

で、このコロケーションのサーバーは、誰のものかというと、証券会社のものであり、投資家はサーバーを所有も賃借もしていないし、自由にサーバーを処分できない。投資家と証券会社の契約は役務の提供契約。 ある投資家のための特別仕様だからといって、それが問題になることはない。

外国投資家は、サーバー上でプログラムやパラメータのデータをアップロードしたり、発注を行う。プログラム等は外国投資家のもの。 プログラムはソフトウェアや電子データに該当する。 OECDモデル条約コメンタリーによると、 ソフトウェアと電子データの組み合わせであるインターネットのウェブサイトは、それ自体では有形資産を構成しない。当該ウェブサイトは、当該ウェブサイトを構成する当該ソフトウェアとデータに関する限り、建物またはある場合には、機械もしくは設備のような施設が存在しないため、事業を行う場所を構成しうる場所を有していない。

つまり、外国投資家が保有するのはプログラムだけで、 プログラムをいれる箱をもっていない。プログラムだけではP.Eを構成しない。したがって、このようなケースの場合は日本では課税されることはないということでしょうか。

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2010年6月29日 (火)

今晩の東京タワーは、SAMURAI BLUE

 今晩の東京タワーのライトアップは、SAMURAI BLUEだそうです。

 なんか、そわそわします。必勝祈願で、近所の神社にお参りに行こうかと真剣に悩んでしまいます。

 どーぞ、 日本が、ベスト8に進出できますように!

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2010年6月28日 (月)

日本一楽しい職場 ベネッセ

最近、日経ビジネスの特集が面白いです。6月28日号は日本一 楽しい職場

働く人が楽しくなけりゃ、お客さんも楽しくないから、利益を継続して稼ぎ続けることは難しい。だけど、これって簡単なようで難しい。楽しいは、甘えにつながりやすいから

ここで、ベネッセ「進研ゼミ」中学講座の業績をV字回復させた成島さん(女性)のお話が紹介されています。

この人は、ちょっと発想が違うんでしょうね。

たとえば、進研ゼミというのは通信講座だけど、営業ツールとしてDM(ダイレクトメール)を送っていた。誰に送るかというと中学校にいく生徒たちの家庭。誰が顧客なのかを調べるツールとして住民基本台帳を閲覧していたけど、これが難しくなった。じゃ、どうするか。

そこで学生服の会社(必ず、新入生が顧客になる)と手を組んで、一緒に営業しましょうと持ちかける。そして、本当に実行し、成果を挙げている。

たとえば、新たに進研ゼミは難関私立講座という商品を開発した。これは、顧客層が絞られてくるので、絞られた顧客層をめがけて営業をしないといけないが、どうすればいいのか実例がない。難関私立の合格発表の日に校門でちらし?を配る。これだったら潜在顧客にちらしが渡りますからね。

成島さんの手法は、そんなに斬新なものじゃないけど、過去の経験と実績にしがみついていないところがすばらしい。 実行して、結果をだすのは大変ですが、まず、今の顧客が何を考えているのか、どこにいるのか、どうすれば彼らに自分たちを知ってもらえるか、答えは、そこらに落ちているのですね。ただ、多くの人は、それに気づかないだけなのでしょうね。

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2010年6月25日 (金)

一次リーグ突破してしまった日本

デンマーク戦、勝って、一次リーグ突破してしまいましたよね。ワールドカップが始まるころは、どうせ日本はだめだからと思って、あんまし興味もなかったのですが、なぜか、カメルーン戦に勝って、オランダには1点差で負け、ひょっとすると思って、おそるおそるテレビをみていたのですが

 試合後のインタビューや記者会見を聞いて思ったのですが、勝って一次リーグを突破できたのに、不思議なぐらい冷静で、謙虚ですね。全員が地に足がついているような感じです。次のパラグアイ戦も もしかしたら そうしたら  

 今日はスポーツ紙が売れるだろうなあ。

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2010年6月24日 (木)

株式を対価とするTOB

経済産業省が会社法の法制審議会で、会社法の見直し案を提示されたようであり、この中にTOB関連の事項があるようです。

 TOBって何? 株式公開買い付け 相場より高い値段で買ってあげるからこの指とーまれっていうことなのかな。

 通常は、代金を現金で払うけど、会社から現金が出て行くのは厳しいから、自社株で簡単に払えるようにしてほしい。

 TOBをする会社としては、自己株式を財源に充てようと考えていらっしゃるようです。自己株式を譲渡した場合は、税務上は資本取引になるから譲渡益に課税されないしね。

 でも、TOBに応じる側はどうだろう。A株と交換にB株を受け取る。もちろん、B株が上場しているならば、市場で売却してすぐ換金できるけど、B株が上場株とは限らない。株を譲渡した場合は、株の譲渡益に課税されるけど、対価を株でもらった場合は、換金できないから税金の払えないケースがあるかもしれない。株式交換だったら課税の繰延は可能なんだけど、TOBと株式交換は違うからね。

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2010年6月23日 (水)

なぜ日本はiPadを生み出せなかったのか

 WEDGE 7月号の特集は「なぜ日本はiPadを生み出せなかったのか」です。

昔は、ソニーがウォークマンのような斬新な商品を開発して大成長したのに、なぜできないのか?

