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2010年7月28日 (水)

生命保険信託

 今朝の日経に「中央三井とプルデンシャル、国内初の「生保信託」商品

受取人や時期を生前に設定、高齢化ニーズに対応」という記事があります。

 やっぱりね。いつか、これがでてくるのだろうと思っていましたが。生命保険信託というのは、簡単に言うと、生命保険金を受取る権利のようなものを信託して、受取人(家族以外でもOK)や受取り方(医療費や学費など使途指定OK)をオーダーメードで作りましょうというようなことができるものです。

生命保険信託って、いちおう、相続税法基本通達にも登場しています。

92-7  生命保険信託いわゆる生命保険信託に関する権利については、生命保険契約に関する規定(法第3条及び第5条)の適用があることに留意する。

記事を引用すると

人口の高齢化が進んでいることに対応する狙いもあるようだ。例えば、認知症の配偶者に保険金のうち一定額を月々生活資金として交付したうえで、配偶者の死後に残余財産を渡す人も指定できる。また保険金を渡したい家族が未成年だったり障害があったりして財産管理に不安がある場合などにもニーズがあるとみている。

この配偶者に一定の生活資金を交付して、死亡後、誰かに残余財産あげるというような信託は受益権が複層化されているといわれており、配偶者が有する受益権は収益受益権、残余財産をもらう受益権は元本受益権ともいわれてます。

このような場合の課税関係は、相続税も所得税もひっくるめて、現状では、非常にわけがわからないのです。だから 税金よーわからんという法的不安定リスクがあります。

株式流動化信託といい、生命保険信託といい、受益権の複層化前提の商品が設計され販売されそうですが、来年にはこの辺の手当てをしっかりやるんでしょうかねえ。わたしも、いろいろ思うことはあるのですけど、どうすることもできない。何とかしてくれーと、誰か(関係者)に向かって叫んでみました♪

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