この特集をざーっと読んでみて、いわゆるカリスマ的な創業者じゃないと、リスクの非常に高い新規事業に長期間投資をし続けるのは無理だからなんだろうなと思います。サラリーマン経営者の場合は自分の任期を大過なく過ごしたいと思うから、思いきった投資に二の足を踏む。

日本はひとつひとつの技術力は凄いが、それらを組み合わせて完成品を作ることができる会社はサラリーマン大企業ばっかりだったからなのかな。

ソニーの全盛時代も、盛田さんという立派な経営者がいらっしゃったし、。

特に心に響いたのは、スティーブ・ジョブスは、自分の作った会社をいったん、追い出され、それから、復帰し、不死鳥のように蘇ったこと。「失敗をしなくなったとき、逆に成長は止まるのではないだろうか。」失敗はいろんなことを教えてくれるからね。

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2010年6月22日 (火)

信託大好きおばちゃんブログはグローバル

信託大好きおばちゃんは、2005106日(そんな昔だったのか)に誕生して、今年の106日に5つになります。

 幼稚園で、女の子なのにブルーのスモッグを着せられて、なんともいえんコンプレックスを抱え、それゆえにみんなと仲良くお遊戯もせず、ぼーっといろんなことを観察して日々をすごしています。

 といっても 現在で165万ヒットはしていますから、めだたないように息を詰めるように生息していたのですが、まったく無視されているようでもない。

このブログの運営にあたって、ココログを利用していますが、このプラス会員(有償会員)になると、アクセス分析の機能が充実して、どのような方々がやってきて、どのような記事をご覧になるのか、なんとなく、わかります。

東京からのアクセスが44.4%、言語設定は日本語が96.6%

言語設定は、その次に英語、中国語、韓国語と続きます。

たまーに生ログをみていると、信託大好きおばちゃんブログを英語や中国語、ハングル語に翻訳して読んでいらっしゃる方がいらっしゃいます。これらは、おそらく外国の方なんでしょうね。

外国語に翻訳されているブログの記事はどういうものかというと、具体的にあげちゃうとまずいので差し控えますが、おばちゃんブログの国際ネタではなく、べたべたのローカルネタで、少し専門性の高い信託の話となってくるようです。なんで、こんなネタを翻訳してまで知りたいのだろうと考えると、おそらく、その人は、その国において信託周りの仕事をしていらっしゃる。そして、これからその国で、このブログで紹介したようなことをやってみようかと検討していらっしゃるのではないかなと。以前、このブログで、ある国のそれなりのポジションの方から信託に関して非常につっこんだ質問をいただいたこともあるのでそのように解しております。そのように考えると、たかがブログ、されどブログですね。身が引き締まります。だって、世界のどこかの国で、おばちゃんブログを参考にビジネスが生まれるかもしれないから。

だからといって、今後も思いつきで書いていくという基本方針は変わりません。別にお金をもらっているわけじゃない。主義主張の展開に命をはったものでもない。たかがブログ。 されどブログ。 書き手がこの世から去っても、ココログさんが消滅しない限り、ネットの世界をふらふらとさまよう不思議空間 そんな存在に信託大好きおばちゃんはなりたい♪

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2010年6月21日 (月)

楽天は英語が公用語

日経ビジネス 2010.6.21の特集は「楽天、「敵は世界にあり」」です。

 楽天は社内の公用語が英語になり 毎週、朝一番で開かれる朝会で三木谷さんは英語でスピーチされるらしい。

 突然、公用語が英語になっても社員は困る。そこで、英会話教室を開いてベルリッツが一括で受注されたようですが、凄いと思ったのは、会社が一切受講料を負担しないらしい。ベルリッツは料金が非常に高いので、大幅にディスカウントしているようですけど。

ベルリッツ側としては、大幅ディスカウントしても大量に受注できたらペイできますし、継続して仕事がもらえる可能性もある。楽天側としては、コスト負担の増加にもならない。従業員にしわ寄せがくるけど、生き残れないならやむをえないということか。

 楽天市場では、日本語ウェブページの自動翻訳サービスを提供しているようです。記事では、仙台市の時計屋さんが事例として挙げられており、英語のHPを作ったことにより外国向けの売上が増加したらしい。ただ、時計屋さんの売上が増加したのは、自動翻訳サービスを利用しただけではなく、質問に対して丁寧に英語で答えていらっしゃるようです。 外国人は、英語に対応しているかどうかで、買うかどうかを判断し、対応できるなら、欲しいものだったら、少々高くても買ってくれる。

 また、英語に不案内なだけど、専門家に依頼するほどのコストも払えない人に対しては、日本在住の外国人や元駐在員の奥さんを紹介し、リーズナブルなお値段で英語への対応のサポートをしてもらえるようにマッチングしているようです。

 この感覚ですね。楽天が成長しているのは♪ 自分たちの目標(グローバルな企業になる)を 徹底的に低コストで実現させていこうとしている!  数ページですが、非常に参考になります!

 

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2010年6月18日 (金)

冠詞のむずかしさ 総合英語フォレスト

 最近、2,3週間に一度、英作文の宿題をして、いかに、自分に英語能力がないことを思い知らされている信託大好きおばちゃんです。

 中学校や高校であれだけ勉強した英文法が、数十年後に溶けてしまって、めちゃくちゃ。特に 冠詞 (a とか an とか the)がだめ。これらを適切に文章に入れ込むことができず悩んでいます。いえ、頭の中には知識としては入っていて、aなら不特定単数 theなら特定 でも、日本文を英訳し、その文章の中でどちらの冠詞をいれるのか否かと考えるとわからなくなってしまいます。

 どうしようかと悩んでいたときに、以前教えてもらった英文法のベストセラー「総合英語フォレストForest」を本棚からだして、冠詞のところを調べてみました。

 a/anは「ほかと区別がつく1つのまとまったもの」theは「ほかとはっきり区別がつくもの」冠詞がつかないものは「1つのまとまりとしてとらえることはできず、どれとはっきり決めることもできないが とりあえず存在するもの」

 うーん。これが「PART1基本」のところのエッセンスです。 なんとなくイメージはつかめます。

PART2理解する」では、詳細に冠詞の使い方が書かれています。読めば、そういえば昔習ったなあという記憶がよみがえりますが、しっかり自分のものになってない。

 なるほどなと思ったのが 「駅への道を教えてください」 は、

       Please tell me the way to the station

× Please tell me the way to a station.

なぜなら、見知らぬ人に道で駅の場所を尋ねる場合でも、行きたい駅は一番近い駅であることが常識的に判断できるから。 つまり、the station とは the nearest stationの意味合いであり、形容詞の最上級や only, first, last, sameなどで限定されている名詞や、句や節によって特定されている名詞とともにtheは使われるからだそうです。

こう書かれると なるほど、そうだったのかとなるわけです。といっても、なかなか進歩しないねえ。

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2010年6月17日 (木)

船舶ファンド

今朝の日経の企業面に「2000億円の船舶ファンド」という記事があります。

船をオペレーション会社が直接保有したり、子会社で保有すると、貸借対照表が両膨らみになるし、いろんなリスク(船を持っていることから生ずる所有者責任のようなリスクも含む)があってかなわないから、自社やグループ会社で持たないという傾向があるようです。でも船でご飯を食べる会社だから、どうしても船を使用しないといけない。そこで、証券化という方法があるのですが、昨今、証券化しても連結されてしまう可能性が高い。愛媛の船主から借りるという方法もあるけど、愛媛の船首も資金調達に限界があるから、需要に応じてどんどん船を持つのも難しい。

そこで、豊富な資金が調達でき、かつ、オペレーション会社の連結財務諸表に計上しない方法として以前から注目されていたのが船舶ファンド。これは投資家からお金を集めてきてファンドが船舶を所有し、それをオペレーション会社に投資するという方法です。実際には直接ファンドが所有するのではなく、子会社みたいなのを作ってそこが所有することの方が多いようですが。

このファンドへの投資はどうやらハイリスク・ハイリターン的なもののようです。

まず、船の賃料が景気に左右されて変動する。長期契約の賃料なら、ある程度賃料が安定するけど、スポットの契約は、景気の影響をもろにうけてしまう。

そして、以前、チラッとうかがったことがあるのですが、船の値段が賃料以上に景気に左右されやすく、ファンドなどを設定する段階では、売却する時点での船の値段を読むことが非常に難しいようです。

だから、ひょっとしたら大儲けするかもしれないけど、すってんてんになる可能性も高い。ホントウの余裕資金じゃないと、投資するのはちょっと怖いですよね。

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2010年6月16日 (水)

老朽マンション 8年後20万戸超

今朝の日経の東京・首都圏経済面に「都内、建替え推進 老朽マンション8年後20万戸超」という記事があります。

 私自身も関西に築40年くらいのマンションを持っていますので他人後とではありません。

 記事によると都内で築40年以上のマンションは2008年で5万4,000戸、2018年で24万5,000戸 全国で20年後に築50年以上の老朽マンションが94万戸にのぼるようです。

 将来的に人口は減少するし、それでも、続々と新築マンションが作られていくので、どう考えても、居住者のいない部屋がどんどん増えてきて、スラム化していくと思うのです。

 やだなー おばーちゃんになったときに化け物屋敷のようなマンションで、よれよれになって生息するなんて。

マンション、特に中古マンションを買う場合、管理のいいマンションを買えといわれますが、管理のいいマンションというのは、外部者にはなかなかわかりづらいところもあります。掃除が行き届いていれば管理がいいとも考えられますが、管理組合がうまく運営できているかどうかなんて、理事会の議事録をひっくり返しでもしないとわからないですしね。それに理事会や住人というのは入れ替わりがありますから、最初はよくても20年たったら最悪ということだってありますし。

 で、記事によると円滑な立替のための法制度を議論するための任意組織も設立されたようです。

 でも、建て替えってそんなに簡単に決まるものじゃない。容積率があまっているような建物だったら、コストがあんまりかからずに建て替えできるようですけど、それでも、数年は別の場所に居住しないといけないから、仮住まいの場所とお金の確保が必要だしね。制度が改善されても、現実的に建替えが実行できるかどうかは、建物の状況と住人の心と懐次第。

 またまた、記事を引用すると「港の助成制度の対象は、分譲の団地で建て替えを検討する管理組合、建替え方法などを助言するコンサルタント会社や税理士などに支払う費用や居住者向けの説明会の開催経費の3分の1を補助する予定だ。」 税理士に払う費用? この費用を払うのは誰なんだろう? 各住人か? 管理組合か? それとも? ここに税理士のビジネスチャンスがあるんだ♪ でも、誰が払うかがわからないと営業できないなあ。

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2010年6月15日 (火)

はやぶさ君 現況 (6月15日 午前7時現在)

いやーはやぶさ君のおっかけを昨日(寒かった)ときどきして、夜が明けたら、ワールドカップで日本がカメルーンに勝っていましたね。 驚きました。

 さて、はやぶさ君

614 1741分(日本時間)発信>日本時間20106141608分、はやぶさカプセルの回収作業を完了しました。なお、現段階でカプセルは破損していない模様です。

 <614 1505分(日本時間)発信>熱シールドの捜索結果に基づき、WPA内にて発見しました。明日以降、熱シールドの回収作業に入ります。  カプセルとはまた別の、工学の宝物が発見されました!ビーコンも出さない、とても見つけにくいものをよくぞ!素晴らしい仕事です!(IES)

http://twilog.org/Hayabusa_JAXA

昨日熱シールドが何で必要なのかわからないというようなことを書きましたところ Eさんから的確なコメントをいただきました。

熱シールドは自分自身が溶けることによって、本体を守るものです。熱シールドが回収できれば、どの程度溶けたか、どのように溶けたかがわかり、総合的な評価が出来、以降の開発に役立てることができます。

このはやぶさ君が有名になった要因の一つとして、はやぶさ君の冒険日誌の存在があるのですが、このストーリーの最後の方に「最後の試練」という章があり、カプセルが分離されて地球に落ちていく行程が書かれています。引用させていただくと

「ぼくは思いきってエントリーカプセルを切り離した。計算通りの角度、速度で、カプセルは地球へと向かっていく。 ―――――― 溶けないでくれ。壊れないでくれ。通信の途絶えたカプセルを僕は祈るような気持ちで見守る。やがて、カプセルと通信ができるようになった。熱い外側の殻をはずし、身軽になったカプセルは十字型のパラシュートを広げ、ゆっくりと砂漠に着陸した。」

この熱い外側の殻が熱シールドなんでしょうね。

この物語は、童話のような形で進行していますが、高度な科学を知らない人でも何をやっているのか理解できて、かつ、感動してしまう。

ぜひ、ご一読を

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2010年6月14日 (月)

はやぶさ君 現況 (6月14日 午前7時現在)

 昨夜から にわかはやぶさ追っかけですが、 今時点でわかっている状況は次のとおり。

○ <614 0005分(日本時間)発信>ヘリコプターでカプセル本体を捜索した結果、WPA内において、目視により確認しました。posted at

00:14:40

○ ヘリコプターで熱シールドを捜索しましたが、現在発見に至っておりません。  明朝以降も捜索を行う予定です。

posted at 02:24:11

http://twilog.org/Hayabusa_JAXA

WPAとは、 オーストラリアのウーメラ実験場(Woomera Prohibited Area)らしい

熱シールド  たぶん、カプセルが大気圏に突入するときに凄く高温になるのでそれを防護するものだと思う。でも、カプセルだけでなくて、どうして熱シールドも回収が必要なんだろう?

 いまや国民的人気のはやぶさ君 国民栄誉賞ものだけど、当人(当宇宙船)は、本当のお星様になっちゃったからねえ。

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2010年6月13日 (日)

ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調

久しぶりにラフマニノフのピアノ協奏曲が聴きたくなって、近くのブックオフで、アシュケーナジのピアノ協奏曲第2番と第4番の入っているCDを買いました。

 ラフマニノフはロシアの有名な作曲家兼ピアニストです。ピアノ協奏曲は1番から4番まであって、この中で一番有名なのが2番で、その次が3番か。

 私は、実は、3歳のときからピアノを始めた人でして、高校生くらいまでは継続して練習していました。将来は音大に行こうかと思ったこともありましたが、運も縁もなくそれから月日は物凄く流れました。

 それでも音楽、特にピアノ協奏曲は好きなので、CDをよく買って聴きました。

 ラフマニノフのピアノ協奏曲の中でも一番、耳障りがいいというか、絢爛たる気分にさせてくれるのがこの2番ですね。

 アシュケナージが弾いているのですが、彼は、世界的に有名なピアニストで指揮者でもあります。ショパンコンクール出身。ただし、1位じゃなくて、2位だったのですね。それが不服で審査員のミケランジェリが審査員を降りたらしい。その後の活躍を考えると、ミケランジェリの判断は非常に正しい。

彼は、ショパンの弾き手として著名ですが、ラフマニノフも優れていますね。絢爛たる哀愁を超絶技巧で奏でますから。 

1楽章から3楽章まであるのですが、やっぱり、3楽章がいい。宝塚のレビューのフィナーレで大階段からスターが羽のついたど派手な衣装で降りてくるような

いや、もっと Magnificent ! 華やかで雄大な気分にさせてくれます!

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2010年6月11日 (金)

ファミリービジネス

経済産業省が「地域活性化とファミリービジネスに関する報告書について」をHPにアップされました。

ファミリービジネスっていうとかっこいいけど、日本に山のようにある同族会社のこと。

このファミリービジネスを、あなどっちゃいけませんね。

会社の寿命は50年くらいというようなお話を伺ったこともありますが、報告書によると日本において業暦100年を超える同族会社は2~3万社あるらしい。ちなみに欧州は6,000社、米国は800社 

創立200年を伝統企業が入会を許されているエノキアン協会に5社入会しているらしい。報告書からのコピペですがこの5社とは、

会社名    創業年        主たる事業

法師     養老2年(718)!   旅館業

虎屋     室町時代        和菓子の製造販売

月桂冠    寛永14年(1637)  清酒の製造販売

岡谷鋼機   寛文9年(1669)  商社

赤福     宝永4年(1707)  和菓子の製造販売

虎屋はBefore関が原 月桂冠は After関が原なんだ。

また、ファミリービジネスの業績は、非ファミリービジネスの業績よりもいいらしい。

        ファミリー      非ファミリー

売上高経常利益率  5.7%      4.5%

ROE       1.9%      0.2%

ROA       1.6%      1.0%

「日経ベンチャー20074月号」

ファミリービジネスが好調な経営面での特徴は、

オーナーが長期的な視点で経営

継続に向けた逃げない経営

迅速な意思決定が可能 などなど

ただ、コインに裏表があるようにファミリービジネスのいい面の裏側には、悪い面もある。

サントリーとキリンの経営統合の破綻が象徴するように、同族会社と上場会社は、同じ会社という鎧をつけても、根っこが全然違うから、一緒になることは無理だったのでしょう。

いずれにしても、この報告書は、ファミリービジネスって何ということを再考するに際して役に立つ情報が入っているなと思いました。

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2010年6月10日 (木)

ケイマン島

 ケイマン島というと、チェイスじゃないけど、カリブ海に浮かんだ島で、タックスヘイブンで有名です。だから、うさんくさいお金がいっぱいやってきて、村雲修次のようなカリブの手品師がビジネスをしているのかもしれません。

 さて、526日に 財務省が「ケイマン諸島との情報交換を主体とした租税協定

について基本合意に至りました」というプレスリリースをしました。

 脱税のお金がそっちにたまったら、情報頂戴ねという約束ができたということだと思います。

で、先日、ある方のお話を伺ったのですが、日本の対外投資が大きいベスト3の国はどこかというと、おそらく、多くの方は、昨今の状況から、中国あたりが入ってくると予想されると思いますが、1位が アメリカで 2位がオランダで 3位がケイマンだそうです。これには驚きました。ケイマンに凄いお金が既に日本から投資されているんだ。

じゃ、このお金は、みんな危ない系のお金かなと思ったのですが、よく考えてみると、外国籍の投資信託って、ケイマン諸島で作られているのが多いような気もするのです。そして、この投資信託っていうのは、大金持ちだけが買うのではなく、そこらのおっちゃん、おばちゃんが小金を投資しているものが多いのではないかなと。

ケイマンも普通の低税率国になりつつあるということは、危ない系のお金は次にどこに向かっていくのでしょうね なにせ、社会を動かしているのは、裏金の力だそうですから。

すべて、表にでてくるということは、絶対にない♪

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2010年6月 9日 (水)

またまた、中国人専用ホテル

今朝の日経に 山中湖畔に中国人向けのホテルを開業するという記事が載っています。

富士山ガーデンホテル本館

 記事によると8億円を投じ、建設途中で放棄された土地建物を購入して全面改修。

中国人の家族って3人(一人っ子政策だから)だから、3人向けの部屋を安価(1人あたり15,300円)で用意するようです。

 5,300円というと安いけど、このホテルのお客さんはほとんど団体客みたいだから、団体割引料金ということでしょうね。

 売りとして、露天風呂 以前、ニセコのホテルに泊まったときも、いっぱい中国人の方が露天風呂で楽しそうにしていらっしゃったから、お風呂を売りにするのは正解でしょう。というか、中国にはおそらく日本の大浴場に相当する清潔で気持ちのいい憩いの場というのがあんましないのではないかな。

 以前、この記事でも書いた中国人専用ホテルは、札幌という大都会のビジネスホテルのようなものだから、ビジネス客もターゲットに絞れるので、年中、稼動できると思うけど、

 山中湖のホテルというのは、季節が限られていますよね。富士山観光需要といっても、旅行の最盛期と思う旧正月って真冬だし。山中湖近辺にスキー場でもあればいいけど。

 いやいや、調べたらスケートリンクがあった。

 富士山って、中国の人にとってそんなに見たいものなのかなあ。これって長年、悪い国と教えられてきた日本の象徴でしょ。観光で来る人にとっては、そんなこと関係ないのかもしれないけど、でも、団体旅行(たぶん国がしっかり管理している)だから、政治リスクに敏感に反応しそうな気もする。

 と、ネガティブなことばっかり考えていたらビジネスなんってやっていられません。明らかに新しいビジネスチャンスの到来なんですから 中国人のニーズにこたえるサービスが提供できて、継続して集客ができる太いパイプを作れるかが鍵なんでしょうね。

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2010年6月 8日 (火)

実務解説 遺言執行

 NPO法人 遺言・相続リーガルネットワーク編著の「実務解説 遺言執行」

という本があります。

 相続の本やら相続税の本やらは山のようにあるのですが、遺言執行に特化した本は非常に珍しいようです。ニッチな分野に特化した本が売れているのかなと思って、最後のページをめくったら 平成211118日初版発行で、平成22325日 初版第3刷発行のようです。

 遺言執行者は何をするのかというと、本から引用させていただくと「遺言書に従って遺産を相続する人に実際に財産を移転する作業を行います。」

 遺言執行者が不要なケースも多いのですが、民法で遺言執行者がある場合は、相続人は、相続財産の処分その他遺言の執行を妨げるべき行為をすることができないと規定されており、またまた、引用させていただきますと「遺言執行者は、遺言者に成り代わって、遺言者の意思を実現するためにそれを妨げる行為を排除しうる権限を有する者であるから、遺言執行者を指定しておけば、遺言者は安心して自らの意思を遺言に託することができるのである。」だそうです。

 遺言執行者は弁護士や信託銀行だけでなく、税理士だってなることはできます。でも、なってしまえば、責任をもって仕事をしないといけない。何をするのか、どうすればいいのか、どのような問題があるのかということを、豊富な判例等を使って、網羅的に書かれています。

 遺言執行人に就任したら、相続財産を調べあげて相続財産を自分のところで管理する必要があります。たとえば、被相続人の預金の場合、

 

 通帳や届出印鑑等をすべて預かることが重要で、金融機関に対し、遺言執行者の同意がなければ、払い戻し等取引ができないように通知をしておくべきだそうです。

 そして、受遺者に預金債権を引き渡す手続きなのですが、方法としては、預金を解約してお金を渡す方法と、預金の名義変更があり、どちらにするかはケースバイケースです。  

ありがたいなと思うのは、これらの手続きをするために必要な書類が何かが記載されていること、また、遺言執行者の払い戻し請求を銀行に拒否され裁判となった結果、遺言執行者が勝った事例も記載されています。備えあれば憂いなし。

 相続というマーケットは、絶対になくなりはしない。相続関連のビジネスというのは頻繁に生ずるものではないから、実務家にノウハウがたまりにくい。だから、いざビジネスを引き受けるとなると、戸惑いも多いので、このようなニッチな分野に特化した本へのニーズが、概説書よりもあるということなのでしょうね。

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2010年6月 7日 (月)

古民家再生事業

以前、このブログでも書いた信託を利用した古民家の再生事業に関して、いくつかの専門誌等で最近紹介されているようです。

 レトロな古民家を維持し、次世代に承継するということがいいことだと思う人は多いと思うのですが、所有者の立場で考えてみるとコストがかかって大変だという問題もあります。

 でも、もし、コストの負担が軽減されるなら、古民家を維持し、次世代に引き継がせたいと思われる方もいらっしゃると思いますし、古民家に住み続けるということは、エコという観点からも望ましいものだから、このような動きを促進させたいという政策サイドの希望もあると思います。

 古民家をオーナーのコスト負担なく改修、維持させるための方法のひとつとして信託を利用したものがあり、実例がでてきているようです。

 スキームとして、オーナーが古家を信託します。受託者がマスターレッシーと賃貸役契約を結び前払家賃を受け取ります。このお金で、古家を改装します。マスターレッシーは、店子を探してきてサブリース契約を結び、店子が古家に住み、家賃を払います。受け取った家賃でマスターレッシーは先に払った家賃の回収にあてます。受託者は、前払家賃を工事費や租税公課、信託報酬の支払いに充てます。信託期間が終了すると、古家はオーナーの元に戻りますというもの。

 なぜ、直接オーナーが古家を改装して賃貸しないかというと、オーナー自身がお金を調達するのが難しい場合が多いからではないでしょうか。また、なぜ、信託を使うかというと、マスターレッシーの支払った前払家賃がきちんと改装費等の支払いに当てられ、かつ、事業を継続してもらわないと、投下資本が回収できなくて困るからということだと思います。ですから、マスターレッシーが信託受益権に質権を設定しています。

 また、マスターレッシーがどのようなスキームでお金を集めてくるのか気になっていたのですが、どうやら、LLP(有限責任事業組合)を組成してお金を集めているようです。

 LLPはパススルー課税ですから、たとえば、組合員が100万円出資して、それを、前払家賃(10年分)に充てたら、その組合員の仕訳(総額法の場合)は、

 前払家賃 100万円  現金  100万円

家賃15万円を受け取ったら

 現金  15万円   受取家賃15万円

1年間の支払家賃の発生分として

 支払家賃 10万円  前払家賃 10万円

というようになると思うのです。

LLPを投資のツールとして利用したのは、このようなパススルー課税が適用になるのと一定の要件では金融商品取引法上のみなし有価証券にLLPの出資が該当しないからのようです。

実例がでてきたといってもまだパイロット段階のようなもの。でも、やってみなければ、事業も時代も動いていきませんからねえ。

参考資料

月刊プロパティマネジメント(20104月号)「大阪不動産コンサルティング事業協同組合が不動産信託を活用した古民家再生事業を実施」

住宅新報2010511日号「「古民家」を再生 新スキームに不動産信託モデル化に成功」

ニッキン64日「不動産コンサルと信託会社 不動産信託を活用 「古民家」を再生へ」

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2010年6月 4日 (金)

金融と法 企業ファイナンス入門

今朝の日経の1面下の書籍広告のトップは、大垣尚司さんの「金融と法 企業ファイナンス入門」です。

 大垣さんは、銀行マンや生命保険会社の役員等を経て、現在は立命館大学大学院法学研究科教授をなさりながら、住みかえ支援機構の代表理事もおやりになっていらっしゃいます。豊富な実務経験の裏打ちのある学者にして、経営者。天才というか、はっきりいって、化け物系ですね。

 その大垣さんが立命で講義された内容を網羅したような本がこの著書です。私自身も以前、大垣さんの講義を拝聴していたのですが、とにかく、面白いですね。 何をいってるのか頭にすーっと入るのですよ。授業後に、何を学んだのか、文章として自分なりにまとめることができる。どんなにすばらしい先生のお話でも、メモは残っても、頭に残らなかったら時間の無駄でしかありませんからね。

 ファイナンスの定義として、「企業や家計が事業や生活を営む上で生じる資金の過不足を第三者との間でやりくりすること」とまずお書きになっています。

 大垣さんは以前、生命保険会社の役員をおやりになっていたので、生命保険に特化して、この著書を追いかけていくと、

 ファイナンスの血液はお金(キャッシュフロー)であり、ファイナンスの世界においては何でもキャッシュフローの額で評価することになっています。

 だから、命の値段だって、お金で評価する。でも、命の値段なんて、いくらかなんて誰もわからない。人によっては、「私なんぞに何の価値もありません」と謙遜するだろうし、強気な人は国家予算規模のことを言うかもしれない。これでは裁判所も困るから、保険契約は自分で決めてくださいということなっている。つまり、自分で保険金の額を決め、保険料を支払う仕組みになっています。

 では、その保険料はどのように決めるかというと、ベースは生命表に基づいているようです。ただ、これらの数値は、予想に基づくので、実際には異なることが多いです。予想よりも寿命が長かったら、一般的な生命保険金の場合、生命保険会社は得をするが、年金保険の場合は、損をします。

生命保険会社は、契約者からお金を集めてきて、長期で運用し、保険事故等が発生したら、一定のお金を払う仕組みであり、もし、保険会社が倒産したら保険金が予想通りはいってこないので、契約者は保険会社の信用リスクを負うことになります。

生命保険会社は保険料であつめたお金を運用してますが、銀行と異なるのは、銀行の場合は、貸付のための営業がいっぱいいて、信用リスクのチェック等に多くのマンパワーが使われますが、生命保険会社では、負債を集めてくるための営業がいっぱいて、集めた莫大なお金は、少数の運用担当者がリスク分散をベースに運用をしています。

資産の運用期間が負債の期間よりも長いものはほとんどないことから、負債より短い期間の資産を上手に運用するかが重視され、これは、銀行とは正反対(資産の期間>負債の期間)の特徴だそうです。

というように、単に学問的にファイナンスって何ということにとどまらず、金融機関が、どうやってお金儲けをしているのかというあたりまで書かれているので、(大垣さんの講義では、これからどうやって稼いでいけばいいのかまで、踏み込んでいらっしゃいましたが)ほんとうに面白い一冊だと思います。

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2010年6月 2日 (水)

SG信託銀行のフランス映画祭プライベートパーティ

 信託大好きおばちゃんの家には、ときどき、ダイレクトメールで多様な雑誌(無料)が送られてきます。ほとんど、はらっとながめたらゴミ箱行きなのですが、DAZZLEという雑誌(シャネルやグッチのようなブランド品の広告がほとんど)の目次にふっと目がとまりました。

「ソシエテジェネラル(SG)信託銀行によるフランス映画祭プライベートパーティ」

 今年の3月にフランス映画祭2010が日本であったようですが、そのイベントのスポンサーであるソシエテジェネラル信託銀行さんが、お客さんとジェーン・バーキンさん等映画関係者を呼んだプライベートパーティを開いたようです。

 記事によるとソシエテジェネラル信託銀行さんは、プライベートバンキング業務を主軸とする日本唯一の外資系信託銀行。

 こういうプライベートパーティといえば、たとえば、エルメスが新しい店をオープンしたようなときに、いいお客さん(バーキンやケリーをいくつも買うような人)を呼んでパーティをすることは知っていたのですが、映画祭のスポンサーに信託銀行がなってお客さんを呼んでパーティをするというのは初めて知りました。呼んでくれたお客さんが喜んで、投資信託を10億円くらい買ってくれるのかどうかはわかりませんが。

 富裕層というカテゴリーの人たちは、日本にもそれなりにいらっしゃり、彼らをお客さんにするにはどうすればいいのかということを日夜考えていらっしゃる方がいっぱいいらっしゃると思いますが、商品販売と直接かかわらないことに、それなりにお金をかけ、お客さんの心をとらえようとする活動はどれくらいの成果があがるのだろう。

 プライベートパーティに呼んでもらい、有名人と握手する?ことは虚栄心をくすぐるとは思うけど、富裕層の人たちは、なれていると思うし、フランス映画が好きな人は富裕層の中でも限定されると思うし、この販促活動の結果、日本の信託銀行よりもソシエテジェネラルの方がいいからチェンジしますというお客さんがあらわれるようなものなのかなあ。

 信託銀行のパーティでなく、バッグやドレスのブランド会社のパーティだったら、販促の結果、どかんと商品を買ってくれる効果はあると思うけど。

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2010年6月 1日 (火)

30億円は、寄付じゃなく、著作権の対価

 525日に知財高等裁判所の判決があり、岡三証券が子会社に支払った30億円の支払いを子会社に対する寄付金とするお上の決定は間違いであり、著作権の対価だよという判決があったようです。

http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=07&hanreiNo=80216&hanreiKbn=06

岡三証券が子会社にソフトウェアの開発を委託し、子会社からの著作権の譲渡契約までの期間において開発費のようなものを支払っていたようです。

国税のお考えは、著作権は、当初は開発した子会社に帰属するけど、その後、開発費の支払いの都度?著作権が岡三証券に移転していたのだ。だって黙示の合意があったことを覆す証拠がないから。だから、著作権の譲渡契約の時点では、著作権は既に岡三証券にある。それなのに30億円払うのは、著作権の対価じゃなくて、子会社に対する寄付金だ!。

ちなみに岡三証券は連結納税を採用しているので、子会社に対する寄付金は全額損金にならないのですね。

でも、知財高裁の判決は異なっていて、そもそも、著作権というのは、作ったときに発生して、作った人に帰属するものであり、お金を払ったら、たちどころに権利が移転するというものではない。黙示的に著作権が譲渡しているなんて証拠なーんもないよ。だから、国税のお沙汰は間違っている! というようなものだと思います。

まだ、ポイントだけ、つまみ読みをしている段階ですが、高裁の判決は結構、お上に対して厳しい。 失当である!を連発していますから。まるで、あんた、税金のプロだけど、知財はシロートねといってるみたい。

ちなみに地裁では、お上が勝っていたのですね。この30億の取引の後ろには、子会社の不動産の含み損の問題があり、税負担のない資金移転をしたいという考えがあったらしい。この辺から、地裁では、寄付金という処理をしたお上の判断は正しいということになったようだけど、知財高裁では、問題とならなかったのです。

知財高裁にもっていったのは、岡三証券の作戦勝ちだったのか?

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